アフガン・イラク・北朝鮮と日本

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Ăn Lộn Nhe(アン・ロン・二ェ)

2019年02月16日 22時28分40秒 | 職場人権レポートVol.3

くら寿司の悪ふざけ動画がバイトテロなら、ベトナム人バイトのこのトイレの落書きもバイトテロだろう。昨年12月27日に職場の男子トイレ大便器のペーパーホルダーに書かれたベトナム語の落書きだ。私が見つけて社員に写メール通報したが全く音沙汰無しだった。

年も明け2月の今頃になって、落書きの意味がようやく分かった。Ăn Lộn Nhe(アン・ロン・二ェ)。直訳すれば「食べなさい」だが、Fuck Youを意味する俗語になる。どうりで、職場のベトナム人バイトに意味を聞いても、恥ずかしがってなかなか答えてくれなかった筈だ(# Д゚)

日本人バイトでも最賃ギリギリの時給900円台、「ベトナム人の時給はもっと低い」と次長も言っていた(まさか最賃以下か?)。言葉も通じず訳くそ分からずこき使われるだけでは、バカらしくてまともに仕事する気にならないのだろう。

皆んなその事には薄々気付きながら、何か言って上から睨まれたら嫌だから誰も何も言わない。さりとて、この素行不良のベトナム人を仮に辞めさせた所で、こんな時給900円台の職場にはロクな奴しか応募して来ない事も分かっているから、余り強気には出れないのだ。

社内写真を無断でSNSに投稿した私もこれでバイトテロの仲間入りだ。しかし本当に悪いのは私ではなく、低賃金で言葉も通じない外国人バイトを酷使し、問題発覚後もナアナアで済ます会社ではないか?低賃金・長時間労働を是正せず、パワハラと精神論で労働者を過労死に追いやるブラック企業ではないか?

こんな事書くとまたネトウヨが難癖付けて来るんだろうな。「こんなトコでガナってないで堂々と会社に言え」とw。それも今まで散々やって来た。組合もない職場でもLINE使って賃上げ要求しようと呼びかけ実現もして来た。でも一バイトではこれが限界だ。後はこのSNSを見ている労基や政治家の仕事だろう!

何故、言葉もロクに喋れない外国人をバイトに雇ったのか?最賃より更に低い時給で働かせるのは違法ではないのか?こんな事、一バイトに過ぎない私が証拠もないのに個人で上司に掛け合ってもウヤムヤにされるに決まっている。それを労基や政治家が暴いてこそ、本当に仕事していると言えるのではないか?

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アルバイトは計画的に

2019年02月16日 04時52分42秒 | 職場人権レポートVol.3

 

昨日帰宅したら、丁度NHKの「かんさい熱視線」という番組で、外国人留学生バイトの長時間労働の問題を取り上げていました。

番組では神戸の専門学校に通うベトナム人女性留学生のケースを取り上げていました。彼女は日本語の専門学校に通う傍ら、複数のアルバイトを掛け持ちしていて、昨年、自宅で急に倒れ、脳卒中で亡くなりました。

その彼女の一週間の日課が公開されていました。それによると、平日は9時から13時まで学校、13時から18時まで食事や自習、18時から25時まで居酒屋でアルバイトとなっています。そして学校が休みの土日も別の勤務先でアルバイトをしていました。

25時、つまり深夜1時までバイトしていたら帰宅は恐らく2時ぐらいか。そこから食事・入浴もしなければならないので就寝は3時ぐらい。それに対し、午前9時から始まる学校に通うとなると、起床は7時か遅くとも8時になります。睡眠時間は4時間か5時間しかありません。しかも、土日も別のアルバイトをしているので、休息の時間はほとんどありません。これでは過労死するのも当然です。

出入国管理法の規定では、外国人留学生は学業優先の建前から、学費を稼ぐ為のアルバイトのみ、資格外活動として認められているに過ぎません。そのアルバイトも週28時間までに制限されています。日本語学校もバイト先の職場も、その制限時間を守らせようと、入学や入社の際に、誓約書にサインさせます。

しかし、それはあくまで建前です。週28時間そこらのバイトだけでは食べて行ける訳がありません。それに、留学生は多額の借金を抱えて日本に来ています。日本語学校の学費だけでなく、渡航斡旋機関に多額の手数料を払わなければならないからです。

特に日本は、他国とは違い、留学生に対する国や自治体からの生活支援制度はほとんどありません。留学生は隠れてダブルワークしなければ生きて行けません。それを行政も企業も見て見ぬ振りしているのです。見て見ぬ振りしなければ留学生を雇えませんから。

私はこれを見て、昔の「ご利用は計画的に」という大手サラ金のCMを思い出しました。サラ金各社は、建前だけは過剰融資を戒める振りをしながら、実際は融資ノルマ達成の為に、追い貸しで利用者を借金漬けにしていました。その伝で行くと、今の留学生は差し詰め「アルバイトは計画的に」となるのでしょうか?

国際交流だとか異文化交流だとか言って政府が推進している外国人労働拡大政策の、これが実態です。何の事は無い。ただの「貧困ビジネス」「搾取労働」じゃないですか!

