♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■麦のようにふるいにかける / 板倉邦雄

2018年01月16日 | Weblog
2017/11/21放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。
 今日は「麦のようにふるいにかける」という題でお話ししましょう。
 良いものと悪いものとを選び分けることをふるいにかけると言います。

 さて最後の晩餐も終わりに近づいた時でした。イエス様は突然、シモン・ペテロに向かって言われました。「シモン、シモン、見よ、サタンはあなたがたを麦のようにふるいにかけることを神に願って許されました。しかし、わたしはあなたの信仰がなくならないように、あなたのために祈りました。それで、あなたが立ち直ったときには、兄弟たちを力づけてやりなさい」。(ルカの福音書22章32節 口語訳参照)

 ここでイエス様は三つのことをシモン・ペテロに言っています。
 まず一つは、サタン・悪魔が神の許可のもとであなたがたを麦のようにふるいにかけるということです。悪魔からしますと、誘惑してふるいにかけて信仰から落とすことです。他方、神様から見たら試練の時となります。悪魔は神様の許しがなくては何もできないということですね。

 二つ目は、シモン・ペテロの信仰がなくならないようにイエス様が祈ってくださったことです。イエス様は、ペテロが悪魔の誘惑にあったとき誘惑に負けてしまうであろうことを知っていました。このイエス様のことばの後で、シモンは次のように即答します。「主よ。他の人はともかく、私は牢獄にでも、また死に至るまでも、あなたとご一緒に行く覚悟です。」(ルカの福音書22章33節 口語訳参照)
 するとイエス様が優しく言われました。「ペテロよ、あなたに言っておく。きょう、鶏が鳴くまでに、あなたは三度わたしを知らないと言うだろう」。(ルカの福音書22章34節 口語訳聖書)
 イエス様のペテロのためのとりなしの祈りがなかったらペテロは信仰から落ちてしまったのです。

 三番目は、ペテロに対する期待のことばですね。「それで、あなたが立ち直ったときには、兄弟たちを力づけてやりなさい」。(ルカの福音書22章32節 口語訳聖書)
 私たちはイエス様を信じていても転んだり失望したり失敗することがあります。しかしそこには目的と意味があります。それは立ち直って多くの人々を力ずけ励まし、慰めるためなのです。ですから麦のようにふるいにかけられても、そこに神様の御手を感じることができますように、祈っています。すべてのことを神様と切り離すことがありませんように願っています。

 聖書のことばです。
 「すべての道で主を認めよ、そうすれば、主はあなたの道をまっすぐにされる。
      箴言 3章6節

   (PBA制作「世の光」2017.11.21放送でのお話より )

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