安全問題研究会~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

公共交通と原発を中心に社会を幅広く考える。連帯を求めて孤立を恐れず、理想に近づくため毎日をより良く生きる。

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怒濤の10~11月が過ぎ……Yahoo Japanに別れを告げる

2022-12-02 22:02:38 | IT・PC・インターネット
当ブログ管理人にとって、怒濤の10~11月が過ぎ、師走を迎えた。

10月は、鉄道開業150年記念東日本フリーきっぷを使った3泊4日の旅行をした。11月は、3日に札幌学院大学で開催された日本科学者会議北海道支部主催「2022年北海道科学シンポジウム~北海道の地域振興の道は? -JR問題と原発問題から考える-」での発表に続き、20日は原発汚染水問題、27日には沖縄基地問題に関する集会を2週連続で主催者として開催しなければならず、超多忙だった。

昨年の秋は、当ブログ2021年10月4日付記事「2021年、別れと決意の秋のようで……」でお伝えしたとおり、長年の付き合いだが惰性になりつつあったみずほ銀行の使用をやめ、北海道新聞の購読を打ち切るなど、思い切った「断捨離」を行った。

その別れと決意の秋の続編ではないが、今年、2022年秋も、長年の付き合いだったものの中で「切る」決断をしたものがある。Yahoo Japanとの付き合いであり、当ブログ管理人は、2004年以来、18年間にわたって続けてきたYahoo Japanの使用をやめる決心を固めたのである。

原因となったのは、ヤフーニュースのコメント欄である。もともと「品性下劣、無教養ニッポン」の象徴的存在だったが、「元」秋篠宮妃眞子さんに対する激しいバッシングは、天皇制廃止論者である当ブログ管理人ですら見ると吐き気を催すレベルだった。その後、眞子さんがPTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症したことを考えると、相手が一般人であれば傷害罪での立件を視野に入れた当局の捜査が行われてもおかしくないほどのレベルである。

数年前に起きた木村花さん自殺事件などを契機に、野放図なバッシングコメントに対する社会的包囲網が強められる中、インターネット全般の傾向として、コメントを野放しにしていたサイトが次々と統制に動く流れができた。ブログサイト「BLOGOS」が数年前からコメント欄を登録制とした後、サイト自体も今年5月末限りで廃止されたのもそうした動きの一環であろう。

民主主義を何より重んじる当ブログ管理人にとって、こうした動きは言論の自由に対する規制であり、本来なら憂慮すべきことだが、言論の自由と差別・ヘイト・フェイク・バッシングの自由をはき違えている連中がここまで多いと、一定の規制は受け入れざるを得ない。

こうして、またひとつ言論が規制されていく。ファシストでも宗教原理主義者でもなく、「無関心」と「バカ」こそが民主主義の真の敵であることをつくづく実感させられる。

このような状況にあっても、ヤフーニュースのコメント欄だけは、相も変わらず「やってる感」を出すだけの実効性のない対策ばかり。「批判コメントが殺到して一定数を超えた場合に、アルゴリズムによってコメント欄を自動的に非表示にする」などそれがどうしたというのか。この11月から始まったYahooアカウントと所有者の携帯電話番号を紐付けする対策にしても、やらないよりはマシであるものの、複数の携帯電話を持っている人や、格安SIMを頻繁に乗り換えている人に対しては効果がないことが明らかだ。Yahoo Japanは、一体いつまでこのような無意味で小手先だけの「対策」を続けるつもりなのか。

多くの日本人にはあまり知られていないが、Yahoo Japanのサイトは、今年4月6日以降、EU(欧州連合)及びイギリスからの閲覧ができなくなっている。

参考:重要なお知らせ 2022年4月6日 (水)よりYahoo! JAPANは欧州経済領域(EEA)およびイギリスからご利用いただけなくなります(Yahooによる告知)

参考記事:Yahoo! JAPAN、欧州からの接続遮断へ 「法令順守の対応コスト面からサービス継続不能」(ITmediaニュース)
ヤフージャパン、欧州から利用不可に「サービス提供が難しいと判断」(朝日)

Yahoo Japanは、閲覧ができなくなるという告知だけで理由を明らかにせず、ITmediaニュースの取材に対しても「法令順守のための対応コストの観点で継続不能と判断した。具体的な関連法令などは回答できない」と極めて不誠実な回答しかしていないが、2018年に制定されたEUの一般データ保護規則が求める基準を満たせないためではないかというのがこの問題に詳しい識者の見解だ。一般データ保護規則が求める基準に合わせてサイトを改造することは技術的に不可能ではないものの、コストに見合わないと判断したことがITmediaニュースの取材に対する回答から透けて見える。平たく言えばYahoo Japanは「コンプライアンスよりカネ」「バッシングを苦に自殺する人の命より自社の利益」を優先するクソ会社ということだ。

こうして、Yahoo Japanの利益優先、人命・法令無視、差別・ヘイト・フェイク・バッシング放置の姿勢に対する怒りが積もり積もっていたところに決定的な事件が起きた。当ブログ管理人自身が無意味で理不尽なヤフコメ民によるバッシングを受けたのである。