 

そう考えると、ウチの会社のベトナム人留学生バイトが、事ある毎に「こんな重たい荷物は持てない」とゴネていた理由も、この番組を見てやっと理解出来ました。彼らがゴネるのは、彼らなりの自衛手段だったのです。常識で考えれば、たとえ女性でも、大の大人が、たかだか5キロや10キロの荷物を持てない筈がありません。もし、そんな物も持てないなら、日本に来た時に下げてきた旅行用のキャリーバッグも持てなかった筈です。(関連記事

でも、他に掛け持ちでバイトしなければならないとなると、出来るだけ体力を温存しようとするでしょう。彼らにとっては、仕事なんて「飯の種」でしかないのですから。出来るだけサボろうとする。

しかし、それでは周囲のバイトは堪った物ではありません。彼らのサボタージュのしわ寄せは全部、自分達が背負わなければならなくなります。案の定、「白菜・大根持てない」とゴネていたベトナム人女性バイトも、そのサボタージュ故に、夜勤の中国人バイトと喧嘩になり、辞めざるを得なくなりました。

また、ベトナム人留学生バイトが注意散漫で凡ミスをよくやらかすのも、掛け持ちバイトで慢性疲労を抱えているからではないかという事も、薄々分かって来ました。

実際、彼らの仕事ぶりは非常に雑です。商品を数える際も数え間違いを何度もします。不揃いな荷物を何千ケースも数える訳ではなく、台車(ドーリー)に、同じ高さに均等に10ケースずつ積まれた商品をたかだか数十ケース数えるだけなのに、何度も数え間違えます。間違いを指摘しても「エヘッ、マチガエタ〜♪」と言うだけで「スミマセン」の一言もありません。

仕事の基本も全然分かっていません。例えば、大・中・小3種類のチェリーを台車に積むとします。大を1ケース、中を25ケース、小を13ケース、それぞれ台車1台に10ケースずつ積まなければならないとします。普通は下記の様に積むでしょう。

大1ケース=1ケース1台。中25ケース=10ケース2台と5ケース1台。小13ケース=10ケース1台と3ケース1台。その上で、必要に応じて端数同士の台車を1台にまとめたりします。

ところが、彼らと来たら、種類毎にまとめて積まずに、横着して、一つの種類を積み終わる度に、その上に次の種類を積み足すものだから、こんな積み方になります。

中10ケースが2台は良いとして、大1ケースの上に小9ケース、中5ケースの上に小4ケース。(左下説明図参照)

こんな積み方するものだから、数も数え間違えまくり。これも2年前に実際にあった事例です。

だから、先日起こった、隣の店の表示器から違う店のラベルを取ってカゴ車に貼ってしまって、違う店に誤配してしまうといった、常識では考えられない様な凡ミスをやらかすのです。

何でこんなミスをやらかすのか?何故ここまで仕事ぶりが雑なのか?今まで全然分かりませんでしたが、この番組を見て何となく理解出来ました。全ては掛け持ちバイト故の注意散漫から来ているのです。それに加え、「どうせ、俺たちは使い捨てなんだから、仕事も適当で良いや」という気持ちもあるのでしょう。

 

昨年末に私が発見して社員に写メール通報したベトナム人留学生バイトによるトイレの落書き(右上写真)も、その延長線上にあります。「どうせ使い捨てなんだから、トイレに落書きしても構うもんか!」という所でしょう。(関連記事

ベトナム人留学生バイト派遣会社の中には、同じ一人の女性バイトを、男性・女性の二人として名簿登録し、週28時間の労働時間制限を潜り抜けようとした会社もありました。これも私が実際数年前に目の当たりにした事例です。(関連記事

この時も、たまたま名簿の間違いに気付いた私が、会社に報告して是正させました。実際には欠員も出ているのに、デタラメな名簿で「人員は充足している」と処理されては堪りませんから。

それに対して、当時の副所長が、口では「有難う」と言いながら、実際には「余計な事しやがって」みたいな感じがしたのを、非常に奇異に思ったのを覚えています。

ベトナム人留学生バイトは日本語もまともに話せません。彼らも、まともに話せる様になろうと日本語学校に通うのですが、実際はバイトに追われて、何年経ってもカタコトしか話せません。中には全く話せない人もいます。

こんな状態で、一体どうやって仕事を教えられると言うのでしょうか?それに、教える私も、時給こそ彼らよりは多少高いものの、同じアルバイトです。時給たった950円や千円しか給料もらっていない契約社員のアルバイトが、何で外国人の通訳みたいな事までやらされなければならないのか!😡

その末に、ようやく会社も職場ごとに専任の外国人担当を置く事になったものの、誰も成り手がいない。結局、私が時給アップと引き換えにベトナム人バイトの教育係に就任する事になったが、そんなもの本来なら社員の仕事だろう!それを何故バイトの私がやらなければならないのか?😡💢👊

これが、低賃金の3K職場で「バイトテロ」が頻発する社会的な背景です。勿論、ベトナム人留学生が皆こんないい加減なバイトばかりではありません。まじめなバイトも大勢います。でも、この様な事例も決して少なくはないのです。

これがまだ悪ふざけに止まっているうちはまだ良い。このままでは、やがて悪ふざけでは済まなくなります。バイト同士や社員との揉め事に必ず発展します。ここまで来たら、もう「学級崩壊」ならぬ「職場崩壊」です。

そう考えると、やはり今の外国人労働拡大政策には賛成出来ません。「人手不足」と言いながら、肝心の賃金や労働条件は低く抑えたままで、「安かろう悪かろう」の外国人を「使い捨て」るだけのやり方では、今より酷くなる事はあっても、良くなる事なぞ、あろう筈ありません。こんな自分勝手な事ばかりしていたら、そのうち強烈なしっぺ返しに見舞われる事でしょう。外国人労働を推進する側も、それに反対する側も、この職場の実態をもっと知った上で議論して欲しいと思います。

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どの口がそれを言う

2019年02月13日 11時37分05秒 | 職場人権レポートVol.3

くら寿司「不適切動画」で謝罪 ごみ箱の魚をまな板へ

くら寿司のバイトが悪ふざけで、ゴミ箱に捨てた食材を再びまな板でさばき、それを動画に上げた。幸い客には出されなかった様だが、下手すれば食中毒にもなりかねない悪ふざけだ。政府・右翼・マスコミは、それをさも針小棒大に取り上げ、道徳教育復活の口実にしようとしている。

でも、おかしくないか?政府やマスコミにそんな事を言う資格が果たしてあるのか?森友・加計問題や統計偽装で今まで散々ウソ・デタラメやり放題やって来た政府や、それに遠慮して何も言えなくなったマスコミに、バイトの悪ふざけを非難する資格が果たしてあるだろうか?

