世の光の時間です。 お元気でお過ごしでしょうか。 関根弘興です。 今日もさわやかに一日を過ごしていきたいですね。
旧約聖書のヨブ記6章14節に、
「落胆している者には、その友から友情を。さもないと、彼は全能者への恐れを捨てるだろう。」 こういうことばが出てきます。
ある時、一人の方にこんな質問を投げかけたことがありました。 「あなたは人生の中で落胆した時、かたわらで励ましてくれる友だちがいますか?」 するとその男性は、「そんな友だちなんかいませんよ。 結局友だちも信用できませんからね。」 吐き捨てるように言われたんですね。 心痛むことばです。 きっと実際に友だちに裏切られたか、またはいろいろな理由で人間不信になったのかもしれませんね。 でもそんなふうにおっしゃっているその人に「それではあなたは友が必要ではありませんか」と尋ねると、「そりゃあ、いるにこしたことはないけどねえ」と答えてくれました。
またある方とお話しをしていると、その方がこう言われました。 「関根さん、私は自分が辛い時、自分を支えてくれた○○さんという友がいてくれたことが本当に嬉しかったんですよ。」そんな話しをしてくれました。
確かに先程読んだヨブ記の中にあるように、落胆している者には友からの励まし、その励ましがその人を勇気づけていくんですね。
新約聖書を読み私が感動する箇所の一つに、イエス・キリストが十字架につけられる直前、ゲッセマネの園という所で祈られたその記事が記されています。 あたりは真っ暗闇です。 そこにイエス様の弟子のユダという人が宗教指導者や兵隊を連れて園にやってきたんです。 何と彼は銀貨三十枚でイエス様を裏切り、イエス様を捕らえるための案内役をしていたんですね。 このユダがイエス様に近付いていくと、イエス様はユダに何と言われたと思いますか? 「ユダよ、今までお前を世話したことも忘れて裏切ったな。あとで覚えておけよ」とはイエス様は言われませんでした。 それどころかイエス様は自分を裏切った男に、「友よ」と声をかけたんです。 それはまるで「あなたは人生をやり直すチャンスがあるぞ、悔い改めのチャンスがまだあるんだぞ」と語っているかのようです。
イエス様は「人がその友のためにいのちを捨てるという、これよりも大きな愛はだれも持っていません。」(ヨハネ 15章13節)と語りました。 イエス・キリスト、この方はあなたを「友」と呼び掛けてくださる方です。 あなたはそのことを御存知ですか? イエス様はあなたに今日も、わたしはあなたを友と呼ぼう、だから一緒に人生を歩こう、と招いてくださっているんですね。
(PBA制作「世の光」2009.11.10放送でのお話しより)
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのはお勧め。こっそり覗きたければ一人で。それとも友だちをけしかけてつるんでもいいし。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。予約なしでもちょっとのぞかせてくださいと言えばいいでしょう。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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