百聞百見

ふじもと百男の政治活動日記

自民党県議団政調理事会の管外調査で福島県・宮城県へ

2015年07月12日 04時33分33秒 | 日記
▲宮城県に派遣されている兵庫県職員との意見交換会。


▲世界一の規模と最新設備で新しく建設中の石巻市魚市場で説明を受ける


▲津波で倒壊し、駅舎が撤去された富岡駅のホームに建立されている慰霊碑の裏に「富岡は負けん」の言葉が。

 9日(木)~11日(土)の3日間、自民党県議団政調理事会の管外調査で福島県と宮城県を視察し、被災地の状況、復興の現状と課題、兵庫県派遣職員との意見交換などを行った。

 政調理事会は政調会長室、幹事長室の執行部と各部会の正副部会長から構成され、今回の調査には、18名が参加した。主な調査先は次の通り。

9日(木) 伊丹空港発 ー 福島空港着 午前 いわき市議会〔復興状況、特に農林水産物の風評被害対策について〕 午後 福島県被災地調査〔津波、原発事故の被害調査、双葉郡楢葉町・富岡町〕

10日(金) 午前 石巻市現地調査〔石巻市魚市場、港湾〕 午後 宮城県議会(水産業の復興状況等〕  仙台市内会議室〔兵庫県派遣職員との意見交換会〕

11日(土) 午前 名取市閖上さいかい市場視察  福島空港 ー 伊丹空港

 今回の調査で、東日本大震災の被災地を訪れたのは4回目になるが、初めて福島県の原発事故による避難指示で長い間立ち入りが禁止されていた地域(指定解除、解除準備地域)を調査し、その深刻な状況を目の当たりにすることができた。現地案内の方の「津波だけの被災地はみんなで頑張って復興へ向かうことができるが、原発事故の避難指示地域の人は、戻れない、戻っても住めない。頑張れないのが現実だ」という言葉の意味するところを実感することになった。しかし、「富岡町は負けん」と書かれた横断幕や慰霊碑の裏に貼られたシールに被災地の皆さんの決意を知ることもできた。兵庫県内にも福島県から避難している人もおられる。
 また、兵庫県から派遣されている職員の76名のうち、7名の職員と意見交換を行う機会を得た。被災地での復興の仕事と生活のことや思いを聞かせてもらった。中には3年目という長期にわたる職員もあり、忙しい時期には深夜終電で宿舎に帰り、朝一番に出勤というきびしい日々が続くこともあると聞いた。派遣を希望し、ようやく実現した方、家族と一緒に来られた方、まだ若いがやりがいのある仕事と頑張る方など、派遣元の部署はそれぞれでも、遠く宮城の地で宮城県の職員や各県からの派遣職員とともに被災者と向き合いながら復興に頑張っておられる様子を知ることができた貴重な意見交換の機会だった。

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