それは企業も同じだ。くら寿司を始めとした外食産業は今まで散々、労基法違反の不当労働行為を繰り替えして来た。すき家のワンオペ、ワタミの過労死然りで。そのモラルハザードがバイトにも伝染し、バイトテロとなって現れたに過ぎない。

低賃金のブラック企業でこそバイトテロも頻発する。中国産餃子やアクリフーズの農薬混入事件然り。バイトが日頃の鬱憤を商品にぶちまけただけだ。バイトテロは勿論許せないが、それをバイト個人だけの所為にして、鬱憤の元にあるブラック企業搾取に言及しないのは、もう「木を見て森を見ず」と言う他ない。

ブラック企業搾取は別に酷使だけとは限らない。放任も酷使と紙一重のモラルハザードに他ならない。碌に教育も受けてないバイト店長に人の指導なぞ出来る訳がないだろう。企業はマニュアルでバイトを教育したつもりでいるが、あんなもの人をモノとしか見ずロボット扱いしているだけではないか。

バイトの悪ふざけを個人の問題にのみ矮小化し、バイトテロと呼ぶ輩は、多分ライン作業の経験も無いのだろう。ラインの殺人的なスピードの中でノルマだ何だと抑え付けられ、見様見真似だけで肝心な事は何も教えてくれない。酷使と放任が交互に繰り返される。そんな環境の中では発狂する人間も出て来る。

悪ふざけどころか暴力沙汰も日常茶飯事だ。社員・バイト間の諍(いさか)いだけではなくバイト同士の諍いも随所で起こっている。同じ場所で同じ仕事をしていても派遣会社も時給も違う。その格差が対立を生む。しかし企業は事なかれ主義で見て見ぬ振り。問題が表面化してもバイト個人にだけ罪を擦り付けて知らん顔。

その背景には低賃金がある。「金持ち喧嘩せず」の喩え通りだ。お互い貧しく、仕事も過酷で、全然未来に希望を見出せない中で、些細な事でも爆発の発火点になる。それが会社に向かうか、バイト同士の諍いになるか、商品に向かうかの違いだけだ。それでもまだバイト個人の問題だと言うのか?

バイトが悪ふざけできない様に、アマゾンみたいに監視カメラでガチガチに管理すれば良いのか?ヤマトでもクール便を常温配送していた事があった。いちいちクールに積み替えている暇がないから常温配送で済ませていた。問題解決は過密労働の是正しかないのに、監視強化に問題をすり替えるのか?

うちの会社のお偉いさんは、先日の誤配事故もバイト個人だけの所為にして、ラインのレイアウト変更だけでお茶を濁した。そして、言葉も通じない偽装留学生の外国人バイトを、人手不足の穴埋めに雇おうとしている。人手不足を招いた自らの低賃金の罪には頰被りしながら。

過去には私の労災事故も闇から闇に揉み消そうとした。これは労働者に対する企業テロではないのか?そのブラック企業テロを容認しながら、バイトの悪ふざけだけを労働者攻撃に利用しようとする輩に対しては、今後も徹底的に闘うつもりだ。

以下、「バイトテロ」は訴えても抑止できない、3つの理由(スピン経済の歩き方)より引用。

基本的にコンビニや外食は、若者を「使い捨ての労働力」として使ってきた。ある日、突然辞めてしまう無責任な人間を想定して、応募がきたら即採用、辞めたら補給というサイクルで回してきた。こういうところで働く若者は自分のことをどう思うか。

「代わりはいくらでもいる使い捨ての労働力」だと思うだろう。

「使い捨て」なので、仕事に対する責任感も誇りも生まれない。だから、教室の悪ふざけのノリで、バカ動画を撮ってしまうのだ。

では、どうすれば彼らに「使い捨て」ではないと分からせるのかというと、彼らがバイトに求めているものしかない。そう、シフトを優遇したり時給を上げたりするのだ。

「いや、働くことは金だけじゃない。大切なのはやりがいやコミュニケーションだ」とか言う人がいるが、賃金や待遇を改善しないで、労働者に精神論を押し付けて不満を封じ込める職場を、世間では「ブラック企業」と呼ぶ。

ちなみに、今回の問題があったと言われる「くら寿司」の店舗のバイト募集を、Webサイトで確認したら「時給936円以上」だった。大阪府の最低賃金は936円なので、ここから技能や経験でグングン時給アップするのだろうが、学生の感覚からすれば、決して「高額バイト」ではなかったはずだ。

これまで日本企業の多くは「賃金は低く、労働者の質は高く」を合言葉に右肩上がりの成長を遂げてきた。そのビジネスモデルが限界にきて、あちこちで崩壊しているのだ。

この日本を支える「低賃金労働者」がたちゆかなくなっているのは、明らかに深刻な人権問題を引き起こす外国人労働者という移民政策へとゴリ押しでかじを切ったことからも明白だ。