今年はまだ6月だというのに、一部地域で40度近い異常な高温に見舞われる地域が続出した。電力需要が毎年、少なくなるこの時期に合わせて発電所の定期点検を行う電力会社が多いこともあって、電力不足も起きた。気象庁が多くの地域で6月中の梅雨明けを速報値として発表。梅雨明けは沖縄を除けば、通常最も早い九州南部でも7月下旬なので、1か月近くも早い「梅雨明け(速報値)」発表となった。

その後、7月~8月前半にかけ、一転してぐずついた天候が続いた。当ブログ管理人は、これだけ極端な天候だと梅雨明け時期の見直しもあり得ると思い、8月上旬、ヤフコメ欄にそのことを割と気軽に書き込んだ。梅雨明けは、まず速報値として発表され、実際の天候の推移を見て、必要なら確定値を公表する際に見直しを行うのが慣例だからである。

ところが、バッシングコメントが吹き荒れ始めた。「梅雨明け宣言に見直しなんてあるわけがない」「気象庁を批判したいだけのバカ」「そもそも立秋を過ぎているので、今降っているのは梅雨前線ではなく秋雨前線による雨。そんなことも知らないのか」など理不尽きわまる罵詈雑言だった。

品性下劣で無教養なヤフコメ民という名のバカどもに、当ブログ管理人が「上から目線」で偉そうに教えてやろう。そもそも梅雨前線、秋雨前線というのは「北からの湿った冷たい空気と、南からの温かい湿った空気のぶつかる場所が連続線となった場合に発生する」という点で同じものであり、気象学上はどちらも「停滞前線」が正式名称である。それが春から夏にかけて発生すれば梅雨前線、秋に発生すれば秋雨前線という通称で報道が行われているに過ぎない。その程度のことも知らないバカどもが、一時は気象予報士試験の受験も本気で検討したことがある当ブログ管理人をバカ呼ばわりするなど、1兆年早いのだ。

2022年の早すぎる梅雨明け宣言(速報値)にはやはり無理があったようで、実際に「見直し」が発表された(参考記事:関東などの梅雨明けが1か月遅く修正 気象庁が過去にない大幅見直し/ウェザーニュース)。いくら今年が極端な天候だったとはいえ、特に北陸・東北南部に関しては6月中の梅雨明けから梅雨明け時期を「特定できない」へ、前代未聞の大幅な見直しである。ここまでの大外れは過去の記憶になく、本来なら気象庁の担当責任者が引責辞任しなければならないほどの大失態である。



そして、正しいことを書き込んだ当ブログ管理人を無根拠にバカ呼ばわりし、罵倒してきたヤフコメ民という名のクソ野郎どもは、本名を堂々と名乗って連絡してくるなら、言い訳をいつでも聞いてやる。

この事件を通じて、当ブログ管理人はメンタルが悪化し、もはやYahoo Japanとの縁を切る以外にないと判断した。Yahoo Japanのトップページを誤って開いてしまうことがないよう、見たくないサイトをブロックしてくれるプラグイン“BLockSite”を、愛用しているGoogle Chromeに追加。Yahoo Japanをブロック対象に指定することで強制的に見られなくする措置を講じた。夏以降、検索はgoogle(これはこれで問題だらけだが)、ニュースサイトはgooニュースを利用している。Yahoo Japanをやめた結果、メンタルも安定した。

Yahooメールも、上記のような理由からいずれは縁を切るつもりでいたが、梅雨明け宣言問題をめぐるバッシングで、身体が反射的に動き、気づいたらブロック対象に指定していた。もう耐えられなかった。

今回の怒りは本物で、こういうときは徹底的にやるのが当ブログ管理人の流儀である。過去に何度か言及しているが、当ブログ管理人はマルクス主義活動家であり、いわゆる一般人とは違う。当ブログが目指す社会変革にとって敵とみなした者は容赦なく打倒する。Yahoo Japanはすでに「敵性サイト」として当ブログの打倒対象に指定している。コメント欄閉鎖に向け何らかの法的措置が執れないか、近く知り合いの弁護士との協議に入る予定だ。

反射的にYahooメールをやめてしまったため、次にどこのメールサービスに乗り換えるかはまったく考えていなかった。いろいろと比較検討した結果、とりあえず、当ブログを運用しているgooの有料メールサービスを利用することにした。gooも以前は無料メールサービスがあったが、もう何年も前に終了している。だが、NTTのグループ企業であるNTTレゾナント社が運営しているというだけでも、少なくともクソ会社Yahoo Japanよりは信頼できる。

なお、せっかくgooの有料メールサービスに乗り変えるのなら……と、この際、ブログもメールとセットで有料サービスに切り替えた。有料にすれば広告がなくなるとの案内だったのに、有料化から1ヶ月以上経った現在も掲載され続けているなど、よくわからない点もある。読者のみなさんの目に見えるような変化があったかどうかわからないが、写真データの容量が大幅に増え、簡単なアクセス解析も可能になるなど、使いやすくなったことは事実である。

