28日(日)、自衛隊の青野原駐屯地創設47周年記念行事が行われた。駐屯地に近づくに連れて、見学者の車で道路が渋滞していた。
10時から国旗入場で観閲式が始まり、栗田千寿司令による部隊の観閲が行われた。第8高射特科群の各ミサイル部隊の隊員・車両などが観閲を受けた。
その後、音楽隊の演奏、隊員による格闘展示、そして訓練展示が行われた。今年の訓練展示では、オートバイによる偵察、ヘリコプターや戦車の登場はなく、少し物足りなかったが、パトリオット、近SAM、短SAM、中SAMの各ミサイルが次々と登場し、敵を攻撃、撃退した。
12時過ぎから体育館で祝賀会が行われた。出席の県会議員を代表して、乾杯の発声役を務めた。国会、県会、市町議会、県民局長、各自治体の首長、防衛協会、自衛隊OB等多くの代表が出席し、自衛隊への感謝と青野原駐屯地のさらなる充実発展を祈念した。
戦後最も厳しいと言われる安保環境の中で、自衛隊への国民の信頼、期待は高まるばかりだ。自衛隊の憲法明記はじめ、防衛力の増強、防衛産業の強化等は喫緊の課題だが、その前に、「自分の国は自分で守る」という覚悟を国民自身がしっかり持つことが必要だ。自衛隊にお任せでは国を守ることはできない。