goo blog サービス終了のお知らせ 

 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■災いの中で 神から祝福を受けたヨブ  / 羽鳥頼和

2011年10月22日 | Weblog
2011/10/22放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 羽鳥頼和です。これまで4回に亘ってヨブ記からお話をしてきました。今日はその最後です。

 神様がヨブに向かって語られました。「知識もなく言い分を述べるのは誰か。あなたはわたしのことを知らないではないか。」(ヨブ記 38章2節参照)とヨブを責めます。

 私はこの神様の厳しいことばの中にもヨブへの励ましを感じます。それは神様はヨブを責め始めた所で、「さあ、あなたは勇士のように腰に帯を締めよ。」(ヨブ記 38章3節、ヨブ記 40章7節)と言われたからです。悲しみと苦しみの中にあるヨブに対してはきついことばです。しかし私はこのことばが信仰の人であるヨブの心を奮い立たせ、彼の信仰を励ましたと思うのです。

 ヨブは以前、私は神様と論じ合ってみたいと言いました。また「神様が私を殺しても私は神様を待ち望む」(ヨブ記 13章15節参照)と神様の救いを求め続けていたのです。その神様がヨブの願いを聞いて語りかけてくださったのです。本当だったらその前に立つことさえできない神様が「さあ語ってみなさい。あなたの言い分を聞いてやろう。」と言われたのです。葵の紋どころの印籠を出した水戸黄門様が悪代官に「さあ、申し開きをしてみよ。聞いてやろう。」というようなものです。いやもっと畏れ多いことでしょう。ヨブは神様を畏れ神様の前にひれ伏しました。

 ヨブが友人たちのために祈ると神様は友人たちをも赦されました。そして神様はヨブを祝福されました。神様は彼の財産をすべて2倍に増やされました。しかしもっと素晴らしいことは、ヨブのすべての兄弟姉妹たちすべての友人知人たちがヨブの所にやってきて一緒に食事をし、ヨブをいたわり、悲しむヨブを慰めたことでした(ヨブ記 42章11節参照)。神様は多くの人を用いてヨブを慰め励ましてくださったのです。

 神様はきよく正しく厳しいお方であると共に、憐れみ深く情け深く愛に満ちたお方なのです。私たちはこの神様に叫び求めることができるのです。神様は必ず私たちの叫びを聞いてくださいます。悲しみ苦しみにある時こそ神様に救いを求めましょう。

 聖書のことば
 「悲しむ者は幸いです。その人たちは慰められるから。
 マタイの福音書5章4節
 
  ( PBA制作「世の光」2011.10.22放送でのお話より )

***

このサイトは URL名として
 http://yonohikari.biblica.info 
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

***

東海福音放送協力会へのお問い合せは、
 464-0044 名古屋市千種区自由ケ丘2-10 自由ケ丘キリスト教会内 電話052-762-2196 へ

***





  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする