世の光の時間です。いかがお過ごしでしょうか。福井 誠です。今日は聖書の中の創世記18章20節、21節から読んでみましょう。
そこで主は仰せられた。「ソドムとゴモラの叫びは非常に大きく、また彼らの罪はきわめて重い。わたしは下って行って、わたしに届いた叫びどおりに、彼らが実際に行なっているかどうかを見よう。わたしは知りたいのだ。」
松本清張という作家の代表作『点と線』がテレビドラマで放映されていました。私が高校時代に一度ドラマ化されたものでしたから、何だか懐かしくなって、思わず二夜連続で最後まで見てしまいました。政界の汚職事件とそれに絡んだ殺人事件。事件解決のために刑事が博多、東京、秋田と奔走します。そしてアリバイが崩れ、事件解決かと思った矢先に、犯人が自殺、政界の汚職は闇に葬られていくのです。最後に一人の刑事が言いました。「戦争が終わり、新しい日本を造ろうっていうのに、悪いやつがトップに立つ。こんなことがあっていいのか。」
確かにこの世の中には矛盾というか「ねじれ」というか、いろいろと不可解なことがあります。正義が力なのではなく、力が正義だということもあるものでしょう。職場や学校といった様々な組織においてもこんなことがあっていいのかと歯ぎしりさせられるようなことは少なくありません。
先程お読みしましたように、聖書には、悪がはびこり正義が踏みにじられていたソドムとゴモラという町が神に裁かれ、滅ぼされたエピソードがあります。
このエピソードで印象的なのは、神が町をお裁きになる前に、その実態を知ろうと天から降りてこられたということです。確かに私たちの神は人間の愚かさに対して単純に怒りの鉄槌を下されるようなお方ではありません。まず私たちの世界に降りてこられ、私たちの悩みや弱さをつぶさに御覧になり、そして正しい裁きを行われるお方です。神はそのようなお方ですから、私たちの小さな訴えですら心に留めてくださっています。ですから私たちは神が正しいことをなしてくださるという希望を抱くことができるのです。
この神様に望みを抱いて神様に喜ばれる歩みをさせていただきましょう。
( PBA制作「世の光」2008.1.24放送でのお話しより)
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さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。日曜日に教会を覗いてみるというのもいいんじゃないかなあ。日曜日は大抵、朝10時か、10時半頃からお昼頃まで集まっていて誰が行ってもオーケー。PBAに聞くと近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせるといいでしょう。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。
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