♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■信仰を告白した、勝海舟 / 岩井基雄

2011年10月14日 | Weblog
2011/10/14放送

 世の光の時間です。お元気ですか? 岩井基雄です。

 近代日本の夜明けとも言ってもいい激動の時代に、坂本龍馬(りょうま)らと共に活躍した勝 海舟が死の間際にクリスチャンになったことが最近様々な所で紹介されていますねえ。

 勝 海舟は1823年文政の6年に生まれました。ところが彼はアメリカ司令官ペリーの黒船来航後、安政の改革で才能を見出され、長崎の海軍伝習所に入所しましたが、長崎でオランダ人クリスチャンの教師カッティンディーケにより初めてキリスト教と出会いました。

 また1860年に咸臨丸で渡米した際、勝海舟はそこで見た世界に衝撃を受け、日曜日ごとにプロテスタントの教会に出席していたという記録が残っています。

 勝海舟は徳川慶喜(よしのぶ)による大政奉還また翌年の江戸城の無血開城をさせ、また伊藤博文らと共に政府に提出した切支丹禁制に対する意見書は後に明治3年の切支丹禁制の撤廃へとつながっていきます。

 1878年、東京の商法学校、今の一橋大学の開設のためにウィリアム・ホイットニー一家が来日し、勝海舟はすばらしいこのクリスチャンの一家と深い交流を体験します。この一家の影響を受けて勝海舟の娘も息子もクリスチャンとなり、彼の三男梅太郎はホイットニーのお嬢さんクララと結婚もします。

 勝海舟は宣教師であったニーダムから一時間以上に渡って神様のことを聞きました。そして彼は「これから祈りたいが一緒にひざまづいてくださいますか?」とニーダムに申し出、ニーダムは共に彼と涙を流して祈ったそうです。

 日本の歴史が大きく動いた時代に、聖書が語る神様は勝海舟という一人の人物の人生を大きく用いました。そしてその背景には神様の愛を豊かに表わす聖書があったのですねえ。

 「聖書はあなたに知恵を与えてキリスト・イエスに対する信仰による救いを受けさせることができるのです。」 新約聖書 テモテへの手紙第二 3章15節

 聖書はあなたに本当の知恵を与えます。そして聖書は更にあなたの人生にも光を与え、本当の罪の赦しと救いを与えてくださいます。

   (PBA制作「世の光」2011.10.14放送でのお話しより)

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。
こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし、日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。
PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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