2021/8/24放送
世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井誠です。継続は力なり。聖書を一日一日と読み進むなら、不思議にも自然に養われるものがあります。今日も聖書を開いてまいりましょう。今日は、ペテロの手紙第一 5章7節から「神が心配してくださる」と題してメッセージをお伝えいたします。
「あなたがたの思い煩いを、いっさい神にゆだねなさい。神があなたがたのことを心配してくださるからです。」
ペテロはこの5章で、信徒たちにキリスト者としての一般的な心について語っていますね。大きく4つあります。「従うこと」「謙遜であること」「神に委ねること」そして「悪魔に抵抗すること」です。
今日は、3番目の「神に委ねること」を考えてみましょうね。ペテロは、思い煩いを神にゆだねるようにと語っています。しばしば人は、心に抱えきれない重荷を持つと口数が多くなるといいます。自分の心に収まらないものを収めようと無理をするので、誰かに助けてもらいたくなるのですね。結果、誰かに頼るのみならず、自分の悩みに人を引きずり込んでしまうことがあるものでしょう。
しかし、人は弱く、他人の重荷まで背負いきれないものです。その深い、重たい、固有の重荷を本当に心配し、厭わずに配慮してくれるのは神以外にはいません。ですから、ああだこうだと口を開いて、またその悩みと嫌みを言われるよりは、旧約聖書にあるハンナのように神の前に心を注ぎ出して祈り、神に委ねていけることが良いのですね。そのように祈り込んで神が本当に心配し助けてくださると確信できる経験はとても大事です。その経験の積み重ねが信仰を強く成長させるからです。
PBAの宣教70周年ということで、私はその歴史の中の一端、約16年この働きに携わってきました。その間、私のメッセージに対するレスポンスといいますか、お便りを度々受けましたが、やはり記憶に残っているのは、私のメッセージをきっかけにして神に心を向けて、神との祈りの中で種々の悩みを解決したと語ってくださるお便りでした。
今日も一人ひとりが神の解決を求めて神に向かうことを願うところですね。
では今日も、良き一日となるように祈ります。
( PBA制作「世の光」 2021.8.24放送でのお話しより )
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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