百聞百見

ふじもと百男の政治活動日記

北方領土の日

2011年02月10日 06時08分04秒 | インポート

 7日は北方領土の日だった。昨年の尖閣諸島中国漁船事件以来、ロシア首脳による北方領土への上陸をはじめ開発計画発言など、露骨な領土固定化の動きが続いている。北方領土は言うまでもなく、日本の固有の領土であり、現状はロシアによる不法占拠が続いているわけで、国際法上も歴史的にもロシアの領土ではないことをあらためて日本国民が認識し、領土返還への意思を固める日が北方領土の日である。

 新聞各紙には北方領土の日の一面広告が掲載されていたが、そうした日本の立場を無視するロシアによる一方的な領土固定化の動きにはいらだつばかりだ。学生時代にはソ連大使館へ北方領土返還を求めてデモが行われ参加していた。また、当時、映画「氷雪の門」が上映され、日ソ不可侵条約を一方的に破棄して樺太に侵入してきたソ連軍から日本人を守るために最後まで真岡郵便局で電話交換台にとどまって亡くなった乙女たちに涙した。中学校の社会科教師になってからも北方領土の問題には特に力を入れて指導してきた。映画『氷雪の門』を文化祭で上映したこともある。竹島や尖閣諸島など、我が国の領土に関して、地理的な認識、歴史的経緯をきちんと教えて、子ども達に領土に対する認識を固めさせておかないと、年月が経てば、現状が固定化されてしまい、永遠に還ってこない、ということになりかねない。そんな思いで、授業をしてきた。

 領土に関する教育をしっかりと行っていくには、教師自身の認識が深まっていなければならない。以前、ある勉強会で北方領土を訪問してきた若い中学の先生の報告を聴いたことがある。先生はその体験を元に北方領土に関する授業を新たに開発し、実践して、その効果が大きかったと報告していた。多くの教師が領土に関する教育についての認識を深める研修、体験の機会をもつことが大切だと思う。今後もそうしたことに取り組んでいきたい。 

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 社剣道スポーツ少年団創立4... | トップ | 県統計功労者表彰 »