♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■ドルカス /板倉邦雄

2019年07月30日 | Weblog
2019/6/25放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。
 今日は「ドルカス」という題でお話ししましょう。

 ドルカスとは「かもしか」という意味を持った女性の名前です。本名は「タビタ」です。彼女は人々に良い働きと施しをしていました。使徒の働き9章、ペテロの巡回伝道の続きです。

 ところがドルカス婦人は重い病気にかかり死んでしまいました。ペテロ先生が来ている、と聞いた仲間たちは、二人の人をペテロ先生のもとに送り、すぐに来てくださいと頼みました。ペテロは到着するとすぐ未亡人たちがペテロのそばに駆け寄ってきて、ドルカス婦人が生前作ってくれた下着や上着の数々を泣きながらペテロに見せるのでした。それにしてもこんなにも良い働きや施しをしていたドルカス婦人が重い病気になって死んでしまう。かと思うと悪人が元気で長生きしている、というこの世の不条理を見ることがありますねえ。私たちにはどうしてか分りません。すべては摂理の神様の隠れた計画の中にあるのでしょうか。私たちはあの人が死んでくれてほっとしたなどと言われないような人生を歩みたいものです。人々に惜しまれ、泣かれるような死に方をしたいものですねえ。ところでペテロは皆の者を外に出しひざまづいて祈りました。そして遺体の方に向いて、「起きなさい」と言いました。すると彼女は目を開けて起きあがったのです。私たちの死は眠りであると、生前ペテロたち弟子たちに語り、ラザロさんや12歳の女の子を生き返らせました。キリストを信頼する人の死は眠りですから、ペテロは、「ドルカス。起きなさい。」と言われて目を開けさせたのです。

 私たちが毎晩、床に入り、眠りから目覚めるのと同じです。ここに私たち人間の死後の希望があります。

 聖書のことばです。
 「眠っている人たちについては、兄弟たち、あなたがたに知らずにいてほしくありません。あなたがたが、望みのない他の人々のように悲しまないためです。イエスが死んで復活された、と私たちが信じているなら、神はまた同じように、イエスにあって眠った人たちを、イエスとともに連れて来られるはずです。」  テサロニケ人への第一の手紙4章の13節、14節 (新改訳2017)

  (PBA制作「世の光」2019.6.25放送でのお話より )

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