安全問題研究会~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

公共交通と原発を中心に社会を幅広く考える。連帯を求めて孤立を恐れず、理想に近づくため毎日をより良く生きる。

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核のない未来を願って 松井英介遺稿・追悼集(緑風出版)

●安全問題研究会が、JRグループ再国有化をめざし日本鉄道公団法案を決定!

●安全問題研究会政策ビラ・パンフレット
こんなにおかしい!ニッポンの鉄道政策
私たちは根室線をなくしてはならないと考えます
国は今こそ貨物列車迂回対策を!

祖母の訃報、そして国家試験

2008-11-30 23:54:50 | 日記
妻の祖母が数日前から危篤状態だったが、28日夜、他界した。
結婚後、2度ほど正月にご挨拶した。すでに認知症が進行しており妻のこともわからない状態だった。

妻によれば、御年103歳の大往生。1904年生まれである。
1904年がどんな年だったか調べてみたが、39歳の夏目漱石が「吾輩は猫である」を発表したのがこの年である。千円札に載っている人がバリバリ現役の時から生きているというのは、やはり大往生には違いない。

葬儀に行かなければならないのだが、私は明日、国家試験である。う~ん、業務命令で受けろといわれ、受験料まで会社に負担してもらっている試験を受けないというわけにもいかず、これは究極の選択だ。

やむなく、妻は葬儀に向かうものの、私は国家試験を受けるために残り、年末に改めて祖母のお参りをすることにした。

あわただしく旅装を整えた妻を駅まで送り、私は受験勉強の最後の点検をする。

そんなあわただしい中、30日、いよいよ国家試験受験の日を迎えた。
ちなみに受験するのは「第1種衛生管理者」試験である。これは、労働安全衛生法に基づく国家資格で、従業員50人以上の事務所、工場、倉庫等の事業所には必ず置くことになっている。主な仕事は職場の安全管理のほか、有害物質や有害作業からの従業員の保護、健康診断の実施などの健康管理(メンタルヘルスを含む)となっている。

試験は郡山市の日本大学で、9時30分から3時間の日程で行われた。結果発表は12月17日に行われる。

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鉄道ファンか、倒れた三脚直そうと電車に接触死…茅ヶ崎

2008-11-29 22:49:37 | 鉄道・公共交通/趣味の話題
鉄道ファンか、倒れた三脚直そうと電車に接触死(読売新聞)

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 29日午前9時10分頃、神奈川県茅ヶ崎市本宿町のJR東海道線の浜竹踏切で、貨物列車(26両編成)に男性がはねられ、死亡した。

 茅ヶ崎署の発表によると、男性が踏切内に三脚を立てて電車を撮影しており、倒れた三脚を立て直す際に接触したのを、通りかかった人が目撃しており、同署で男性の身元などを調べている。JR東日本横浜支社によると、同線は東京-小田原間の上下線で約55分間運転を見合わせ、1万4000人に影響が出た。
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過去ログで何回か、最近の撮影マナーの悪さに苦言を呈してきた当ブログ。いつかこんな事態が起こりそうな気がしていたが、ついに起きてしまった。亡くなった男性のご冥福をお祈りするが、同情する気は全く起きない。

そもそも鉄道営業法第37条には、「停車場其ノ他鉄道地内ニ妄ニ立入リタル者ハ十円以下ノ科料ニ処ス」とあり、鉄道用地への立ち入りは違法である。

そりゃ誰しも写真を撮る以上はいい写真を撮りたいに決まっている。だが鉄道ファンも社会の一員、法令遵守は当然として、マナーも守らなければならない。

マナーが守れない者には、このような末路が待っていると警告しておこう。

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帰途につこうと思ったら、おいおい勘弁してくれよ

2008-11-27 21:17:39 | 鉄道・公共交通/趣味の話題
早朝、ホテルをチェックアウトし、同僚ともども玉名駅に着く。おみやげを物色しつつ、7時8分発「有明6号」博多行きを待っていたら、悲劇の開始を告げるアナウンスが…

