2021/8/26放送
世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井誠です。継続は力なり。聖書を一日一日と読み進むなら、不思議にも自然に養われるものがあります。今日も聖書を開いてまいりましょう。今日は、ペテロの手紙第二 2章21節から「義の道を知っていながら」と題してメッセージをお伝えいたします。
「義の道を知っていながら、自分たちに伝えられた聖なる戒めから再び離れるよりは、義の道を知らなかったほうがよかったのです。」
昨日は、殉教間近にしたペテロが、信仰の霊的な成熟に進むように、信仰を極める歩みをするように勧めていたことを教えられました。いのちと敬虔を深め、神のご性質にあずかるように霊的な高嶺を目指して進むことだというわけですね。
ことに、上に立つ者、牧師や教師と呼ばれる人は、誰よりも率先してそのように行うことが求められていますね。
しかし偽教師はそうではないので、2章では偽教師の問題が取り上げられ、警戒するように語られているのです。そこでよく読むとユダの手紙と非常によく似ています。このメッセージを聞き終わったら、後でじっくり読み比べてみてほしいと思いますが、あまり良く似ているので、どちらかが贋作であるという議論もありますねえ。
また一説に、コリントの教会から発した問題が近隣の緒教会に大きな影響を与えたので、ペテロが第二の手紙を書き、ユダにその一部を送り、ユダも直ちに自分の関心をもっている諸教会に同様の手紙を書いたという説もあります、執筆事情についてはよく分かりませんが、教会に滅びをもたらす異端的な考え方を密かに持ち込んでくる偽教師がいたのですね。
彼らの特徴はキリストを否定するような教えや実践でした。例えばペテロは、彼らが厚かましく、わがままで、貪欲な心をもっていると指摘していますね。いわゆる、いのちと敬虔、神のご性質に与る霊的高嶺を目指す歩みとは全く逆の生き方をする人です。
大事なことは、信仰というものは具体的な生き方や生活に反映されることです。神を信じるならば、そこには救われたということだけではなくて、生活の進歩、前進があるのですね。
では今日も、良き一日となるように祈ります。
( PBA制作「世の光」 2021.8.26放送でのお話しより )
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