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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■魔術師シモン / 板倉邦雄

2019年04月23日 | Weblog
2019/3/19放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。
今日は「魔術師シモン」という題でお話ししましょう。
 
 子どもの頃、白い衣を着た人が家々を巡回していました。母親に尋ねる、「あの人はねえ、占いの人だよ」と答えてくれました。今日は、魔術師シモンのお話です。使徒の働き8章に入りました。

 さて、サマリヤの町には以前からシモンという人がいました。シモンは魔術を行なってサマリアの人たちを驚かし、自分をさも偉い者のように言いふらしていました。魔術には昔から三つの型があったようです。

 一つは黒魔術と呼ばれ、悪魔の力を借りて人々を惑わします。二つ目は白魔術と言い、神の力を借りて行うものだと主張しますが人々を惑わします。第三の型は自然の力を応用して行うのです。シモンはこういう三つの型を用いてサマリアの町で人気を得ていたのです。それで子どもや大人の人たちに至るまでシモンについて行き、この人こそメシヤ・救世主ではないか、と言われていたのです。ところがこのソマリアの町にピリポが神の国とイエス・キリストについて伝道をしてから大分様子が違ってきました。大勢のサマリアの人々が信仰を持って、次から次へとバプテスマ・洗礼を受けたのです。

 ピリポの宣べ伝えた教えは何か人を惑わしたり驚かしたりする宗教ではありませんでした。神の国の祝福と主イエス・キリストの十字架と復活という希望と赦しを話してくれたからです。

 それまで自分についてきた人々がピリポの教えるイエス・キリストについて行ってしまうので、シモンの魔術の仕事は上がったりになるし、人気もなくなってきました。そこでどう考えたのか、シモン自身も神の国とイエス・キリストを受け入れ、バプテスマ・洗礼を受けてしまったのです。神の国は魔術師シモンにとっても魅力のあるものでした。更にイエス・キリストの名前は今まで出会ったことのない人格的にも魅力に溢れたものだったのです。

 イエスのことばです。
 「時が満ち、神の国が近づいた。悔い改めて福音を信じなさい。
           マルコの福音書1章15節

  (PBA制作「世の光」2019.3.19放送でのお話より )

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