「有明6号に先行している普通列車が、車両故障のため停車中です。有明6号も1時間以上の遅れとなる見込みです」

ったく、なんてこったい。
福岡から羽田へ向かう飛行機は11時20分発。2時間以上遅れても大丈夫なだけの余裕はあるものの、飛行機が苦手なため博多から「のぞみ」に乗り継ごうとしていた同僚は、この時点で乗り継ぎアウト。せめて玉名から大牟田まで移動できれば、福岡までは西鉄を使うという手があるのだが…

結局、有明6号は定刻の1時間15分遅れで到着。その遅れを引きずったまま博多へ到着した。到着後、私は「ああ、またか」と思った。

過去、仕事がらみで九州内の特急(特に「有明」)に乗ると、いつもなにかトラブルに見舞われているような気がする。

1993年8月、まだ就職前で九州在住だった私は、熊本市内某企業の会社説明会に行くため「有明」に乗っていた。この年は、東北地方で米の作況指数が20台を記録し、外国産米の緊急輸入に追い込まれた「平成の大凶作」の年で、夏の間、九州でもほとんど太陽を見たことがないほどの異常気象だった。

私が熊本へ向かった日も、天災という抗いがたい原因があるとはいえ、乗車した「有明」は定刻の2時間30分遅れ。当時、携帯電話はまだ普及しておらず、1台しかない車内電話には遅れの連絡をしようとする人が行列となっていた。私はその列に並んでいたが、順番が来る前に熊本に到着してしまった。もちろん駅の公衆電話も、駅の外の電話もみんな使用中である。

仕方なく、私は冠水した道路をとぼとぼ歩きながら会社に向かったが、到着後、「もうお見えにならないのかと思っていました」と人事担当者からイヤミを言われ、さんざんな結果に終わった。その後、今の会社に就職できたから良かったようなものの、このまま入社できるところがなかったらどうなっていたことか。

ちなみに、私が長い鉄道ファン人生で「2時間以上の遅れによる特急料金無手数料全額払戻し」を唯一、経験したのもこの時である。

就職後の1996年、九州勤務だった私が上司と2人でやはり熊本市内へ出張したときにもトラブルがあった。博多から熊本行き「有明」指定席に乗ると、すでに先客が座っている。自分たちの指定席特急券を示し、先客に座席の移動をお願いすると、「え? 私もこの席の切符を持っているから座ってるんですよ」と言う。先客の切符を見せてもらうと、…見事に上司の席と同じ座席番号だった。世に言う指定席の重複発売(ダブルブッキング)だ。思わず3人で顔を見合わせてしまった。

すると、先客が「私、移動しますよ。あなた方、お二人で仕事だと、車内でいろいろ打ち合わせしながら行きたいでしょう。どうぞお座りください」という。私は、切符をちゃんと持っている先客に動いてもらうなんて申し訳ないといったんはお断りしたが、「私は1人ですから、座れればどこでも結構です」と言ってくれた。

そのとき、ちょうど車掌が通りかかったので、3人で重複発売の事実を説明し、切符を見せた。車掌が「どなたか動いてもいい方がいらっしゃいましたら空席があるのでご案内します」と言い、先客が動いてくれることになった。私が丁重にお礼を言ったのはいうまでもない。

(このような事態に備え、車掌は窓口発売しない席を何席か持っているのが普通である。これらは「調整用席」と呼ばれる。)

いろいろ過去の記憶をたどると、九州内の特急では結構痛い目に遭っている。それも、こうしたトラブルはすべて仕事がらみで乗ったときに起きているのだ。個人の鉄道趣味で乗ったときにはほとんど何も起きていないというのに…

そして今回、3度目のトラブルだ。福岡空港からの飛行機には間に合ったが、こんなことは勘弁してほしい。それが仕事での利用となれば、なおさらだと思う。

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出張業務終了

2008-11-26 22:36:34 | 日記
どうやら業務は無事終わった。

差し支えない範囲で説明しておくと、私の任務は労働安全衛生法に基づく職場の安全管理その他について、法令違反がないか等を監査するもの。特に重要なのは、労働安全衛生法に違反した危険な作業をさせた結果、労働災害を引き起こした場合である。

