2021/8/25放送
世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井誠です。継続は力なり。聖書を一日一日と読み進むなら、不思議にも自然に養われるものがあります。今日も聖書を開いてまいりましょう。今日は、ペテロの手紙第二 1章11節から「永遠の御国に入る恵み」と題してメッセージをお伝えいたします。
「このようにして、私たちの主であり救い主であるイエス・キリストの永遠の御国に入る恵みを、豊かに与えられるのです。」
今日からペテロの手紙第二 1章を読んでいきます。昨日はペテロの手紙第一の最後の部分を読みましたけれども、この第二の手紙は私の担当の週の間に読み終われそうですね。
さて、この手紙を書いたペテロは自分の殉教が間近であることを意識しているようです。伝統的に、ペテロはローマ皇帝ネロの迫害の後期に殉教したと考えられています。となると、この手紙は紀元67年頃に書かれたと考えてよいのでしょう。
この時ペテロはローマの獄中にいて、覚悟を決めて最後の告別のことばを残そうとしたというわけですね。はたして私が牧師として最後に何を語るか、私が去った後いつでも、あなた方がこれらのことを思い起こさせるようにしておきたいことはなんだろうかと問われると、それはやはりペテロと同じで、3節、「いのちと敬虔をもたらすすべて」を与えてくださった神の御力をおいて他にはないでしょう。
いのちを得た以上それは自然に育っていくものです。しかし敬虔に育っていくかどうかはまた別問題です。つまり敬虔さというのは、それなりに私たちがこれを獲得する意志と行動がなかったら身についてはいかないものでしょう。キリスト者になった以上、どこかキリスト者であることに磨きをかける心が必要なのです。
書道家は書道に精進し、武術家は武術に精進するように、キリスト者もキリスト者であることを極める必要があるのではないでしょうか。そのような日々があればこそ、私たちの主であり救い主であるイエス・キリストの永遠の御国に入る恵みを豊かに与えられるということも起こるのでしょう。
では今日も、信仰を極める良き一日となるように祈ります。
( PBA制作「世の光」 2021.8.25放送でのお話しより )
******
さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。でも、新型コロナ禍で集まるのを制限したりオンラインの集まりに切り替えたりしているかもしれません。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
******
このサイトは URL名として http://yonohikari.biblica.info が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。