♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■ナイアガラの持ち主の息子 木村清松 / 岩井基雄

2018年01月22日 | Weblog
2017/11/27放送

 世の光の時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。第四週の月曜日は歴史の中を歩んだクリスチャンの生涯から学んでいますが、今日は神の愛を世界に届けた木村清松について学んでみましょう。

 明治7年、新潟県五泉町に醸造業の家に生まれた清松は、小学校卒業後、新潟県最初のキリスト教主義の男子校・北越学館に入学します。内村鑑三が短期間仮教頭を勤めた北越学館で多感な時期を過ごした清松は、聖書が語る神様の偉大さとキリストの愛に出会います。そして17才の時、新島襄によって導かれた堀貞一により清松は洗礼を受けるのです。20歳で清松はアメリカに渡り、一時は救世軍に入隊、その後ジャパニーズミッションという寄宿舎で英語で聖書を学び、なお太平洋大学で学び、25才でシカゴのムーディー聖書学院に入学します。そして聖書の学びを深め、伝道者となる準備をするのです。そして2年後、正式に牧師となりました。次の年に結婚した清松は、31才で中国から伝道を開始し、世界で神の愛を宣べ伝えたのです。

 その働きの中でのことです。34歳となった清松は北アメリカのバッファローの教会で説教した後、壮大なナイアガラの滝を見に行きました。アメリカ人から、「こんな大きな滝は日本にはないだろう」と言われた清松は、「このナイアガラの滝は俺のおっとさんが造ったのだ」と語ったのです。「お前はインディアンの子孫か」と問われた清松はこう答えます。「わが父は天地を創造された神である。私はクリスチャンとなってその子どもとされた。故にこの滝もわが父・天のお父様のものだ」と。感銘を受けたこの人は、次の日曜日に自分の教会にきて欲しいと願い、了解されると早速、新聞に集会の広告を載せました。「ナイアガラの滝の所有者の息子来る」との広告で、教会には溢れるほどの人々が押し寄せたというのです。神の偉大さと愛に生かされる人生は大いなる祝福を人々にも与えるのです。

 聖書のことば
 「私の助けは、天地を造られた主から来る。主はあなたの足をよろけさせず、あなたを守る方は、まどろむこともない。」(詩篇 121篇3節)

 PBA制作「世の光」2017.11.27放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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