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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■いのちがけの愛で生かされて / 岩井基雄

2013年08月23日 | Weblog
2013/8/23放送

 世の光の時間です。お変わりありませんか? 岩井基雄です。

 今日8月23日は白虎隊の日と呼ばれ、慶応4年、1868年旧暦の8月23日、会津藩の白虎隊・士中二番隊20名が飯盛山で自刃した日だそうです。 NHK の大河ドラマ『八重の桜』でもこの白虎隊の篭城や自害の様子が描かれていましたね。会津戦争の時には数えで15才だったためこの白虎隊には加われなかったのですか、白虎隊年少組に井深梶之助という人がいました。井深は篭城戦にも参加をし、会津最後の藩主・松平容保(かたもり)の小姓を務めました。

 若かった梶之助は戦死者3000人余りを出した凄惨な会津戦争のすべてを見、明治を生き抜いていきます。その彼が生涯の終わりにはキリスト教会の牧師となり、日本基督教会の指導者や明治学院の二代目総理をも務めるです。命を懸けて会津藩主に仕え戦った彼の人生にどのような転機があったのでしょうか。明治4年1871年横浜の修文館でアメリカ人宣教師ブラウンから英語を学んだ梶之助は彼の紹介でヘボンの診療所でのバイブル・クラスに出席するようになりました。そして明治6年1873年1月5日に19才の時にキリスト教の洗礼を受けたという記録が残っています。

 聖書の中には次のようなことばがあります。
 「キリストは、私たちのために、ご自分のいのちをお捨てになりました。それによって私たちに愛がわかったのです。ですから私たちは、兄弟のために、いのちを捨てるべきです。」 新約聖書 ヨハネ第一の手紙 3章16節

 聖書を通してキリストの命がけの愛を知ったとき、梶之助の人生はこの愛に生き、愛を伝える者へと変えられていきました。

 「人生は出会いで決まる」とマルチン・ブーバーという哲学者は語りましたが、本当にその人の人生を大きく変える出会いというものがあります。かつて松平容保のためにいのちを懸けた梶之助が自分の人生の本当の主(あるじ)が誰であるかを発見した時、彼の人生は大きく変わったのです。人生をかけることのできる真実の愛、命がけの真理がイエス・キリストによってあなたにも示されています。イエス・キリストはあなたを愛し、あなたに本当のいのちを与えるために十字架にかかり、よみがえってくださったからです。

(PBA制作「世の光」2013.8.23放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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