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前原国交相、JR不採用問題に言及

2010-01-22 22:47:50 | 鉄道・公共交通/交通政策
前原国交相:JR不採用問題「早く解決を」(毎日新聞)

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 87年の国鉄分割・民営化の際、労働組合の組合員がJRに採用されなかった問題で、前原誠司・国土交通相は19日の記者会見で、与党3党が解決に向けて動き始めていることを明らかにした。

 前原国交相は「長年解決していない問題だ。闘ってこられた方も高齢となり、亡くなった方もいる。一日も早い解決が望ましいとは考えている」と述べたうえで、「何らかの要請、要望があれば対処したい」と話した。

 この問題は、国鉄労働組合(国労)所属などを理由に、北海道や九州の組合員ら1047人がJRに不採用となり、解雇無効を求める訴訟が続いている。
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前原国交相がJR不採用問題の解決に意欲を示した。この問題は、ついに今年で23年目を迎える。

現在、解決を見ないまま59名がすでに他界している。一刻も早い解決が求められていると言えるが、一方で、これまでの23年間の経過を考えると、どんな低い水準でも解決すればいいというわけにも行かない。当事者が納得できる解決をする必要がある。

実質的に雇用が回復されればいい(復帰先がJRでなくてもよい)と考える当事者もまた多く存在する国労などの労働組合と、JRへの職場復帰をあくまで求めている動労千葉との路線の違いも、この解決局面で表面化してきている。旧国鉄時代の錯綜した労使関係が尾を引き、難しい解決を迫られているが、あくまで当事者の要求を軸に、みんなが納得できる解決を目指してほしい。

これまで、解決のチャンスが訪れるたびに、優柔不断な態度でチャンスを逃してきた国労指導部は今度こそ当事者の要求をきちんと取りまとめるよう指導力を発揮すべきだ。

<参考>2010年1月19日 前原大臣記者会見(国土交通省サイト)

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