「バイトテロ」は許されることではない。徹底的に断罪すべきだ。そう訴える企業側の気持ちもよく分かるが、法的措置の前に、なぜこのような「テロ」が一部の業界で続発しているのかという原因も、考えるべきではないのか。

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いつまでも愛され続ける街の本屋さん

2019年02月10日 08時14分12秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ

 

大阪市西成区の南海天下茶屋駅1階に天牛堺書店という本屋さんがありました。駅の真下にあり、本だけでなく文具も売っているので、私も仕事帰りに時々寄っては、本や文具を買っていました。いつも使う手帳も毎年ここで買っていました。この書店は、新刊書だけでなく中古本も扱っています。店の真ん中に新刊本、両端に中古本が並べられていました。中古本の値段は、単行本が200円、新書・文庫が100円均一だったと思います。新しい本が出た時は新刊書、お金がない時は中古本という様に、どちらも楽しめるので、いつも大勢のお客さんで賑わっていました。

ところが、1月28日に急に店じまいしてしまいました。店のシャッターはずっと下りたままです。駅の1階には書店の他にもテナントが数店舗入居していますが、書店が中央部にあるので、あたりは急に閑散としてしまいました。「改装工事で臨時休業するのかな?」と思っていましたが違いました。実はこの日に、天牛堺書店は大阪地裁堺支部に自己破産を申し立てたのです。堺市に本社を構え、大阪府下南部を中心に10数店舗を展開し、最盛期の1998年には年商28億円を叩き出していた同書店も、21世紀に入るとネット通販拡大の影響をもろに受け、2018年には年商18億円にまで減少していました。数年前からは金融機関も経営支援に乗り出していた様ですが、その甲斐もなく、16億円余の負債を抱え、今回の自己破産申立てに至りました。

しかし、事態はそれだけで終わりませんでした。シャッターに貼られた破産宣告の貼り紙の横に、誰かが付箋とペンをシャッターに張り付け、自由にメッセージを掲示できるようにしたのです。それ以降、シャッターには大小様々な惜別のメッセージカードが貼られるようになりました。その中から幾つか紹介します。

本屋がなくなるって残念。本屋は「知識の泉」ですから。去年の暮、「3年日記」を買ったのが、最後の買物になってしまいました。毎日、日記を書くたびに「天牛・天下茶屋店」を思い出すことになりました。「京阪神・便利情報地図」など、この店で買い、今も役立っています。「天牛・天下茶屋店」ありがとう。店員の方、ご苦労さん お世話になりました。

高校時代、いつも図書館でかりた本を手に持って帰る私に天牛堺書店の店長さんが「おかえり」「いつも遅いね」とあいさつしてくれました。当時はお金がなくて新刊はなかなか買えなかったけれど、古本コーナーで読みたい本をみつけたり、店長さんと「この本はおもしろかった」「この本は私も読んだ」と本について話しながら帰ることのできる毎日が楽しくて、よりいっそう本が大好きになりました。今では、私は東大阪市の中学校で教員をしながら図書室の担当をしています。天牛堺書店で新刊をチェックしたり、自分が学生時代に買った本を寄贈したりして、本を増やし、毎日たくさんの生徒が利用しに来ます。「どうやって、こんな読みたい本ばかり入るの?」と生徒が聞いてくれるとき、天牛堺書店さんのポップやレイアウトを参考にさせていただいたおかげだと思っています。とてもさみしいことですが、いままでお世話になりました。ありがとうございました。

1月28日、いつものように前を通るとシャッターがおりている。珍しくお休み?と思い近づいてみると閉店を知らせる悲しい張り紙が・・・突然のことに呆然としてしまう。すぐに家族に知らせるとみんなショックを受ける。毎日朝夕前を通って、少し時間があれば古本コーナーから文具コーナーまでぐるっと見て回るのが好きだった。掘り出し物を100円で入手したり、便利な文具を発見したり、毎日発売日に雑誌を買って帰ったり・・・。天下茶屋での生活に彩りを添えてくれていた天牛堺書店。突然のお別れから数日経った今も、さみしく悲しい気持ちは消えません。繁華街のメガ書店やカフェ併設のおしゃれ書店よりも、天牛堺書店が大好きでした。感謝とさみしさでいっぱいです。再開の日が必ず、早く、来ますように(以上引用)


これらのメッセージからも、この書店がいかに顧客から愛されていたか、いかに地域住民に支えられていたか、お分かりになると思います。ネットでの書籍通販は確かに便利です。注文から数日後には自宅に本が届きます。いちいち店まで出向いて、重たい本を自宅に持って帰る必要もありません。でも、所詮はネットだけのやり取りなので、情報はどうしても一方通行になりがちです。「今度、信州に旅行に行くの」「そう。だったら、○○ちゃんは鉄道好きだから、この飯田線の秘境駅巡り写真集なんかどうかしら?」という様な、お客にニーズに応じた細かなアドバイスが出来るのは、やはり地域の書店をおいて他にありません。

それに、通販業者にとっては、書籍も単なる金儲けの道具に過ぎません。いかに安いコストで、客に早く届けるか。それが至上命題であり、本の中身なんて二の次、三の次です。そのしわ寄せは必ず宅配業者に行きます。私も宅急便の物流センターで商品仕分けに携わった事がありますが、どんどん仕分けラインに本が流れてくる中で、本に愛着なんて一切持てませんでした。宅配業者も口では「丁寧な荷扱い」を強調しますが、実際に要求されるのは、あくまでも仕分けのスピードです。アマゾンの物流センターでは更に酷く、多くの労働者がバタバタと過労や熱中症で倒れています。

