お元気でいらっしゃいますか。世の光の榊原 寛(ひろし)です。
ガソリンの高騰が続いていますよねえ。地球のエネルギーを考えると、石炭、石油、ガスやウラン。でも、どれも限りがあったり、危険が伴いますよね。ところでまだ他に地球に与えられている大きなエネルギーがあります。その一つは、太陽エネルギーですよね。
その太陽が地球にもたらすエネルギーはですね、何と1時間分で世界の年間エネルギー消費料に相当するんだそうです。ものすごいエネルギーですよね。これを利用しない訳はないってことで、身近な事としては住宅の屋根やビルの屋上などがソーラーになっていますよね。
さて、もう一つの大きなエネルギーは風です。羽田空港を離発着する旅客機の窓に映るのは二基の風力発電施設です。これは東京のお台場にあるようですよね。高さ44mの支柱に長さ26mの3枚羽根を回転させて発電させます。年間350万kw時の発電電力量になるんだそうです。あちこちにこのような風力発電機が設置されるようになりましたよねえ。
ところで昨年の8月から9月にかけて、幾つもの台風が来たのは記憶に新しいと思います。強風が特徴でした。屋根がめくれたり、電柱が倒れたり、車が横転したり、街路樹がなぎたおされたりで、かなりの被害でした。被害に遭った方々のことばの中に、「自然の力の恐ろしさを改めて知りました」、そんなことばがありました。
風力発電は、風によって被害を受けるばかりではなく、なんとか風を利用して電気を起こそうという訳です。これは環境にもいいものな訳ですよね。石油などの資源はいずれなくなるでしょう。しかし、そういう時でも、太陽の光は降り注ぎ、風は吹き続けますよね。
さて、キリストのことばにですね、「風はその思いのままに吹き、あなたはその音を聞くが、それがどこから来てどこへ行くかを知らない。」ということばがあるんですよ。風の不思議さ、風の神秘ささえ感じますよねえ。
ところで、自然の驚異、自然の神秘、このすべての被造物が神によって出来たと聖書は主張しています。聖書は創世記1章1節に、初めに神が天と地を創造されたと明言しています。人間が最も偉大な神のもとに謙遜になる時、自然界の恵みは更に豊かに与えられ続けていくはずです。神を恐れないで人間が神のようになっていく時、結果は、人間が地球を滅ぼし、自らの滅びを招くのではないでしょうか。私たちは、この神を天地万物の造り主と呼んでいます。その造り主に、今日も豊かな恵みをもって生かされていくはずです。
(PBA制作「世の光」2005/1/27放送でのお話しより )
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