♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■キリストの国で / 板倉邦雄

2018年01月09日 | Weblog
2017/11/14放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 板倉邦雄です。
 今日は「キリストの国で」という題でお話ししますが、まずルカの福音書22章をお読みします。
 「あなたがたは、わたしの試錬のあいだ、わたしと一緒に最後まで忍んでくれた人たちである。それで、わたしの父が国の支配をわたしにゆだねてくださったように、わたしもそれをあなたがたにゆだね、わたしの国で食卓について飲み食いをさせ、また位に座してイスラエルの十二の部族をさばかせるであろう。」(口語訳聖書)
 
 さて今日の箇所はまことに不思議なイエス様のことばです。父なる神様がイエス・キリストにご自分の国の支配をお任せになると言っているのです。ですからイエス様はこの国を「わたしの国」と言い切りました。すなわちキリストの王国です。このキリストの王国をイエス様と一緒に試練を耐え忍んで参りました弟子たちに委ねてくださる、と言うのです。すなわち、イエス様を信じる者たちと共に王国を治めると言うことですね。

 待ってました!、と弟子たちは心の中で叫んだことでしょう。そうです。キリストがエルサレムの都で王国を樹立してくださるそのためにこそ、この3年間弟子たちは忍び耐えてきたのです。イエス様が王座に着き弟子たちが右大臣、左大臣の位に就くのです。先週の、誰が一番偉いのかという議論も分りますねえ。

 ではこのキリストの王国の樹立はいつのことでしょうか。イエス様が語ったすぐ後ではないようです。この後イエス様は逮捕され十字架で処刑されるという悲惨と敗北の歴史をたどるのです。弟子たちは絶望して田舎に帰ってしまいます。ですからこのキリストの王国は未来に来ることになります。それはイエス・キリストの再臨の後なのです。そのキリストの王国は聖書の最後の書物ヨハネの黙示録にこのように約束されています。
 「彼らは生きかえって、キリストと共に千年の間、支配した。・・・彼らは神とキリストとの祭司となり、キリストと共に千年の間、支配する。
      ヨハネの黙示録 20章の4節、6節

 このキリストと共に支配するキリストの王国は、まさにこの地上に於いてなのです。決して天国に於いてではありません。エデンの園の回復です。これこそキリストの王国なのです。

   (PBA制作「世の光」2017.11.14放送でのお話より )

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