同時に、これを機会に「当ブログのご案内」(パソコン版のみ表示。スマホ版、タブレット版では表示されない)に掲載していた当ブログの紹介文を一部変更した。『当サイトは列車の旅と温泉をメインに鉄道・旅行を楽しみ、また社会を考えるサイトです』の直後に記載していた『生きているだけで苦しいこの社会をともに考え、変えていきましょう』の表現を削り、代わりに『「あなたがすることのほとんどは無意味でも、あなたはそれをしなくてはなりません。それは世界を変えるためではなく、あなたが世界によって変えられないようにするためです」(マハトマ・ガンジーの言葉)を活動上の支えにしています』に書き換えた。

これは当ブログ管理人の心境の変化によるものである。昨年11月、札幌唯物論研究会会長から「社会の上部構造を規定しているのは人々の生活様式、生産様式という下部構造であり、それはそんな簡単に変わるものではない」というありがたいお言葉を頂戴したことは、今年5月25日付当ブログ記事ですでに述べた。それ以降、「社会を変えたい」などというのは単なる自分自身の思い上がりに過ぎないのではないかと自問自答するようになった。今の私は、活動することで社会が変わるなどとはすでに思っていない。ここに自分という人間がいて、後世の人々が見ても恥ずかしくない、誇れる人生を過ごしたという証を残すことが自分が活動を続けるほとんど唯一の動機になりつつある。その瞬間、ずいぶん弱気だな、と思って若い頃は相手にもしていなかったガンジーのこの言葉の意味が、理解できるようになったのである。

今はそれしかできないし、それ以上を望む必要もないと思っている。これだけ頑張っても日本が沈む一方で浮上もできないとしたら、申し訳ないが最初から日本はしょせんその程度の国に過ぎなかったのだ。

そういうわけで、当ブログに対しては、今後ともご鞭撻をよろしくお願いしたい。

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メーリングリストの管理業務から離れてみて思うこと

2019-12-02 21:15:44 | IT・PC・インターネット
12月2日、GMO社によるメーリングリストサービス終了に伴い、福島原発事故以降、管理業務に当たってきた5つのメーリングリストの管理業務から、結局降り、新しい方にバトンタッチしました。

当初は、安全問題研究会がサイトを置いているさくらインターネット社のメールサーバーサービスを使う予定でしたが、メーリングリストから配信されたメールにそのまま「返信」すると、メーリングリストではなく、送信者の個人アドレスが「送信先」欄に入ってしまうという挙動をどうしても解決できませんでした。サポートに電話しても「少しお待ちください」ばかりで要領を得ず、「Yahoo!メール使用者は正常に動作しない可能性がある」と意味のわからないことを言われ、同社のサービスへの移行をあきらめました。

次いで、誰もが考えつく「Google」グループ機能を使用したメーリングリストを立ち上げ移行を図りましたが、ここでも同じ症状が……

同じように、配信されたメーリングリストの投稿メールにそのまま「返信」で返そうとしたところ、「送信先」にはやはり個人のアドレスが入ります。

結局この問題の解決策がわからず、「もう疲れた」とブログはじめ、何か所かでつぶやいたところ「管理業務を引き継いでもいい」と申し出てくださった方が2名ほどいらっしゃいました。そこで、私が管理業務を行っていた5つのメーリングリストを分担して、お二方に管理人を代わっていただくことになりました。いずれも福島県内在住の方です。

その後、「Google」グループ機能では、メーリングリストのメンバーが「返信」をクリックした場合の動作を管理者が設定できる仕様になっており、しかもその設定がデフォルトでは「送信者」になっていて、これを「グループ全体」に変更することで私が意図していた動作になる(メーリングリストのメンバーが「返信」をクリックするとメーリングリストのアドレスが「送信先」欄に入り、参加メンバー全員に配信される)ということが、偶然わかりました。同じようにメーリングリストの管理をしている人(関西在住の方です)と別件で電話がつながった際に愚痴ったところ、そのように教えてもらったのです。

しかし、私がそれを知ったのが、わずかの時間差で次の方に管理業務をバトンタッチした後だったため、結局、管理業務はそのまま申し出てくださった方にお譲りする、ということになりました。

長年、管理業務をしていたメーリングリストでまったくといっていいほど争いごとなどの混乱もなく、しかも私の苦戦ぶりを見て交代を申し出てくださる方にも出会えたことは幸運だったと思います。

この経験は、また新たなメーリングリストの管理人になるときが来たら、役に立つことでしょう。そのときの備忘録としても、この苦闘を記録しておいたほうがいいと考え、恥ずかしながら記録にとどめておくことにしました。