天牛堺書店が中古本を扱う事が出来たのも、「古書・専門書の目利き力には定評があり、国立大学の図書館や研究室などの取引実績も有し」ていたからこそです(参考記事)。そんな貴重な街の本屋さんが、今その歴史を閉じようとしています。

やがて店のシャッターからはメッセージカードも剥がされ、破産宣告の貼り紙だけが貼られた状態になりました。ところが、今度は誰かが、このメッセージカードの存在を報じた産経新聞の写真と記事本文を、シャッターに張り出しました。今もなお、それらの写真はシャッターに貼られたままになっており、通りすがりの人が次々と立ち止まり、目を通して行かれます。これだけ愛された書店なのですから、必ずや再建は可能だと信じています。

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プレカリアートのゴーストバスターズ

2019年02月05日 08時23分55秒 | 職場人権レポートVol.3

前回記事の続きです。会社批判だけだと思われるのも癪なので、事故の予防策についてもHPに投稿しました。

●事故の対策(2月2日投稿)

先の誤配事故について自分なりに対策を考えてみました。

①作業の簡素化
ベトナム人留学生の大半が出稼ぎ目的で来ている事は、もはや公然の秘密です。留学生の中には日本語がほとんど喋れない方も少なくありません。その様な方には身振り手振りで仕事を教える他ありません。その為には作業内容も簡素化する必要があります。例えば今回貼り間違えたラベルも、何故1台のカゴ車に同じ店名のラベルを何枚も貼らなければならないのでしょうか?店舗ラベルとバーコードラベルを一本化出来ない筈はありません。実際に私がかつて働いていた生協ではカゴ車に貼るのはデポカード1枚だけでした。「1枚だけでは紛失のおそれがある」と言いますが、大きめのマグネット・ラベルに変えて、カゴ車側面のプレートに貼り、プレートの向きに収納する様にすれば、1枚だけで使い回しも可能ではありませんか。

②語学習得支援制度の創設
そうは言っても、やはり身振り手振りだけで仕事を教えるのは無理です。翻訳機が使えるのは、せいぜい道案内までです。機械翻訳で誤訳だらけの上、翻訳に手を取られ過ぎて仕事になりません。ベトナム人バイトには日本語で日常会話ぐらいは出来るようになって貰わないと困ります。それは日本人の私達にも言える事です。既に韓国・台湾では国費で留学生の生活支援や語学習得支援まで行っています。外国人雇用を推進する政府・企業の責任でベトナム人バイトの日本語習得、日本人社員・バイトのベトナム語習得支援を求めます。

③仕事にメリハリを付けさせる
先日の誤配事故はベトナム人バイトの気の緩みが原因です。おそらく「表示器の真下にあるカゴ車に何故、同じ店のラベルを何枚も貼らなければならないのか?」と言うのが彼らの本音でしょう。それに対し「カゴ車の入れ替えで場所が変わったり位置がずれる事もある」と教えるのは社員の仕事です。そして、どんな仕事にも納期や最低限のノルマはあります。ところが、実態は作業配置を組んだらもうそれで終わり、後は点検も指導もせずに放置、現場のバイトに丸投げ。それで事故が起こらない方が寧ろ不思議です。

他にも色々書きたい事はありますが、まずは上記3項目について、ご検討をお願いします。

 

以上の文書を会社のHPに投稿しましたが、文字化けでうまく送信出来なかったようなので、改めてテキストに落として印刷し、翌日に下記の補足文書と一緒に会社に提出しました。

●作業簡素化の実践例(上記投稿補足文書)

会社HPへの投稿には1千字以内の字数制限がある為、提案の概略しか投稿出来ませんでした。その中で述べた「作業の簡素化」について、もう少し詳しく説明します。

①ラベルの統一
現状では、カゴ車が満載になれば、1台のカゴ車に店舗ラベルを2枚も貼った上に、まだバーコードラベルも貼って待機場所に持って行かなければならない。例の誤配事故も、その手間を厭う余りに、「表示器の真下にカゴ車がセットされているのだから、店舗ラベルなぞ後で張れば良い」と外国人バイトが思ってしまって起こったのでは?
「カゴ車に1枚ラベルを貼るだけでは紛失してしまう」のは、デコボコに商品積んだ上に小さなバーコードラベルを貼らなければならないからだ。もっとラベルのサイズを大きくし、マグネット(磁石)でカゴ車のプレートに張り付けるようにすれば、1種類のラベルだけでデータの読み込みも配送先店舗名の確認も同時に行えるようになる。
また、マグネット方式にする事で、ゴミ(ラベル片)の削減に繋がり、落下したラベルが床にこびりついて後で時間をかけて剥ぎ取らなければならなくなる悪弊も無くせる。

②備品類の統一
何故、カゴ車がSカゴ・Lカゴ・青カゴの3種類もあるのか?何故、台車が赤ドーリー・青ドーリー(サンキャリー)・鉄キャリーの3種類もあるのか?今まで仕事の種類が増えるたびに、行き当たりばったりで備品の種類ばかり増やして、備品の統一を怠って来たからだ。その為に、管理の手間ばかり増え、肝心の数量確保がおぼつかなくなってしまっている。

③段ボール箱の形状統一
言葉も通じず身振り手振りでしか仕事を教えられない外国人相手に、「はい組み」の説明なぞ至難の業。PCや惣菜が共有クレートで納品可能になったのだから、洋風日配の段ボールも今のキャベツミックスの様にサイズ・形状の統一が可能ではないか?

