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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■一歩踏み出す勇気 / 関根弘興

2019年04月19日 | Weblog
2019/3/15放送

 世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか? 関根弘興です。
 イエス・キリストがエルサレムにあるベテスダという池に行かれた時のことでした。この池の回りにはたくさんの病人が集まっていました。そこに38年もの間、病気にかかっている人がいました。イエス様は、こう質問されたんですねえ。「良くなりたいか?」 しかしこの病人は、即座に「はい、良くなりたいです。」とは答えせんでした。彼は今まで何をやっても無駄だった、いつも期待しては裏切られた、というそんなことの連続だったのだと思います。でもイエス様はこの人に、「起きて床を取り上げて歩きなさい。」とお命じになったのです。ただ目の前にいるこのイエス様のことばに従って、彼は自らの足に力を入れて立ち上がっていきました。すると何と、この人の病は癒され、歩けるようになったんです。イエス様のことばをただ聞くだけで終わったら何も始まりません。そのことばに従って生きてみよう、そのことばの通りに一歩踏み出してみよう、という勇気が必要なんですね。

 旧約聖書に、エジプトで奴隷生活を強いられていたイスラエルの民のことが出ています。モーセに導かれて彼らはエジプトを脱出し、神様が約束してくださった土地を目指していきました。いよいよ約束の地に入ろうとする時、ヨルダン川を渡らなければなりませんでした。しかし大きな問題がありました。この時期のヨルダン川は水が岸いっぱいに溢れて流れていたのです。その時神様はモーセの後継者となったヨシュアに、主の契約の箱を担ぐ祭司たちを先頭に渡らせなさい、と言われたんです。そして先頭の祭司たちが川を渡ろうと足を水に一歩浸した時、何と川の水が堰止められ、人々は全員無事に川を渡ることができたんですねえ。

 この奇跡的な出来事は旧約聖書のヨシュア記という所に書かれています。彼らはまず川が堰止められてから渡ったのではありません。周りの状況が変わってから従おうと考えた訳でもありませんでした。神様の命令に従って川に足を一歩踏み出した時に水が堰止められたんです。信仰に生きる醍醐味というのはここにあるんですねえ。目の前の状況は何も変わっていなくても、聖書の約束のことばを信頼して一歩踏み出していく。その時に神様のみわざを見ることができるんです。信仰に生きるとはほんの少しの勇気と冒険心が必要なんですね。

     (PBA制作「世の光」2019.3.15放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでも、ちょっときてみました、いいですか? と言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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