ふうるふうる・たらのあんなことこんなこと

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原発を輸出していいの?

2011-12-10 20:09:43 | 原発

中浦和“ふうるふうる”のたらです。
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 「原子力協定」について、10月30日の朝日新聞朝刊に、次のような解説がありました。
 4総合核物質や原子力機材などを輸出入する際、平和利用に限定して軍事転用を防ぐため政府間で結ぶ協定。政府が署名し、国会が承認して発効する。政権交代前に米国、フランス、EUなど7カ国1地域とすでに締結。民主党政権は原発輸出に積極的で、東日本大震災前までにベトナム、韓国など4カ国と署名している。

 どうなっているのか気になっていたら、今日12月10日の東京新聞「発言」欄に読者の角井敦子さんからの投書がありました。全文をご紹介します。
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「原発輸出とんでもない」 
 福島原発事故以降、いまだ福島県民の約六万人が県外避難している。多くの人が義援金を送ったりボランティアに参加したり、人ごとではないと行動しているが、収束まで何十年かかるか分からず、重くのしかかる。
 そのような時、ロシア、韓国、ベトナム、ヨルダンへの原発輸出のための「原子力協定」の審議が国会で始まり、驚いた。自殺者が出るほど多くの人々を苦しめている原発を輸出するとはとんでもない。思い切って経済産業省に電話した。
 「ベトナムが建設したいと言っている。ベトナムの自己資金は建設費の一割から二割。あとは日本の国際協力銀行(JBIC)が4,5%の利子で融資する。JBICは日本政府の出資だから、簡単に言えば日本の税金で建設です。使用済み核燃料はベトナムで処理すると思う」と、対応は親切で丁寧だったが、内容は恐ろしいものだった。
 心配でたまらず、二日の国会の外務委員会も傍聴した。「福島選出の玄葉光一郎外務相はかつて原発輸出には積極的になれないと言っていたが」との野党議員の質問に、「相手国が要請するので協力する」と応えた。野田佳彦首相は「相手国の要請に基づき、わが国の高い水準の技術、安全を提供する」と答弁し、衆参両院本会議で民主、自民などの賛成多数で原発輸出のための原子力協定を可決、承認した。
 原発事故が人々の命と生活を脅かす今、輸出を議論している場合か。命懸けで働く原発作業員や故郷に帰れない人たちに「安全」と言える環境をつくるのが、首相の第一の仕事ではないか。
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 私もそう思います。
 「安全を提供」??? どの口が言うんだ。
 これでまた一つ日本が怨まれる種をまいてしまったことになると思った。

 8月12日に「七世代におよぼす」というタイトルで「何ごとを取り決めるにあたっても、我々の決定が以後の七世代にわたっておよぼすことになる影響をよく考えなくてはならない」と。ある決議事項をめぐって自分が投票するなら、その票は自分だけではなく、まだ生まれていない者たちも含めて、以後の七世代のための一票なのだ。ざっと見て、百五十年から二百年。そんな遠い未来の子にまで、いくつもの世代を超えて、いま決められたこのことは、影響を与えつづけるのだから」という文を紹介したけど、本当に切実に考えてほしい。

 さて、私は何をしていけるだろう。「よく考えてしっかり行動」


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