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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■渇きについて / 岩井基雄

2013年08月16日 | Weblog
2013/8/16放送

 世の光の時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。今日もちょっと分りにくいキリスト教用語を学んでみましょう。今日は「渇き」についてです。渇きは普通は喉の渇きや水分の不足を意味していますが、聖書の中では私たちのもっと深いところにある魂の渇きについて語ることが多いのです。旧約聖書の詩篇42篇1節に、「鹿が谷川の流れを慕いあえぐように、神よ。私のたましいはあなたを慕いあえぎます。」ということばがあります。深い傷を受けた鹿が命の危険を冒しても谷川の流れを慕い求めるように、この詩篇の作者も神を慕いあえいでいるというです。

 17世紀のフランスの数学者で神学者でもあったブレーズ・パスカルは、「人の心には神でしか埋めることができない空洞がある」と言いました。神のかたちに創造された私たちは心の渇き、魂の渇きを常に覚え、真実なものや愛や誠実を心の奥底、魂の奥底で求めています。私たちはその渇きを財産や地位や名誉や賞賛など様々なもので埋めようとしますが、この空洞を本当に満たすのは神ご自身しかいない、とパスカルはそして聖書は語っているのです。

 そして神の独り子であるイエス・キリストは私たちを愛し、私たちの心の渇き、魂の渇きを潤すためにこの地上に来られました。イエス・キリストはあなたにこう語っています。「だれでも渇いているなら、わたしのもとに来て飲みなさい。わたしを信じる者は、聖書が言っているとおりに、その人の心の奥底から、生ける水の川が流れ出るようになる。」 新約聖書ヨハネの福音書7章37節から38節

 私たちの過ちも失敗もすべて御存知の神様は、私たちの汚れを愛と赦しで包み、真に潤すためにイエス・キリストを送られました。それはイエス・キリストのもとに来て、彼を自分の救い主しとして受け入れる者に罪の赦しと愛の豊かな恵みを与え、豊かに豊かに祝福してくださるためです。そして心の奥底から潤おされていくためです。

 あなたも自分の渇きについて考えてみませんか? そして本当の潤いと赦しと愛を求めるために神様のもと、イエス・キリストのもとにいらっしゃいませんか? 神様はあなたを待っているのです。

(PBA制作「世の光」2013.8.16放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。事前の連絡なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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