反原発、改憲反対など私が加入しているメーリングリストはいくつかありますが、私ですら水準はこんなものです。未だにメールが配信されないとか、文字化けしたなどと、ネット右翼と呼ばれる人たちであればもう四半世紀も前に通過してしまったレベルの技術水準で問い合わせをしてくる人がいます。左派・リベラル派のネット技術なんて大半はこの程度です。ネット右翼や右派陣営で、もし「パヨク」からのサイバーテロなどを警戒している人がいたら、「そんな心配はする必要がない」とお伝えください。そんな技術が我々にあれば、こんな衰退はしていないと思います。

当ブログから見て「敵対陣営」である右派・保守派は、ネット活用では背中も見えないほど先を行っています。どんどんYoutubeに最新の動画をアップし、twitterをジャックし、コメント欄を埋め尽くしています。私たちの陣営は、せいぜい「フェイクニュースにご注意を」と紙媒体で訴えるのが精一杯の状況で、ネット活用という意味では、100年後も右派に勝つのは無理だと実感しました。

「ネットはもうやめました。でもあなたの書いたものは読みたいので郵送かFAXでください」という方にもこの間、多く出会いました。当ブログ管理人は、最近はネットでの露出は控え、地道に紙媒体で書き、それを人に直接会って届けるという「地上戦」重視の方針で臨んでいます。

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スマホからガラケーとタブレットの2台持ちに移行

2014-10-31 21:30:19 | IT・PC・インターネット
2011年から使ってきたスマートフォン、IS03がだいぶ古くなった。古いモデルのため、ただでさえ性能の低いバッテリーの劣化はいかんともしがたく、機種変更を行うために、先日、auショップに行った。

…のはいいのだが、店員がケータイとタブレットの2台持ちをしつこく勧めてくるので、結局、2台持ちすることになってしまった。ケータイはGRATINA、そしてタブレットはASUS MeMO Pad(TM)8である。

我が家は北海道でもかなり都市部から離れた場所にあり、高速固定通信サービスのエリア外のため、自宅では固定回線の代わりにモバイルルーター、WI-FI WALKER DATA08Wを使ってきた。このモバイルルーターは便利なのだが、3G専用で、自宅がLTEのエリア内に入っていてもLTEの電波を受信できないため、動画や画像を見るときには重くて不便を感じることも多かった。これに対し、ASUS MeMO Pad(TM)8は、この端末でデータ通信を行うことができるほか、この端末をアクセスポイントとしてPCをネットにつなぐこともできる。LTEの電波も受信できるので、3G限定だったWI-FI WALKER DATA08Wより格段に通信速度は速くなる。WI-FI WALKER DATA08Wを解約してこのタブレットに切り替え、IS03をGRATINAに変えれば通信料が現状より安くなる。最後はそれが決め手になった。

唯一、後退したのは、WI-FI WALKER DATA08Wでは1か月のパケット通信料が無制限だったのに、このタブレットでは7Gbpsの制限がかかることだ。これでむやみやたらにradicoでラジオ放送などを聞いていたらすぐに制限を超えてしまう。ニュースなどの情報収集はパケットと無関係のワンセグTVにしようと思ったら、このタブレット、ワンセグチューナー機能がない。こんな大画面なのにもったいないと思う。一方、こんな小さい画面でワンセグなんて見たくもないよと思うGRATINAにはワンセグ機能がついていて、しかも受信感度も悪くない。世の中、うまくいかないもんだと思ってしまう。

しかし、まさか私のスマホ人生がIS03の1代限りで終わり、再びガラケーに戻す日が来るなんて思ってもいなかった。スマホからガラケーに戻す人の都合などメーカーもショップも全く考えていないらしいことは、auショップにIS03からGRATINAへの電話帳データの移行を頼んでみたところ、すぐにわかった。

「移行作業が終わりました」とショップ店員が言うので、GRATINAの電話帳を見てみて唖然とした。「あ」「か」「さ」などの行ごとに電話帳データが分けられておらず、全員の電話番号が「他」のところに入っている。それでも五十音順に並んでいるならまだ検索も苦にならないが、並び順はランダム。

「これ、何とかならないんですか」とショップ店員に聞いたが「ここではこういうふうにしかなりません」とのこと。仕方なく家に帰り、どうしたものかと思案した。電話帳データをケータイからPCにサルベージできる「LISMO Port」の配信はとっくに終わってしまったし、できたとしてもガラケーにしか対応していない。スマホからの電話帳サルベージは想定しておらず、全く対応していないことが分かった(実際、古いCDから「LISMO Port」をインストールしてみたが、スマホを認識すらしなかった)。

赤外線通信によるIS03からGRATINAへの電話帳移行もうまくいかず、仕方なく、Bruetoothを起動させてみたところ、ようやく電話帳データを「あ」「か」「さ」…行に振り分けながら移行させることに成功した。なんだか最近、ケータイショップの店員よりも私のほうがスキル持っているような気がする。今の仕事をやめる気はさらさらないけれど、もし辞めさせられても商売替えできるかもしれない。

