世の光の時間です。お元気でしょうか。村上宣道です。
えー、聖書の中には不思議なようなおもしろい話がたくさん出てきますけれども、ダニエル書という中にですね、イスラエルの人で、シャデラク、メシャク、アベデ・ネゴ、って三人の青年がいたんですが、バビロンという国に捕らえられておりまして、バビロンの王様がですね、金の像を造って、これを拝まなかったら火の中へぶちこむぞ、というふうにこう言ったんですね。ですけれども、この人たちは、生けるまことの神様以外のものは拝みません、と言ったもんですから、それじゃあというので、燃える炉の中に投げ込んだんですね。そしてもう普通の熱さよりも7倍熱くせよ、というふうに命じてですね、で、そん中でもうとっくに焼けてしまうようなはずだった訳なんですけれども、もうそろそろ焼けただろうと思って見たら、何とその三人が、何の害もないようにして中で生きている。それだけではなくって四人いる。もう一人の人がいる。それを見たら、その四番目の人は神の子の姿に見えた、というふうにまあ書いてある訳なんですねえ。そしてそこから出してみたら、もう焦げた匂いも何にもついてなかった、というふうなことがまあ書いてありましてですねえ、神様の特別な助けがそこにあったということが、そこに言われている訳なんですけれども、
イザヤ書の43章という所にこういうことばがありまして、
あなたを造り出した方、・・・あなたを形造った方、主はこう仰せられる。「・・・あなたが水の中を過ぎるときも、わたしはあなたとともにおり、川を渡るときも、あなたは押し流されない。火の中を歩いても、あなたは焼かれず、炎はあなたに燃えつかない。わたしが、あなたの神、主、イスラエルの聖なる者、あなたの救い主であるからだ。」そしてその後に、「わたしの目には、あなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している。」ってことばが続くんですね。
神様の目から見たら、あなたは高価で尊い大事な存在なんだ、愛している。そのことが、具体的な形では、様々な、水の中を通るような、火の中を通るような、試練でありますとか、困難でありますとか、そういうふうな所を通る時に、わたしは決してあなたを見捨てない、あなたと共にいて、そしてあなたを助ける、というふうにですね、ここに書いてあるように、火の中を歩いてもあなたは焼かれず、炎はあなたに燃えつかない、そういうことによってあなた自身がだめになってしまうような事はない、という約束のことばなんですね。
新しい年を迎えましたけれど、この年、どんなことがありますでしょうか。思いがけないことに出くわすかもしれませんけれども、その時に、私を愛しておってくださる方が共におられる、そう信じられたら幸いだと思いますねえ。
( PBA制作「世の光」2005/1/17放送でのお話しより )
*****
さて、この番組を制作しているPBAの「世の光」の係りでは分りやすい聖書通信講座を用意していて、初めての方には無料の入門コースがお勧めとの事。詳しくはPBAに案内書を申し込みましょう。近くの教会を紹介してくれるので、気軽に問い合わせて日曜日の朝、教会に行ってみましょう。。問い合わせ先は、mail@pba-net.comです。