④作業日報の廃止
言葉も通じない外国人バイトに日本語で作業日報(個人日報)を毎日提出させる意味が果たしてあるのか?毎日の定型作業については、わざわざバイトに作業所要時間を記入・提出させなくても、社員の方で実態を把握できていて当然ではないか?作業日報の作成・提出については、年末年始や盆の繁忙期などの特殊な場合に限るべきではないか?

 

 

(参考)左:カゴ車(ロールボックスパレット)、右:ドーリー(平台車)。必ずしも私の会社の備品と同型ではないが、大体同じ様な物と考えてもらって差し支えない。カゴ車側面のプレート(鉄板、看板とも言う)も左の写真には載っている。(出典:https://daisha-kan.e-fromtanix.jp/)

以上です。

「身振り手振りで仕事を教わっている」のは、実はダブルワーク先のクリーニング工場でも同じです。そこでも従業員の大半が外国人で占められています。現場では日本人の社員・バイトは数えるほどしかいません。そこでは新人の私も、身振り手振りで仕事を外国人の先輩から教わりました。だから、仕事の詳しい中身については今も全然知りません。実際、シーツをかけて流している機械の構造はおろか正式名称すら知りません。先のブログ記事では「乾燥機」と書きましたが、洗濯機でもプレス機でもなさそうなので、おそらく乾燥機だろうと、あくまでも憶測で書いたに過ぎません。しかし、そんな状態でも仕事が回っているのは何故だろうか?シーツをかけては流す。そんな単純作業の繰り返しだから、身振り手振りだけでも仕事を教わる事が出来たのだろうと。シンプル・イズ・ベスト。それを事故予防策の第1項目「作業の簡素化」として上げました。

ところが、本業バイト先の会社ではその逆に、仕事が増えるたびに作業もどんどん煩雑になって行きました。元々はSカゴ(小規模店舗向けの小型のカゴ車)とLカゴ(大型店向けの大きめのカゴ車)の2種類だけだったのに、カゴ車が足りなくなったからと言って安物の青カゴ(中間棚が無いので、大きな荷物も小さな荷物も同じカゴ車に積まなくてはならず、非常に使い勝手が悪い)を入れたものだから、カゴ車の振るい分けや保管に手が取られ、肝心の数量確保が疎かになってしまいました。台車も、元々はクレート(平型ケース)を積む赤ドーリーと、コンテナ(厚型ケース)を積む鉄キャリーの2種類だけだったのに、どちらも積める青キャリーに一本化しようとしたものの、サイズが大きく配送ドライバーから「トラックに積みにくい」と苦情が出て、結局3種類に台車が増えただけに終わってしまいました。

また、上記会社で試験的に支給された翻訳機(ポケトーク)も、実際は使い物になりませんでした。いざ日本語をベトナム語に訳そうとしても、すぐにタイムラグで自動的に電源が切れてしまいます。翻訳で出たベトナム語も後で再翻訳で確認してみたら、「台車」と発音したのに「馬」と訳されていたりと、もう誤訳だらけでした。

翻訳機が誤訳だらけになる理由も分かりました。ベトナム語も日本語や韓国語と同様に、漢語由来の単語が数多くあります。例えば、ベトナム語の「カムオンCảm ơn」(有難う)は漢字の「感恩」から来ています。しかし、同じ漢語由来の単語でも、中国とベトナムとでは意味が異なるものも多数存在します。例えば、中国語の「移動」に相当する単語(Di dời)が、ベトナムでは「移転」(Di chuyển)の意味でつかわれるようになりました。言葉も生き物ですから、長い年月かけて異国に伝わる間に、意味合いが変わってしまう事があります。その違いを翻訳機が認識できずに誤訳してしまうのです。今の翻訳機の性能では、使えるのはせいぜい道案内まででしょう。

第一、日本語同士ならワンステップで次の会話に移れるのに、翻訳機だと、同じ言葉をもう一度ベトナム語に翻訳してからでないと次の会話に移れません。これでは、たとえ、どんなに優秀な翻訳機でも、翻訳にばかり手を取られてしまい、とても仕事になりません。

確かに「日本で働こうとするなら、日本語の日常会話ぐらいマスターしてから来いよ」と言いたい所ですが、しかし言葉も通じない留学生も多くいる中では、一刻も早く彼らに日本語を覚えてもらわなければならないし、私たちもベトナム語をマスターしなければなりません。それは個人の努力だけでは無理です。政府も企業も外国人雇用を国策として推進する以上は、言語習得の時間・費用についても保証するのが筋でしょう。だから、それを事故予防策の第2項目「語学習得支援制度の創設」として上げました。

実際、韓国や台湾では、語学習得の学費だけでなく生活費も国から支給されています。最近ではそちらの国を留学先に選ぶベトナム人も増えているそうです。ところが日本では、悪徳ブローカーと組んで留学生を食い物にしている一部の日本語学校経営者の中には、下手に出来る奴を入れて金儲け主義の経営方針を批判されては堪らないと、敢えて出来の悪い留学生ばかりを受け入れる輩もいるそうです。

しかし、外国人労働者を単に「人手不足の穴埋め」「使い捨ての低賃金労働力」と見なすだけでは、最後には日本人だけでなく外国人からも見向きもされない国になってしまいます。実際、うちの会社でも、低賃金に嫌気が差して日本人バイトがどんどん辞めてます。そこを何とかしない限り、幾ら外国人で穴埋めしようとしても無駄です。ザルで水をすくうようなものです。ところが、うちの会社は、ベトナム人留学生が引き起こした今回の誤配事故も「地縛霊」(店の場所)のせいにして、「厄払い」(ラインの入れ替え)だけでお茶を濁そうとしているのですから、もうお話になりません。