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我が家の通信環境と声優ラジオ

2013-09-08 23:43:14 | IT・PC・インターネット
アニメ・声優オタク趣味からはすでに撤収状態の当ブログ管理人だが、カネをかけず、手軽にアニメ・声優とのつながりを維持する方法のひとつとして、声優のラジオ番組は支障がない限り聴くことにしている。特によく聴いているのが「水樹奈々 スマイルギャング」「林原めぐみのTokyo Boogie Night」「堀江由衣の天使のたまご」(通称「てんたま」)の3つだ。

転勤族の当ブログ管理人にとって、これらの番組が聴けるかどうかに直結するAMラジオ放送の受信状況はいつも関心事のひとつだ。名古屋、千葉勤務時代はラジオの受信状況に全く問題がなかったが、福島に出向してからは、AMラジオは屋外でもNHK以外はほぼ受信できなかった。本来なら、政令指定都市クラスの大都市でないにもかかわらず、「スマイルギャング」「てんたま」の2番組がネットされている福島県はきわめて恵まれた環境なのだが、私の住んでいた場所は山間部で、地面を這うように電波が伝わってくるAMにはきわめて不利な場所だったのである(電波が光のように直進しかできない性質を持つFMにはもっと不向きな地形だったが、FMは近くに中継所があったためクリアに受信できていた)。

インターネットサイマル放送サイト"radiko"の登場でこの状況に風穴が空くかと思っていたが、"radiko"登場時は首都圏以外での受信はできなかったから、状況に大きな変化はなかった。

根本的に状況が変わったのは、携帯をスマホに変えてからだ。スマホ版の"radiko"は地域にかかわらずどこでも受信できる(携帯さえつながれば、基地局やGPSデータによって最寄りのラジオ局を拾ってくれる)。ここに来てようやく、「スマイルギャング」「てんたま」をスマホ経由で受信できるようになった。

今年4月から住んでいる現在の自宅(北海道)でも、AMラジオの受信状況は悪く、声優ラジオの受信はスマホ頼みだが、"radiko"を起動してみて愕然とした。地元、北海道のラジオでは「スマイルギャング」「林原めぐみのTokyo Boogie Night」はネットされているが、「てんたま」はネットワークされていないのだ。

5月頃までは、ネットされていない以上、仕方ないと思い、この状況でも「スマイルギャング」「Tokyo Boogie Night」だけを聴く生活を送っていたが、先日、何気なくPCで"radiko"を起動してみて驚いた。地元、北海道の局ではなく東京の局が表示されている。「てんたま」もこの方法で文化放送を選択すれば聴くことができるようになった。

なぜPC版"radiko"を起動させると、我が家で地元局ではなく東京の局が表示されるのか初めはわからなかったが、ひとつの理由が思い当たった。我が家のある地域は光どころかADSLすらサービス圏外で、最も通信速度の速い固定回線はいまだISDNという状況だ。動画の閲覧など速い回線が必要な人はG3端末などを使用してPCをネット接続するしかないが、当然ながらG3端末は固定回線ではないから、PCが回線の局番などから接続地域を特定することができず、東京の局が表示されるのかもしれない。

いずれにせよ、PC版"radiko"で東京の局が表示されることで、「スマイルギャング」「Tokyo Boogie Night」を聴くのにもわざわざスマホを使う必要はなくなり、「てんたま」と併せて3番組すべてをPC版"radiko"で聴くことができるようになったのは大変ありがたい。高速固定インターネット回線が通じていないゆえの怪我の功名のような気がしなくもないが、最も近いコンビニまで10km近くも離れているような生活不便な地に住んでいるのだから、これくらいの見返りはあってもよいのかもしれない。

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ホームページ担当を拝命、その他IT関係いろいろ

2013-05-20 22:16:13 | IT・PC・インターネット
1.ホームページ担当を拝命

4月に転勤した北海道の職場で、ホームページ管理担当を拝命した。面倒なシステム管理者をやっと離れられたと思ったのに…

仕事は、職場の公式サイトの更新。業務量はそれほど多くなく、週1回程度だ。とはいえ、面倒なのは、コンテンツをそのままアップロードできるhtmlファイルの形式にした上で、サーバー内のどの場所にアップすべきか、ツリー構造で示した指示書を作成、本部に送信しなければならない点だろうか。

私の職場がWEBサーバーを本部で一括管理しており、地方支社にはWEBサーバーがないため、どうしてもこのような形にならざるを得ないが、各コンテンツファイルのアップロード場所をツリー構造で示した指示書なんて、WEB管理に携わったことのない人だったら何を意味しているかさえ、わからないかもしれない。

実際のところは、ローカル内でフォルダのツリー構造を作ってからリンクを張り、WEBサーバー上に転送すればそのままWEBとして閲覧が可能になるだけのことだが…。

私のインターネットデビューは、メール・掲示板への書き込みが1998年頃。自分のサイトを持ったのは2001年か2002年頃だったと記憶する。その後、Infoseek(楽天)が無料レンタルサーバーのサービスを打ち切るまで、一貫して趣味のサイトを運営してきた。今にして思えば、この経験をしておいて良かったと思う。鉄道やアニメ・声優といった他愛もない趣味のサイトを作る経験をしておいたことが、こんな形で本業に生きる日が来ると思っていなかった。趣味が実益を兼ねたのは私の人生で初めてかもしれない。

