安全問題研究会~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

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核のない未来を願って 松井英介遺稿・追悼集(緑風出版)

●安全問題研究会が、JRグループ再国有化をめざし日本鉄道公団法案を決定!

●安全問題研究会政策ビラ・パンフレット
こんなにおかしい!ニッポンの鉄道政策
私たちは根室線をなくしてはならないと考えます
国は今こそ貨物列車迂回対策を!

「農」が正当に評価される社会を

1999-06-11 22:29:25 | その他社会・時事
(この記事は、当ブログ管理人が神奈川新聞「自由の声」向けに執筆し、掲載された投稿をそのまま掲載したものです。)

私は先日,農業をめぐってある学習会に参加した。参加者の報告の中で私が最も驚いたのが,農業高校の生徒のうち将来農業を「やる」と答えた者の比率が農家出身の者でも半数に届かず,非農家出身の者にいたっては3割だったことである。もう一度断っておくが,これは農業高校の生徒の意識であり,一般の高校生については言わずもがなであろう。

農業よりも他の職業に興味がある者が多かったそうである。それは,日本の農に対する世間の評価が不当に低いこととも関係がないだろうか。ニュージーランドでは農民になることは「最高の栄誉」らしいが,諸外国と比べて日本では農業を遠い世界の出来事のように感じ,軽んじる風潮があったように思う。

人が毎日,口にする食べ物を安全かつ安定的に供給する農業はまさに社会全体にとって生命線である。国民一人一人がせめて食事の時だけでも,食卓に上った食べ物と,それを作った人たちへの感謝を新たにしたいものである。

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