▲だれ一人いない富岡町の商店街
▲富岡町の商店街で見せてもらった店舗の室内
▲バスの車窓から見える原野化した田圃と除染した土の仮置き
13日(月)、夜半からの強風に驚かされた。早朝、久しぶりに社の街を歩いた。忠魂碑、佐保神社、大師殿のパワースポットコース。佐保神社境内のヒラドツツジがきれいに選定され、石の玉垣が見えるようになっていた。
棒振り、ラジオ体操、そして登校見守り。もう一人一緒に立っている方が乗ってきた自転車が倒れるほど強風が吹いている。台風9号の影響で風が吹き込んでいるらしい。
今日は一日事務所で事務整理に没頭した。政務活動費支出報告書の作成、当面のスケジュール調整とメッセージの作成、議会事務局との電話連絡など。外は気温が上昇し、まるで真夏のようだ。風も一日中吹きまくり、道路には吹き飛ばされた葉っぱやゴミなどが飛んでいく。
福島県富岡町で見た光景が目に焼き付いている。原発事故が起き、次の日には避難指示が出て、そのまま町を離れたままになっている。たまたま一時帰宅(時間制限)していた住民の方に家の中を見せていただくことができた。土足のままどうぞ、と言われ、3.11の地震の揺れで散乱した店舗の陳列、室内を見せていただいた。4年余りの時間が止まったように避難した日のままだった。しかし、人が入らない住居の中にはネズミのフンがあちこちにあるのが目についた。ため息しか出てこない。避難指定解除で帰ることができたとしてもこの家で、この町で生活を再建していくことを考えると気が遠くなる。この状況を自分の住む町、家に置き換えてみると愕然とする。ある日突然、明日昼までに避難せよという指示が出て、そのまま、町には何年も立ち入りが許可されず、家々、商店街、市役所、大型店舗などは人っ子ひとりいなくなる。富岡町の商店街は現実にそうなっていた。田圃はかろうじて元々は田圃だったと想像できるが原野化している。そして、除染作業で出た土を入れた黒い袋が並べられている。家は除染作業が行われている。しかし、商店街で見せてもらったように、住める状態なのだろうか。「富岡は負けん」と書いた横断幕が交差点の歩道橋に張られていた。町内にはコンビニが一軒開いていた。除染作業の作業員の人向けに営業しているとのことだった。案内して下さった方の「頑張ろうにも頑張れない。力を合わせようにも合わせられない」という言葉が耳に残っている。兵庫県内にも福島県からの避難者の方が居られる。
▲富岡町の商店街で見せてもらった店舗の室内
▲バスの車窓から見える原野化した田圃と除染した土の仮置き
13日(月)、夜半からの強風に驚かされた。早朝、久しぶりに社の街を歩いた。忠魂碑、佐保神社、大師殿のパワースポットコース。佐保神社境内のヒラドツツジがきれいに選定され、石の玉垣が見えるようになっていた。
棒振り、ラジオ体操、そして登校見守り。もう一人一緒に立っている方が乗ってきた自転車が倒れるほど強風が吹いている。台風9号の影響で風が吹き込んでいるらしい。
今日は一日事務所で事務整理に没頭した。政務活動費支出報告書の作成、当面のスケジュール調整とメッセージの作成、議会事務局との電話連絡など。外は気温が上昇し、まるで真夏のようだ。風も一日中吹きまくり、道路には吹き飛ばされた葉っぱやゴミなどが飛んでいく。
福島県富岡町で見た光景が目に焼き付いている。原発事故が起き、次の日には避難指示が出て、そのまま町を離れたままになっている。たまたま一時帰宅(時間制限)していた住民の方に家の中を見せていただくことができた。土足のままどうぞ、と言われ、3.11の地震の揺れで散乱した店舗の陳列、室内を見せていただいた。4年余りの時間が止まったように避難した日のままだった。しかし、人が入らない住居の中にはネズミのフンがあちこちにあるのが目についた。ため息しか出てこない。避難指定解除で帰ることができたとしてもこの家で、この町で生活を再建していくことを考えると気が遠くなる。この状況を自分の住む町、家に置き換えてみると愕然とする。ある日突然、明日昼までに避難せよという指示が出て、そのまま、町には何年も立ち入りが許可されず、家々、商店街、市役所、大型店舗などは人っ子ひとりいなくなる。富岡町の商店街は現実にそうなっていた。田圃はかろうじて元々は田圃だったと想像できるが原野化している。そして、除染作業で出た土を入れた黒い袋が並べられている。家は除染作業が行われている。しかし、商店街で見せてもらったように、住める状態なのだろうか。「富岡は負けん」と書いた横断幕が交差点の歩道橋に張られていた。町内にはコンビニが一軒開いていた。除染作業の作業員の人向けに営業しているとのことだった。案内して下さった方の「頑張ろうにも頑張れない。力を合わせようにも合わせられない」という言葉が耳に残っている。兵庫県内にも福島県からの避難者の方が居られる。