それにしても、昼は職場で公式サイトの更新、夜は当ブログの更新とは、私の生活のIT化も来るべきところまで来たような気がする。現在管理しているサイトは、当ブログ含め5つもある。

2.北海道でのネット事情

当ブログ管理人の住所は札幌から遠く離れた田舎町。JRの最寄り駅までは車で20分。ようやく駅に着いても列車は3時間に1本という場所にある。光はおろかADSLすら来ておらず、職場のネット回線も未だにISDNという信じがたい状況だ。10年前のネット環境に戻ってしまったようで、重いファイルやアプリをダウンロードするのに苦労している。

ただ、10年前と違うのは、WI-FIモバイルルーターがあることだ。転居後、早速地元のauショップで、WI-FIモバイルルーター、WI-FI WALKER DATA08Wを申し込んだ。下り最大40Mbp、上り最大15.4Mbpと謳われているが、ADSLすら来ていない町にWI-FIなんてあるわけがなく、結局は3Gの速度しか出ないから、露骨に重いと感じることも多い。だからといってISDNでは話にならないし、現状、この町ではこれが最も早い通信だから、しばらくこの方式でいくしかないと思っている。

3.PC新調

北海道に来てからPCを新調した。私が主に使っていた東芝dynabook SX/290NR(2006年製)の老朽化・不具合が目立ち、そろそろ更新が必要と判断したのだ。WindowsXPのサポート終了までまだ1年あるし、それまでにはWindows8が安定的に稼働するようになると思うので、あと1年待つつもりだったが、不具合がたびたび起こるようになったこと、妻がパソコンを手放せない状態になったが、今まで使ってきたNEC Lavie LL750があまりに大きくて重く、持ち運びに難儀していたので、軽量PCに切り替えることになったのだ。

自宅近くのケーズデンキで、少ないラインナップの中から選んだのは富士通製LIFEBOOK UH55/Hで、重さはわずか1.6kg。dynabook SX/290NRが1.3kgだったからわずかに重くなったに過ぎない。これなら妻でも容易に持ち運びができる。キーボードが軟弱そうなのが若干、不安ではあるが…。

これを機会に、2年前から妻専用機となっていたNEC Lavie LL750は私のメインマシンに復帰した。

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自宅のプリンターを複合機に買い換える

2012-03-22 21:35:14 | IT・PC・インターネット
自宅で使用してきたプリンター、キヤノンIP-4300がご臨終となった。電源ボタンを押しても電源が投入できなくなったのである。かなり以前から電源ボタンの反応が鈍く、危険は感じていたが、とうとう、今日電源を投入しようとして電源ボタンを強く押したところ…ボタンが壊れ、死亡確認…

このプリンターは名古屋時代に買ったもので、もう6年以上も使ってきた。十分元は取ったと思う。

買い換えついでに今度は複合機、それも自動原稿送り装置付きのものを選ぶことにした。結果、選んだのがBrother MFC-J825N。現在では必須の有線・無線LANに加え、Wi-Fiにも対応。私のスマートフォン、IS-03はWi-Fiを備えているので、Wi-Fi経由で写真の印刷もできる(まだ試していないが)。

改めて6年間の技術の凄まじい進歩を感じる。

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サブ機のメモリ増強記:動作が速くなり快適!

2011-10-24 23:54:32 | IT・PC・インターネット
今さらながら、私が使用しているサブマシン、東芝Dynabook SS SX/290NRのメモリを増強することにした。このマシンのスペックは、

CPU:Intel PentiumM 1.20GHz
メモリ:512MB(256MB+増設256MB)
HDD:60GB
OS:Microsoft WindowsXP professional

であるが、CPUクロック数、HDD容量と比べてあまりにメモリが少なすぎる。普段の作業中にストレスを感じることはあまりないが、バックグラウンドでウィルス対策ソフト(ESET SMART SECURITY)がウィルススキャンを始めたら、他の動作が止まってしまうこともしばしばだった。要するにこのマシンの最大のウィークポイントはメモリだったのだ。

東芝Dynabook SS SX/290NRがメモリを最大で1280MBまでしか増やせない中で、ギリギリまで容量を増やそうと、容量1GBで価格も手ごろなELECOM製 DDR2-667/PC2-5300 200Pin 1GB ET667-N1GAを選んで購入。職場でもシステム管理を任されている私がメモリ増設くらい自分でしなければ笑われてしまうと思ったので、交換は自分で行った。ノートブックの場合、メモリ増強や交換のためにキーボードを外さなければならない機種もままあったりするが、東芝Dynabook SS SX/290NRはメモリスロットが底面にあるので、キーボードを取り外さなくて済むのはありがたかった。

