2021/8/27放送
世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井誠です。継続は力なり。聖書を一日一日と読み進むなら、不思議にも自然に養われるものがあります。今日も聖書を開いてまいりましょう。今日は、ペテロの手紙第二 3章18節から「恵みによって成長する」と題してメッセージをお伝えいたします。
「私たちの主であり、救い主であるイエス・キリストの恵みと知識において成長しなさい。イエス・キリストに栄光が、今も永遠の日に至るまでもありますように。」
昨日は、教会の中に入り込んでいた偽教師に対する警告が語られていたことをお話しました。今日の3章では、ペテロは偽教師を攻撃することから、忠実な信徒を励ますことへ話題を転じています。また偽教師の教えに対して、正しい教理を説明しようとしていますね。
まずキリストは栄光のうちに再臨されることを明言しましたが、偽教師はそれを否定しました。
実はこの教理はとても大切です。この教理を重んじないと、結局、偽教師のような品性の堕落が生じるのです。というのも、天地万物の支配者であり審判者である神の前に、人は皆、立たされるのだという意識があればこそ、私たちの信仰生活、教会生活もぴりっとするものでしょう。この再臨と審判の教えはイエスに始まったものではありません。ペテロはそれを歴史的に説明していますね。つまりそれは旧約時代から預言者たちによって語られ、使徒たちも語ったことであると。
ただ、本当に再臨や審判なんてあり得るのでしょうか。なかなかそんな風に時代が動いているとは感じられないと思う人もいることでしょう。しかしそれは神が一人でも滅びることを望まず、すべての人が悔い改めに進むことを望んでおられるからで、神はちょうど良い時を定めておられます。
大事なことは、神が悪者の死さえ喜ばないお方だということです。神は、誰も滅びることを望まず、忍耐強く待っておられる方ですね。
キリスト者の宣教は、すべての人を悔い改めと神との祝福された関係に導くためのものです。その使命や目標を見失わず、絶えず目を覚まして、自らの霊的な成長にも心を配るものでありたいものですね。
では今日も、良き一日となるように祈ります。
( PBA制作「世の光」 2021.8.27放送でのお話しより )
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