過去には日本の高度成長の過程で様々な労働災害が引き起こされ、そのたびに労働安全衛生法はいろいろな危険防止対策を追加していった結果、五百条を超える法律になった。私の事業所でも、安全対策が必要な現場業務を抱えているので、それを見るわけである。

結果として、監査指摘事項は何もなし。代わりにこっちの方がいくつか宿題を預かった。

小さな地方支社だけに業務は良好に処理されている。他の地方支社もみんなこんな状態だったら本社は楽なのだが。指摘事項がたくさんあった他の地方支社の監査担当者に少し申し訳なくなってくる。

用務は今日1日で実質的に終わり。同行した同僚ともども玉名駅前のホテルに投宿する。明日は朝一番から帰途につく。それにしても、遠いなぁ。

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今日から九州出張です

2008-11-25 18:17:38 | 日記
今日から3日間、熊本県玉名市に出張で来ている。用務は、差し支えない範囲で説明すると、本社勤務者による地方支社の業務監査である。とはいえ、福島から九州となると移動だけで1日潰れてしまい、業務開始は明日朝である。

現地の人に予約してもらった玉名市の温泉旅館「ひきの荘」に泊まる。ここの最大の売りは個室温泉。なんと、「こちょうの間」には写真のような個室露天風呂があるのだ。

よく温泉地にあるような大風呂ではなく、小さいけれど、泉質と湯上がり感は上々。もっと誇っていい温泉だと思うが、いまどきホームページもないのが少し残念だ。

話は変わって。
なんか、gooブログの仕様が変わって、今日からモバイル版でもリンク先へ飛べるようになったらしい。このブログは、ニュース先へリンクして、それについてコメントという形が一般的だから、リンクへ飛べないと意味がないわけで、大変ありがたい。

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リカバリー断行

2008-11-23 23:10:45 | IT・PC・インターネット
自分のPCの調子がすこぶる悪く、最近は起動した直後にシステムファイルがコケてしまい、動作も受け付けなくなるということが増えた。このままじゃあらゆる作業に支障があるので、リカバリーを断行。

データを置いてあるDドライブは残し、Cドライブだけをリカバリーするつもりだったが、作業途中でどうしてもエラーが出てしまう。「購入時の状態に戻す」を選択しなければずっとエラーが続きそうな気配もあったので、思い切って初期状態に戻すことにした。内部のエラーは、私が思っていた以上に深刻だったようだ。

こうしてリカバリーに成功したが、XPをSP3にアップデートした後、IE7を入れ、いろいろネットサーフィンしているうちに何回も連続してIE7がクラッシュした。長年使い込み、内部でレジストリが膨れあがったPCならともかく、リカバリー直後のPCでもクラッシュするとはどういうことだ。これはもう、IE7の基本設計自体に欠陥があるとしか考えられない。つーか、誰がこんなクソブラウザ設計したんだよ。MS社の担当者、説教してやるからちょっと来い。

あーもう頭に来た。こんなクソブラウザ、誰が使うかよ。
リカバリーを機に、これからFirefoxかOperaに乗り換えてやる。

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いい夫婦の日

2008-11-22 20:15:41 | 日記
今日は、いい夫婦の日だったので、妻と2人で食事に出かけた。
出かけた先は那須のチーズフォンデュの店。本格的な冬の訪れで、小雪がちらつく寒さとなったが、運転に支障はなかった。

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2008年の初雪観測

2008-11-20 22:36:06 | 日記
朝、起きて外を見るとうっすらと雪が積もっていた。未明に降ったものと思われる。初雪観測だ。昨年は11月18日に初雪を観測したから、2日ほど遅い。

いよいよ本格的な冬だ。

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衝撃の新事実

2008-11-16 20:10:57 | 芸能・スポーツ
暇で仕方がなかったので、妻と2人でTSUTAYAに行った。別に借りたいCDやDVDがあるわけではない。完全な暇つぶしである。