メモリスロットの蓋を空け、増設スロットに差し込まれていた256MBのメモリを慎重に取り外してそこにDDR2-667/PC2-5300 200Pin 1GB ET667-N1GAを装着。これで、デフォルト256MB+増設1GBとなり、このマシンのメモリ上限まで増設が完了した。

メモリスロットの蓋を閉め、マシンを起動する。

起動自体は早くなった印象を受けないが、起動後の動作は明らかに速くなった。特にIE8で複数のタブを開きながらのネットサーフィンや、バックグラウンドでESET SMART SECURITYが作動しているときの動作は見違えるほど早くなった。たったの2,500円でこんなに快適になるなんて、なぜもっと早くやらなかったのだろう。

ちなみに、このサブマシンは、メイン機としてNEC Lavie LL750を購入した後は完全に予備機扱いになっていたが、最近、妻がいろいろな事務でPCを使用することが増えたため、このメイン機はほとんど妻専用機みたいになってしまった。職場でネットワーク、システム担当などをやってきた経験から、PC経験が浅い/スキルが高くない人ほど高性能機を使うべきだというのが私の持論である。たいていのトラブルは何とかできてしまう私のレベルだと別に低スペックでも構わないので、今、またこのサブ機が私の愛機になってしまっている。

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外付けポータブルHDDを買い換え

2011-08-05 23:06:56 | IT・PC・インターネット
本当に今年は呪われている(特に震災後)。4月にはFAXが壊れ、予備として物置の肥やしになっていたFAXが急遽登場したかと思えば、携帯電話もボタンがおかしくなり買い換えとなった。線量計も落として壊してしまったし。

そして、今度は外付けポータブルHDDが故障した。接続しているPCから突然認識されなくなったり、また認識されたりを繰り返すようになったのだ。

何度かフォーマットを繰り返し、エラーチェックや不良クラスタの回復作業をしたが治らず。USBケーブルの問題かもしれないと思い、ケーブルを取り替えてみたがダメ。もはや回復不能の物理的故障と判定するしかなくなった。

結局、膨大なデータを移動させられないままPCの内蔵HDDがクラッシュしてはたまらないので、データ避難場所として購入することにした。某家電量販店で容量あたり単価が1番安いHITACHI TURBO MOBILE(500GB)を選び、6,980円で購入。

技術進歩は恐ろしいもので、ポータブルHDDもついに1万円出せば1TBが手に入るところまで来た。1TBでUSB3.0対応、1万円というものもありつい手を出しそうになるが、自分にそんな容量が必要なのかと考え直す。今回壊れたポータブルHDDにしても、300GBの容量を3分の1程度しか使っていなかった。1TBなんて持て余すに決まっているし、容量を使い果たすより先にご臨終が来ると思う。

本当は320GBでもいいくらいなのだが、売り場に並んでいるものをよく見てみると、500GBより容量が小さいものでも価格は500GBとほとんど変わらないことに気付く。これ以下は容量が大きくても小さくても、製造コストは同じなのかもしれない。それなら同じ値段で最大の容量を手に入れておいた方がいい。

USB3.0は確かに魅力なのだが、現時点でそんな転送速度が必要とも思えなかった。第一PC本体が対応していないし、それは次回の買い換えの際に考慮すればいい。

それにしても今年は本当に身の回りのものがよく壊れる年だ。次に壊れるのは自分自身か?

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ケータイをスマホに変える

2011-07-27 21:42:25 | IT・PC・インターネット
原発事故で命も危険なこの非常時に何をやっているのかと思う読者諸氏もいるかと思うが、ケータイを3年使ったW53CAから念願のスマートフォン、IS03に変えた。

W53CAの優れたカメラ機能(操作性、撮影の安定性)には相変わらず全く不満はないが、そろそろ3年間使い倒したためボタン操作が怪しくなってきた。特に電源ボタンが強く押さないと反応しなくなってきたのは致命的である。

そんな折、妻の使っている機種が2012年7月以降、800MHz帯の周波数再編のあおりで使用できなくなるとのアナウンスがKDDIからあった。該当機種を使っている顧客には今なら無料で機種変更に応じるという。周波数再編までまだ1年あるとはいえ、24日の記事で紹介した地デジ同様、何事も直前になると店舗は混雑するし、操作性に優れた良い機種は直前になるほど入手しにくくなるから、機種変更するなら今のうちだと思い、ショップに行くことにした。そして、どうせなら私のほうも、電源ボタンが今にも死にそうなW53CAにこだわり続けることはないと思い、一緒に機種変更することにした。

数年前から料金制度が変わり、番号ポータビリティ制度による他社からの乗り換えを除けば機種変更が0円でできるプランはなくなり、機種変はずいぶん高くつくようになった。しかし先日ショップに行ったところ、端末購入費にも充当できるポイントが3万円分も貯まっていることがわかった。

思えば、名古屋勤務時代の2001年、金山駅前の路上で「ケータイが当たるクジ引きです」と言われてクジを引いたところ、ツーカー(懐かしい)ケータイが当たったので、それまで使っていたJ-PHONE(現在のソフトバンク)からツーカーに乗り換えた。この時以来、ポイントは一度も使わないまま、なんと10年分が貯まりっぱなしになっていたのだ。せっかくの機会なので、今回の機種変でこのポイントを使うことにした。