そういう皮肉も込めて、今回のブログ記事を書きました。投稿補足文書の中で「何事もシンプル・イズ・ベスト。言葉も通じない外国人に身振り手振りで仕事を教えなければならないのだったら、面倒な積み方のコツも教えなくても良いように、全ての荷物を同じ大きさの真四角の箱で納品させろ」(段ボール箱の形状統一)と、敢えて極論を展開したのも、その為です。私も勿論、そんな事がよもや実現するとは思ってはいません。でも、バイトにそこまで要求するなら、会社もそれぐらいの改善努力をすべきではないでしょうか?「自分たちは何も改善しようとせず、バイトにばかり負担を押し付けるな」と言いたい。それで「今回の様な事故が起こったら、責任も負担もバイトにしわ寄せ」では、もう自分勝手にも程があると思います。

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我が社の心霊スポットw

2019年01月30日 22時01分11秒 | 職場人権レポートVol.3

 

ブログ更新が滞って申し訳ありません。実は心霊現象にさいなまされていましたw。大阪の西成にも実は心霊スポットがあります。スパワールドの裏手にある通称「首吊り廃墟」がそうです。居酒屋や立ち飲み屋が周辺に林立している中で、そこだけが奇妙な静寂に包まれています。元は大阪国技館という相撲施設があった所で、手前にはその事を記した石碑と案内板も建てられています。

そこが何故、写真の様な廃墟になったのか詳しくは知りません。何故そこが「首吊り廃墟」と呼ばれているかと言うと、そこで首吊り死体が発見されたからです。発見したのはスパワールドの宿泊客です。窓から廃墟の方を見ると、首吊り死体がぶら下がっていたという事で大騒ぎになりました。そこから心霊スポットの噂が広まりました。暇な人はネットで検索してみて下さい。但し、現地に行っても火事で焼け残った建物が建っているだけです。周囲も壁に取り囲まれ立ち入ることは出来ません。くれぐれも、勝手に立ち入って不法侵入で逮捕されたりしないように注意して下さい。

そして我が社にも心霊スポットがあります。冷蔵倉庫内の商品仕分けラインにある2つの店の場所がそうです。ラインは1番から8番まであります。そのうちの8番にある2つの店です。その店は隣同士にありましたが、仕分けするたびに誤配が起こるようになりました。何度注意して商品を仕分けしても、作業員が店の行き先ラベルを貼り間違えて隣の店に誤配されてしまう事故が相次ぎました。そこで、業を煮やしたスーパーが、遂にその2つの店を引き離して、片方の店を8番から最も離れた1番ラインに隔離する事になりました。正に「呪われた2つの店」です。特に1番ラインの隅っこに追いやられた店の方では、周囲にまるで結界でも張り巡らされたかのように、仕分け作業で入るたびに原因不明の悪寒におそわれますw・・・。

こんな笑い話みたいな事が我が社で起こっていたので、その対応に手を取られていました。詳しくは会社のHPに投稿した私の下記の問い合わせメールを参照して下さい。

 

●テレコ出荷事故への対応について(1月26日投稿)

今週初めの夜勤作業で、27番〇〇店と42番△△店のカゴ車が丸々1台テレコ(あべこべに)出荷されてしまう事故がありました。会社側の説明では、この2つの店は、同じ8番ラインの隣同士の場所にあり、仕分け作業で満車になったカゴ車を出す際に、作業者が誤って隣のバーコードラベルを貼ってしまった為に、テレコ出荷されてしまったとの事でした。この2店については、以前にも同様のテレコ出荷事故が起こっているので、両方の店を別々のラインで仕分けする事になりました。

しかし、私はこの会社側の対応について、以下の点で疑問に感じます。

①単に仕分け作業でのラベルの貼り間違いだけが原因なら、どちらかの店の誤配だけで済む筈です。両方の店のカゴ車が同時にテレコで配達されてしまうような事にはなりません。それがテレコにまで至るのは、作業者が時間に追われて、ラベル貼り作業を後回しにせざるを得なかった可能性があります。果たして当日の作業管理は適正だったのでしょうか?

②会社は事故後に、バイト全員に対して、どんな時に出荷ミスが起こりやすいかを問うアンケートを取っています。つまり、この時点では、事故原因の究明はまだ始まったばかりでした。以前にも同様のテレコ事故があったからと言って、事故原因の究明も進まないうちに、何故ライン変更だけを急ぐのでしょうか?「隣同士だから事故が起こった」なんて言い出したら、それこそ毎日ライン変更しなければならなくなります。

③何故よりによって、それまで洋日配専用の8番ラインで仕分けしていた27番店を、わざわざ和日配専用の1番ラインで仕分けするようにしたのですか?そんな事したら、1番で和日配商品仕分け終了後に、また洋日配商品の受注データをダウンロードして仕分けしなければならなくなります。それでまた新たな事故を引き起こしたら一体どうするのですか?同じラインの中で場所を離す、もし違うラインで仕分けするにしても、同じ洋日配ライン(4、6~8番)の中でのライン異動に留める等、他にもっと容易な変更方法があるのに、何故こんな煩雑な事をしなければならないのでしょうか?