…が、衝撃の新事実がそこにはあった(単に私が今まで知らなかっただけだと思う)。

「ポ~ニョ、ポニョポニョ、さかなの子~♪」で始まる宮崎駿監督の最新作「崖の上のポニョ」の主題歌、子役の大橋のぞみのほか、藤岡藤巻が絡んでいるではないか。

この藤岡藤巻というのは、藤岡孝章、藤巻直哉の2人の姓を組み合わせたもの。実はこの2人に尾崎純也を加えた3人は、知る人ぞ知る伝説のバンド「まりちゃんズ」のメンバーだったのだ。

70年代の一時期、日本音楽界に爆笑とニヒリズムと、ユーモラスな反権力性をひっさげてデビュー、その芸風故に大騒動を巻き起こした挙げ句、出す歌出す歌ことごとく放送禁止になるという武勇伝を残した、あのバンドである。

何しろデビュー曲のタイトルが「ブスにもブスの生き方がある」だから凄い。歌詞も負けず劣らずで、「ブスよあなたはいるだけでみんなに迷惑かけている 明るいところは歩かずに人目を避けなさい」という歌詞を、公共の電波に乗せるという、今では(当時も?)考えられないことをしでかしたバンドである。

当然ながら、彼らのこの行為は、怖い女性はもちろん、一般のおとなしい女性をも敵に回し、あえなく放送禁止となった。

バンド名をご存じない人も、90年代中期に「尾崎家の祖母(おざきんちのばばあ)」という曲をリバイバルヒットさせたグループといえば思い出す人もいるかもしれない。

当時は世間を挑発するような危ないバンドだったが、宮崎アニメに関わるあたり、彼らにもちゃんとした曲を作れる音楽性があるということだろう。

なお、まりちゃんズについては、ここらへんが詳しい。

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負傷者を手当てした看護師が提訴 尼崎JR脱線事故で

2008-11-14 22:03:46 | 鉄道・公共交通/安全問題
負傷者を手当てした看護師が提訴 尼崎JR脱線事故で

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 JR福知山線脱線事故で負傷者の救護にあたった兵庫医科大病院(兵庫県西宮市)の元看護師の女性(35)が、「事故の惨事に直面して心的外傷後ストレス障害(PTSD)になった」として、国に労災認定を求める訴訟を、18日に神戸地裁に起こすことが14日、わかった。

 女性側の弁護士によると、女性は事故発生直後から病院で負傷者の治療にあたったが、事故数日後から不眠や感情が不安定になるなど、強いストレスに悩まされるようになった。事故から2カ月後、女性はPTSDと診断され、今年7月に退職した。

 女性は18年3月に労災申請。西宮労働基準監督署が退けたため、兵庫労働者災害補償保険審査官に審査を請求したが、今年7月に同審査官は「女性は救急医療に長年携わっており、事故に伴う業務が症状の原因とは認められない」として再び請求を退けていた。

 同病院では事故後、この女性を含めて2人の看護師が症状を訴えたため、カウンセリングを受けさせるなどの対応をとったという。
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「女性は救急医療に長年携わっており、事故に伴う業務が症状の原因とは認められない」として労災申請が却下されたとのことだが、記事にあるとおり、他にも2人の看護師が同様の症状を見せているとのことであり、やはり業務に起因するものとしか考えられない。

逆に、救急医療に長年携わっている人だからこそ、1度に大量の負傷者を治療せざるを得なかったと想像されるわけで、病院がその後、3人の看護師の異常に気付いてカウンセリングを行ったという経過から見ても、労災を認定すべきケースである。

そもそも、看護師がPTSDになった原因は、未曽有の事故を引き起こしたJR西日本にこそあり、彼女たちにはない。労災が認定されるのは当然としても、本来ならJR西日本が彼女たちの献身的な治療行為に対して謝意を表明し、PTSD発症後のカウンセリングも面倒を見るくらいのことがあってしかるべきだと当ブログは考える。

このようなことが続けば、大規模災害や事故などの際「真面目に治療しても報われない」との無力感が医療関係者の間に広がり、ただでさえ絶望的な人手不足に苦しんでいる医療現場から負傷者の治療に名乗りを上げる人がいなくなってしまうのではないか。

事故を起こしておきながら、後遺症に苦しむ関係者に知らんぷりを決め込むJR西日本、それに加担するように彼女たちを放置し、救済の道を閉ざす労働行政に、当ブログは強く抗議する。

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