2010/10/19放送
世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか、関根弘興です。今日もさわやかに一日を過ごしていきたいですね。
ある時イエス・キリストはこんな例え話をなさいました。
ある主人が僕(しもべ)たちを呼んで自分の財産を預け、旅に出かけてきました。主人はおのおのその能力に応じて、一人には5タラント。一人には2タラント。もう一人には1タラントの大金を渡し、旅に出かけたんです。しばらくすると主人が旅から帰ってきました。預けたお金の清算をすることになりました。
5タラントと2タラントの人は、任されたタラントを有効に用いて倍にしました、と報告したんですね。主人は大いに喜んでこの二人にはさらに沢山のものを任せたんです。しかし1タラント預かっていた者はどうしたでしょう。彼は主人にこう言いました。「御主人様、あなたは蒔かない所から刈り取り、散らさない所から集めるひどい方だと分かっていました。私は怖くなり、出て行ってあなたの1タラントを地の中に隠しておきました。さあどうぞこれがあなたのものです。」
するとこの主人は怒り出しました。「悪い怠け者の僕だ。私が蒔かない所から刈り取り、散らさない所から集めることを知っていたというのか。だったらお前はそのお金を銀行に預けておくべきだった。そうすれば私は帰ってきたときに利息がついて返してもらえたのだ。」 こう言ってその僕の持っていたタラントを取り上げてしまったというんですね(マタイの福音書25章14-30節参照)。
この例えは一体私たちに何を教えているんでしょう。残念ながら私たちの人生は平等ではないように思います。なぜならそれぞれの能力が違いますし、できることも皆違います。あの1タラントを任された僕はきっと多くのタラントを預けられた僕と自分を比較して、「どうしてあいつの方が俺より多く預けられるだ、全くひどいもんだ、やっていられるか」 ま、こんなふうに思ったかもしれません。主人はなんていうひどい方だ、とつぶやいたんですよね。
でも私たちも時々ですねえ、自分自身を見た時に、ああ私には何も賜物がない、神様はなんかひどい方だ、そういうふうに考える事がありませんか。それは誤解なんです。イエス・キリストはあなたに少なくとも1タラントを預けているんです。それはあなた自身があなたの存在そのものが素晴らしい賜物だと教えているんです。他の人と比べることをしないでください。大切なことはどれだけ任されたかではなく、任されたものにどれだけ誠実に生きていくことができたかということなんです。
大きな事業をしたり、立派な功績を残す人もいます。でも出会った人にほほ笑みをかけ、励ましの一言をかけてやること、ちょっとした配慮をしてあげること、祈りを捧げること。こうしたことも素晴らしいことなんです。できないことを数えるのではなく、与えられていることを見つめ直す生涯でありたいですね。
(PBA制作「世の光」2010.10.19放送でのお話しより)
***
さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
***
このサイトは URL名として
http://yonohikari.biblica.info
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。
世の光の時間です。お元気でお過ごしでしょうか、関根弘興です。今日もさわやかに一日を過ごしていきたいですね。
ある時イエス・キリストはこんな例え話をなさいました。
ある主人が僕(しもべ)たちを呼んで自分の財産を預け、旅に出かけてきました。主人はおのおのその能力に応じて、一人には5タラント。一人には2タラント。もう一人には1タラントの大金を渡し、旅に出かけたんです。しばらくすると主人が旅から帰ってきました。預けたお金の清算をすることになりました。
5タラントと2タラントの人は、任されたタラントを有効に用いて倍にしました、と報告したんですね。主人は大いに喜んでこの二人にはさらに沢山のものを任せたんです。しかし1タラント預かっていた者はどうしたでしょう。彼は主人にこう言いました。「御主人様、あなたは蒔かない所から刈り取り、散らさない所から集めるひどい方だと分かっていました。私は怖くなり、出て行ってあなたの1タラントを地の中に隠しておきました。さあどうぞこれがあなたのものです。」
するとこの主人は怒り出しました。「悪い怠け者の僕だ。私が蒔かない所から刈り取り、散らさない所から集めることを知っていたというのか。だったらお前はそのお金を銀行に預けておくべきだった。そうすれば私は帰ってきたときに利息がついて返してもらえたのだ。」 こう言ってその僕の持っていたタラントを取り上げてしまったというんですね(マタイの福音書25章14-30節参照)。
この例えは一体私たちに何を教えているんでしょう。残念ながら私たちの人生は平等ではないように思います。なぜならそれぞれの能力が違いますし、できることも皆違います。あの1タラントを任された僕はきっと多くのタラントを預けられた僕と自分を比較して、「どうしてあいつの方が俺より多く預けられるだ、全くひどいもんだ、やっていられるか」 ま、こんなふうに思ったかもしれません。主人はなんていうひどい方だ、とつぶやいたんですよね。
でも私たちも時々ですねえ、自分自身を見た時に、ああ私には何も賜物がない、神様はなんかひどい方だ、そういうふうに考える事がありませんか。それは誤解なんです。イエス・キリストはあなたに少なくとも1タラントを預けているんです。それはあなた自身があなたの存在そのものが素晴らしい賜物だと教えているんです。他の人と比べることをしないでください。大切なことはどれだけ任されたかではなく、任されたものにどれだけ誠実に生きていくことができたかということなんです。
大きな事業をしたり、立派な功績を残す人もいます。でも出会った人にほほ笑みをかけ、励ましの一言をかけてやること、ちょっとした配慮をしてあげること、祈りを捧げること。こうしたことも素晴らしいことなんです。できないことを数えるのではなく、与えられていることを見つめ直す生涯でありたいですね。
(PBA制作「世の光」2010.10.19放送でのお話しより)
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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このサイトは URL名として
http://yonohikari.biblica.info
が使えます。携帯からもこのURLでどうぞ。