明けましておめでとうございます。世の光の時間です。今年も宜しくお願いいたします。村上宣道です。
えー、新しい年を迎えまして、それぞれが新たな思いで出発された事と思いますけども、まあ去年も大変な事がありましたから、今年はどんな事があるんだろうというふうに思いますが、誰も予測はできませんよね。2005年という年を歩いた人は誰もいない訳ですから、まったく未知の世界に足を踏み入れたということで、そんな事を考えますと、一体この先どんな事があるんだろうかというふうな不安を感じない訳でもない。そういう思いがいたしますですよねえ。
私は、聖書のことばをですねえ、思い起こしているんですが、「あなたたちの先を進むのは主であり」ということばがあるんですねえ。これは旧約聖書のイザヤ書の52章という所にあるんですけれども、「あなたたちの先を進むのは主であり」ということばですねえ。
前に、目の御不自由な方、全然見えないお方だったんですけれども、その方を駅へ御案内する時にですねえ、ついこう「お先にどうぞ」という感じでお先にというふうなそういう思いを持つものですから、その目の見えない方をも、後ろの方から抱えるようにしてどうぞどうぞというふうにしてですね、案内しようとしたんですねえ。そしたらその方が、「怖いですよ。あなたが前に行ってくださいよ。あなたが前にさえ行ってくだされば、何にもこっちは心配ないですよ。あなたが安全ならば、こっちも安全ということですからねえ。」と言って、それからああそうだなあと思って、いつも前へ行って案内するようにしたんですけれども、確かに私たちのこれからの新しい年にどんなことがあるか分らないと思えば、不安でしかたがない訳ですけれども、でも主が、イエス様が、神様が先に進んでくださるならば、ちゃんと危ない所はよけてくださるでしょうし、間違いない所に導いてくださる、という意味でですね、こんな安全なことはないなあというふうに思わされる訳ですね。「あなたたちの先を進むのは主であり」
私たちは時々、自分の方が先に行ってですねえ、で、あとからついてきてくださいみたいに、もう神様を自分の思い通りにふりまわしちゃうような、そんな所がない訳でもないんですけれども、やっぱり私どもが先に主をちゃんと置いてですね、このお方に先に行っていただく。これが一番確実で安全だということを覚えたい。そう思いますねえ。
( PBA制作「世の光」2005/1/3放送でのお話しより )
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