♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■時がある /福井 誠

2010年10月21日 | Weblog
2010/10/21放送


 世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井 誠です。

 今日のバイブル・メッセージは「時がある」です。それでは伝道者の書3章11節から読んでみましょう。

 「神のなさることは、すべて時にかなって美しい。
  神はまた、人の心に永遠を与えられた。
  しかし人は、神が行われるみわざを、
  初めから終わりまで見きわめることができない。


 物事にはすでに定められた時があります。ある種、運命論者のような言い方ですが、伝道者の書の著者は、神がすべてを定めておられて、時にかなって美しいことをなさる、と語ります。

 神は愛であって、神は私たちに良いものを拒まれない。これはキリスト教信仰の確信です。その神が定めた時があるのです。

 しかもその時は変化のある時です。人は不幸な時には物事の一側面しか見ることができないものですね。物事を悪く考えて、自分はこの暗闇から一生抜け出せないかのように思ってしまうことがあります。

 しかし、「生まれるのに時があり、死ぬのに時がある。」(伝道者の書3章2節)というように人間には喜びの時もあれば悲しみの時もあるのです。いつも悲しみに沈んでいる訳でもなく、いつも喜びに満ちている訳でもありません。喜びと悲しみの織りなす変化の中を生き抜いていくのが私たちの人生ですね。

 今自分はどんな時に生きているのかを理解していくことが大切で、自分の人生には抜け道がない、そんな考えで凝り固まってはいけないのでしょう。

 ただ、私たちはそういうことをよく理解していても、なかなかそれを自分の信仰的な発想として身につけていくのには時間がかかるものです。神は私たちに時を定めておられる。良い時も悪い時も。しかし神は私たちにいつも最善を尽くしておられる。いつでもそのように信じて歩ませていただきたいものですね。

  ( PBA制作「世の光」2010.10.21送でのお話より )

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 さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書
通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくは
PBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっ
そり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大
抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なし
でもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹
介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。

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http://yonohikari.biblica.info 

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