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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■愛される立派な人 / 福井 誠

2019年04月24日 | Weblog
2019/3/20放送


 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、福井 誠です。継続は力なり。聖書を一日一日と読み進むごとに不思議にも自然と養われていくものがあるものです。では今日も聖書を開いてまいりましょう。今日はサムエル記第二 1章23節から「愛される立派な人」と題してメッセージをお伝えいたします。

  「サウルもヨナタンも、愛される、立派な人だった。

 ダビデにサウル王の悲報が伝えられました。長くダビデに敵意を抱き、殺そうと追跡してきたサウル王が戦死したというのですから、ダビデにとってはホッと胸をなで降ろすような知らせであったことでしょう。このサムエル記を読み続けてきた皆さんもまさにその通りと思わされた所ではないでしょう。かしかし意外にも意外、ダビデの心、サウルに対する思いは違っていました。先週も読みましたように、ダビデにも自尊心はあって、ダビデは自分を軽んじる人に怒りと敵意を露わにする普通の人間でしたね。そしてサムエル記を読み続けてきた方々はお分りのように、ダビデも実は自分に敵意を向け追跡して来るサウル王に復讐心をにじませるいじましい姿すら見せているのです。しかしダビデは長い敵対関係の試練の中で、そのような思いを神にあってコントロールし、神にあって復讐しない、むしろ神に裁きを委ねるべきことを学び、そのような心をしっかりと持っていくようになるのです。

 サウルの死に際して捧げられた哀歌にはそのダビデの成熟した心が表されています。ダビデは言います。「サウルもヨナタンも勇士であり愛される立派な人だった。」 

 ダビデはサウルを汚さずその名誉ある部分を認めています。そして更に大切なのは、この哀歌がユダ族の次の世代を教えるために作られた点です。つまりこの詩は単なる哀歌の歌ではなく、伝えたいものを持っているのです。それは何か、人間が弱い者であることを自覚する時に見えて来る部分なんだと思いますが、ダビデは次の世代に伝えたかったのは、神のもとに人間、助け合い支え合いながら生きている現実のようですね。深い人生理解と愛に成熟した歩みこそ私たちが求めるべき信仰の道です。
 
 では良き一週を祈ります。
 
 (PBA制作「世の光」2019.3.20放送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。


 

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