百聞百見

ふじもと百男の政治活動日記

加瀬英明氏の講演-日本会議兵庫北播磨支部総会

2019年06月24日 05時49分34秒 | 日記
 23日(日)、今日は日本会議兵庫北播磨支部の令和元年度の総会と記念講演会が加東市社福祉センターで行われた。
 北播磨支部は平成24年12月8日(大東亜戦争開戦記念日)に日本のへそ西脇市で産声をあげ、翌25年4月28日(主権回復の日)に第1回総会を行った。それから回を重ねて7回目、令和元年の総会を開催することになった。
 総会では、支部長(藤本百男)の挨拶に続き、来賓を代表して、安田正義加東市長、内藤兵衛県議から祝辞をいただいた。総会には、来賓として、大豊康臣、村岡真夕子県議会議員、小紫泰良加東市議会議長をはじめ、西脇市、加東市、加西市、小野市の市議会議員、かだ裕之参議院兵庫選挙区第3支部長夫人に出席いただいた。
 総会議事の後、午後2時から記念講演会が開催された。講師は外交評論家、日本会議代表委員・東京都本部会長の加瀬英明氏。「憲法改正で日本はよくなる」の演題の下、90分間お話しいただいた。加瀬氏は昭和11年生まれの82歳だが、その豊富な経験と人脈をもとに幅広く執筆、講演活動を行っておられ、今回は念願が叶い、東京から遙々北播磨の地にお越しいただくことができた。
 加瀬先生は、冒頭、「令和は危機の時代」であると、今回の御代替わりで改めて浮かび上がった、象徴天皇制、女性天皇・女系天皇、男系の維持、大嘗祭の意義などをめぐる課題を指摘しながら、天皇の神聖性を守ることの重要性を話された。また、今回の米国のトランプ大統領の来日で安倍首相と大統領が5月27日に自衛艦「かが」にそろって乗艦し、そのあと、大統領が米艦「ワスプ」に乗り移ったことにふれ、5月27日は日本海海戦勝利を祝う「海軍記念日」だったことや、帝国海軍の空母「加賀」は真珠湾攻撃に出撃したこと、ワスプはガダルカナル攻防戦で日本のイ19号潜水艦が沈没させた米艦艇の名であったエピソードも紹介された。今後の日米同盟について、大統領選挙の候補者の考え方に注意を払う必要性にもふれられた。また、日本国憲法について、まず、前文の日本語の文法の誤りを指摘しながら、原文が英語で書かれている現憲法の成立過程、GHQの占領目的、ポツダム宣言などにふれながら、サンフランシスコ講和条約成立直後に憲法改正を行っておくべきだったと、それをやらなかった吉田茂首相の間違いを批判し、そのご70年余りも賞味期限切れの憲法の下で過ごしてきたことによる問題、特に自衛隊の現状についてさまざまな指摘をされた。前文以外にも24条、20条にふれ、個人主義の行き過ぎ、信教の自由のはきちがえ等による日本人が大切に伝えてきた美徳や家族の絆、神道行事などが破壊されてきたことも指摘された。締めくくりに、日本の心を守り伝えていくために、まずは自衛隊の9条明記を一歩として憲法改正を実現していくことの大切さを述べられた。質疑応答では、伊能忠敬、二宮尊徳、渋沢栄一などの先人を挙げ、寺子屋で学んだ人たちが偉大な業績をえげていることを指摘し、現在の「お受験」によるエリートコースを歩もうとする、「合わせる人生」では事を為すことはできない、との思いを述べられた。
 講演後、感激して控室を訪ねて来られたご婦人に、「今日は皆さんとの出会いを楽しみに来たのです」と笑顔で答えられた先生のご姿勢に深い感銘と勇気をいただいた。
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