2021.9.4放送
世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか、関根弘興です。
イエス・キリストは、十字架につけられ、葬られ、三日目によみがえりました。これは聖書の中心です。イエス・キリストが復活された復活の目撃証言となったイエス様の弟子たちは、その後どんな迫害にも屈せず、命がけで、イエス・キリストは復活し今も生きておられる、と世界中に宣べ伝えていきました。
聖書には、復活されたイエス様は弟子たちをはじめ500人以上の人たちに出会ってくださったと記されています。
それでは復活されたイエス様に最初に出会ったのは誰でしょう。それは、イエス様が埋葬された墓に香料を塗るために出ていった女性たちでした。
その中にマグダラのマリヤという人がいました。このマグダラのマリヤは、ガリラヤ湖の南西に位置するマグダラという町の出身でした。
ルカの福音書を読むと、イエスは以前にこの女から七つの悪霊を追い出されたと書かれています。ですからマリヤは医者もさじを投げてしまうような悪質な病にかかっていて、肉体的にも精神的にも疲れきって希望を失いながらもかろうじて生きていたのでしょう。しかし、イエス様によって癒やされ、生きる力が与えられ、イエス様や弟子たちとともに行動するようになりました。
マリヤはイエス様の十字架のもとにもいました。イエスさまの埋葬にも立ち会いました。そして日曜日の朝、イエス様の遺体に香料を塗るために墓に行ったのです。
復活されたイエス様は、この女性たちに現れてくださいました。マタイの福音書の28章9節を見ると、こう記されています。「すると見よ、イエスが『おはよう』と言って彼女たちの前に現れた。」このように書かれています。
復活されたイエス様は特別なことばを語ることはしませんでした。「おはよう」と、この女性たちに普段どおりのあいさつのことばを語りかけてくださったというのです。
私たちにとって復活という出来事は荒唐無稽なことに聞こえるかもしれません。しかしイエス様にとって、復活の朝は普通の朝でした。自分が何度も語ってきたとおりの出来事がただ起こっただけです。そして復活されたイエス様は今も生きています。そして多くの弟子たちに出会い、そして今日、私たちは単純に聖書の約束を信じ生きるとき、イエス様を肉眼では見ることができなくても出会うことができるのです。
(PBA制作「世の光」2021.9.4放送でのお話しより)
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