♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■あなたも光として輝く / 大嶋重徳

2019年12月26日 | Weblog
2019/12/19放送

世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。大嶋重徳です。クリスマスおめでとうございます。
 クリスマスイブ礼拝が近づいています。教会では多くの場所でろうそくをともし、その光を浴びながらキリストが来られたクリスマスを喜び祝います。クリスマスに来られたキリストは
わたしは世の光です」(ヨハネの福音書8章12節)と言われました。そして「あなたがたは世の光です」(マタイの福音書5章14節)とも言われたのです。光であるイエス・キリストを受け入れるとき、私たちは光をも受け入れたのです。私たちの存在そのものがこの光によって明るくなりました。いのちの光を持つ者となったのです。

 私たちは誰かの存在によって励まされ慰められるということがあります。スポーツ選手の頑張りを見て、自分も頑張ろうと思える。お笑い芸人の笑いで慰められ、滅入っていた気分が少し晴れるということもあります。元気をもらえるような存在です。しかしその一方で、自分も同じようになれるか?と思うと、ほど遠いなと思います。

 私の教会では癌の戦いの中にある方がおられます。珍しい癌細胞で、その治療に効く薬はほとんどありません。新しい薬を試す治験のグループに入り、とてつもない副作用に襲われ、本当に苦しまれている。しかしその治療先の同じく入院されてる癌患者にその方がお見舞いし、イエス・キリストの存在を伝え、お祈りし、次は牧師も連れてきますね、と言ってこられる。どんな癌患者の方も驚かれるのです。一体どのようにしてあのように生きられるんだろうか。するとその方は言われます。「皆さんのお祈りのおかげです。祈られていることで私は今こうやって生きていられる。」 その方の存在はただ単純に、励まされる、頑張ろうと思うこと以上に、神がおられること希望を与えるのです。この世界には神がおられて、私たちが祈る時に神が生きて働かれることへの望みが与えられるのです。自分もこの望みを捨てるわけにはいかない。そのような光となってくれる存在です。

 自分にも今日いろんな大変なことがあります。しかしその方のことを思うと、その方のそばにおられる神様のことを私は思い出すのです。光なるキリストに心を向けることのできる光なる存在が私にとってその方です。私にとってラジオをお聴きの皆さんの存在も光なる存在です。ああ今日も聴いていてくださる方がおられる、と思うと心がぽっと明るくなります。あなたのそばにおられるキリストの光を思うと、あなたの輝きがこちらにも伝わってくるのです。あなたもまた光の存在となることができるのです。あなたの光がこのクリスマスの輝きの中で、さらに豊かに輝いていきますように。



    ( PBA制作「世の光」2019.12.19放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。


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このサイトは URL名として  http://yonohikari.biblica.info  が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。




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