IS03は、auが送り込んだ初めての実用的なスマホだ。ドコモ、ソフトバンクに後れを取ったものの、それを挽回して余りある性能で登場時はずいぶん話題になった。

使ってみての感想だが、当初言われていたような「メモリ容量が少なく、すぐに動作が重くなる」という実感は全くない。近年のハイスペックPCのような感覚で次々とアプリをダウンロードしてはインストールするような一部の人たちがそう感じるだけだと思う。かつて、HDD容量がたったの810MB(GBではなくMBなので念のため)、メインメモリが16MB(繰り返すが単位はMBなので念のため)しかない東芝Libretto50というロースペックPCをメイン機として使っていた苦労を思えば、この程度で重いなどというのは贅沢な悩みだと断言できる(こんなマシンが給料1か月分の価格だったのだから、改めて日本の技術の進歩には恐ろしさすら覚える)。

最初、ガラケーとあまりに違いすぎる文字入力の方法に難儀したが、それにも次第に慣れ、今ではこの触感が当たり前になってきた。改めて、PC用のサイトをそのままの形で閲覧できるというのは便利だと思う。youtubeも見られるので、JNN福島第一原発情報カメラも閲覧できる。私の知っている範囲で、PCでできてIS03でできないことといえば、ふくいちライブカメラが見られないことくらいだろう(ここがIS03で見られない理由は、Windows Media Playerのプラグインが必要だからである)。

ただ、やはりネット上のレビュー等で言われていたとおり、電池の減りは恐ろしく速い。電源を入れているだけで全く使用しなくても、2日に1回は充電が必要だし、特に車や鉄道などで移動中の電池の減少スピードは尋常ではない。しかし考えてみればそれも当然で、AndroidはOSなのだからノートPCと同じだと考えるべきだと思う(実際、この記事にあるようにAndroidはPC上でも動作するらしい)。平たい言い方をすれば、スマートフォンとは「電話機能のついたモバイルPC」だという理解をすべきものである。ここまで来たらもはや電話機能はおまけにしか見えない。

カメラ性能は、画素数だけの比較ならW53CAよりIS03のほうが上回っている。しかし、操作性でははっきりW53CAに軍配を上げる。なによりもW53CAはカメラ機能を売りにしていただけにどのボタンがどのような操作につながるのか明確だったし、カメラとして構えやすい形状で撮影時の手ぶれもほとんど起きなかった。カメラ機能をメインに据えようという製作陣の「思想」が感じられる造りになっていた。

対して、IS03は(まだ慣れていないせいかもしれないが)ズームなどの操作もすべてディスプレイ上なので戸惑うことも多い。W53CAをIS03に乗り換えると、昔の機械式フィルムカメラからいきなり最新鋭のコンパクトデジカメに乗り換えたような違和感を覚える。この感覚に慣れるには、もうしばらく時間がかかるだろう。

しかし、私にとっては満を持して手に入れたIS03である。この機種も長い付き合いになるだろうと思う。

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地上波アナログ全面停波~58年の歴史に幕

2011-07-24 20:50:17 | IT・PC・インターネット
アナログテレビ放送が終了 58年の歴史に幕(ITmediaニュース)

58年間も人生を生きていない私にとっては、生まれたときからお茶の間にあるのが当たり前だったアナログテレビ。数年前から騒がれながら、どこか遠い世界の出来事のようで実感が持てなかった地上波テレビのデジタル化とアナログ停波。その日がついにやってきた。

…が、私の住んでいるのは福島県。宮城、岩手と並んでここはアナログ停波先送り3県のひとつ。私の一生のうちに二度とないせっかくの歴史的瞬間なのに、結局、見ることができなかった。

来年3月までここに住んでいれば、アナログ停波の瞬間を見ることのできるチャンスが訪れるはずだ(マニアの中には、来年3月、それを見るためだけにわざわざ東北3県入りする人もいるかもしれない)。だが、東日本大震災からの復興のもたつきぶりを見る限り、停波再延期もあり得るのではないか。

それにしても、「買い物客の小競り合いも チューナは品薄状態」とはあまりに酷い(リンク先の産経の記事のことではなく、記事中に登場する小競り合いを起こした客らのことである)。

地上波テレビの全面地デジ化、アナログ停波なんて10年も前からわかっていたにもかかわらず、事前にチューナーを準備する計画性もなければ「少し待てばいいや」と慌てずに待つ忍耐力もない。何事も尻に火がつかなければやらない人は私の周囲にも大勢いるが、こんなところで小競り合いを起こす客らはすべてが杜撰で行き当たりばったりの人生しか送っていないからこんなことになるのだ。こんな体たらくだから政府にいいようにやられるのだし、彼らに行き当たりばったりの菅政権を批判する資格はないと思う。

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