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 ♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して73年、
PBA『世の光』を文字で 

■弱さを知らされる恵み / 山中直義

2011年08月02日 | Weblog
2011/8/2放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか、山中直義です。

 「人の振り見て我が振り直せ」ということばがありますよね。でも本当に深いところでは、それでもどうしても変えることができない弱さを抱えている。それが私たち人間の偽らざる姿ではないでしょうか。旧約聖書に登場するアブラハムっていう人物がいます。彼は沢山の失敗を重ねながら、その失敗を通して神様の恵み、赦し、神様の素晴らしさを学ばされていった人物です。

 さてそのアブラハムに一人の息子がいました。彼の名はイサクと言い、後にアブラハムの信仰を継承していく人になります。さてこのイサク、父アブラハムと同じ失敗をするんですね。旧約聖書 創世記26章(6節、7節)にイサクの失敗の事がこう記されています。
イサクがゲラルに住んでいるとき、その土地の人々が彼の妻のことを尋ねた。すると彼は、『あれは私の妻です。』と言うのを恐れて、「あれは私の妹です。」と答えた。リベカが美しかったので、リベカのことでこの土地の人々が自分を殺しはしないかと思ったからである。

 これは父アブラハムと全く同じ失敗でした。困難な状況の中、怖れに負けて自己保身に走り、本当に愛すべき人・守るべき人を見捨てようとしてしまったのです。

 イサクの内側に、いや私たち一人一人の内側に、人の力ではどうしても克服することができない弱さや愚かさ恐れや愛のなさがあるということを聖書は示しています。不安や恐れが伴う困難な状況の中で私たちは時に自分の内側深くにある弱さに気づかされます。しかし、自分の本当の弱さに嫌というほど気づかされるその時こそ実は私たちは神様の恵み、赦し、神様の素晴らしさを本当に知ることができるのだと聖書は教えています。

 さてあのアブラハムがそうであったようにイサクもまたは神様の赦しと不思議な助けを得て再び妻と共に歩むようになりました。どうでしょうか。自分の弱さ愚かさを思い知らされるその時こそ神様の恵みを知る機会があなたにも豊かに開かれているのです。

    (PBA制作「世の光」2011.8.2放送でのお話しより )

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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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このサイトは URL名として 
http://yonohikari.biblica.info 
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。

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  郵便振替 00890-3-111071 東海福音放送協力会   まで

  お問い合わせは、
  電話 052-762-2196 東海福音放送協力会へ
            (自由ケ丘キリスト教会内)



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