事故原因の究明もなおざりにしたまま、仕分け作業者に余分な負担だけを強いる今回のライン変更には絶対に納得できません。

 

●事故の根本原因(1月30日投稿)

過日投稿した誤配事故はテレコ出荷ではありませんでした。42番△△店に行くべきカゴ車1台がラベルの貼り間違いで27番〇〇店に誤配されてしまった単独事故でした。以上訂正しておきます。

その事故対応ですが、双方の店名・番号が類似しているならともかく、類似もしていないのに、以前も同じ店同士で誤配があったからというだけで、わざわざ異なるカテゴリー区分のラインに異動し、仕分け作業の手間を増やすだけの対応には、どうしても納得が行きません。

前回も今回も、誤配したのはベトナム人留学生バイトでした。むしろ、そこにこそ誤配が何度も起こった原因があるのではないでしょうか。これが言葉が通じる日本人相手なら、たとえ仕分け初心者であっても正確に作業しなければならない事ぐらいは伝わります。しかし、言葉も通じない外国人労働者に身振り手振りで作業を教えただけでは、「ただ数通りに箱を分ければ良い」ぐらいにしか伝わりません。何故、カゴ車を正しくセットしなければならないのか?店舗ラベルをカゴ車に貼っておかなければならないのか?店舗ラベルとバーコードラベルが一致している事を確認しなければならないのか?言葉も通じない相手に、身振り手振りだけで、そんな細かい所まで説明するのは無理です。

だから誤配が立て続けに起こったのです。そんな事は少し考えれば誰でも分かります。でも、外国人労働者を教育するには時間も手間もかかる。一方で上からは「事故の責任を一体どう取るのか?」と日夜詰め寄られる。そこで苦し紛れに、仕分けレイアウトのせいにして、ライン変更だけでお茶を濁したのでしょう。

でも、幾らそんな事をしても、根本的な解決にはなりません。変更後もまた同じ様な事故を起こすだけです。むしろ「何か言っても睨まれるだけだ。ただ上から言われた通りに、形だけ取り繕えば良いのだ」という風潮が蔓延して、ますます「ただ数通りに箱を分ければ良い」だけの仕事に成り下がってしまいます。

そうなってしまったのも、元はと言えば会社や社員がそれに流されて来たからです。それでも、どうしてもライン変更で済ませたいなら、一旦手仕分けの形にして、バイトに負担を押し付けるのではなく、社員の手でデータ読み替え処理をするのが筋だと思います。

 

以上が誤配事故について私が会社に問い合わせた内容です。それに対して所長から事故の内容について説明も受けました。所長の説明によると、事故が起こったのは作業終了間際の、もう仕分けなければならない商品もほとんど残っていない時間帯です。作業に追われてラベルを貼り間違えたというならまだしも、別にそんな状況でもなく、現場が商品やカゴ車でごった返して混乱した状況でもなかったのに、何故、隣の店のバーコードラベルを貼ってしまうといった凡ミスを、同じ店で2度もやらかしてしまったのか?

ラベルを貼り間違えてしまったベトナム人バイトに確認しようにも、最初に貼り間違えたベトナム人は既に退職してしまっています。2回目に貼り間違えたベトナム人も、日本語が通じない為に、きちんと聞き取りが出来ませんでした。そこで、状況証拠から事故原因を推測すると、おそらく「元々カゴ車に店の行き先ラベル(店舗ラベル)を貼っていなかったのではないか?」と言うのです。

仕分け作業のカゴ車には、最初に店舗ラベルが貼られます。それを貼っておかないと、仕分け中にどこの店のカゴ車か分からなくなりますから。そして、カゴ車が商品で一杯になると、作業者はその店のバーコードラベルを貼って、携帯端末でバーコードをスキャンして、カゴ車を所定の場所に持って行きます(下記マニュアル参照)。そこで、もし間違えて隣の店のバーコードラベルを貼ってしまっても、店舗ラベルとバーコードラベルが一致しなくなるので普通は気付きます。しかし、作業員がその意味を理解せず、単に「商品を積むだけ」「目の前にあるバーコードをスキャンするだけ」と認識してしまっていたらどうなります?相手は言葉も満足に通じない外国人労働者です。十分あり得る話です。

こんな事になってしまったのも、会社が政府の尻馬に乗って、言葉も通じない外国人労働者を、単に安い賃金で雇えるからという理由だけで、安易に人手不足の穴埋めに雇ったからではないですか。そうであるにも関わらず、ベトナム人教育係までバイトの私に丸投げし、カゴ車1台分を丸々誤配してしまう重大事故が起こっても、それを仕分けレイアウトにせいにして、店同士を引き離せばそれで良しとして、それに伴う余分な作業が増えても、バイトに押し付ければ良いとする。

それに異議を唱えても「上が決めた事だから仕方ない」と。じゃあ、もし上が藪医者で、インフルエンザにかかっても通常の風邪薬しか処方してくれなかっても、「上が決めた事だから仕方ない」と受け入れるのか?もし自分が患者なら、絶対にそんな事ないですよね。「ちゃんとした薬を処方してくれ」と言うでしょう。それが何故この場合はOKなのですか?困るのはバイトで自分ではないからでしょう。

受注データの切り替え自体はそんなに難しくはありません。別のカテゴリーのデータをラインのパソコンにダウンロードして、そのカテゴリーの画面に切り替えるだけです。でも、メチャメチャ忙しい時はその秒・分単位の遅れが命取りになる場合もあるのです。そもそも会社や社員の監督不行届で起こった事故なのに、何故バイトだけに負担をしわ寄せされなければならないのか?そんな事を許してしまったら、次はバイトの首切りが強行されますよ。事故も増えはしても減る事は絶対にないです。

そういう「形だけ取り繕えば良い」という仕事のやり方が、単に「商品を積むだけ」「目の前にあるバーコードをスキャンするだけ」「間違えて積み間違えたりスキャンし間違えても知ったこっちゃない」という無責任な態度を増幅してしまっているのではないですか。今の厚労省の統計偽装、安倍政権のアベノミクス偽装と同じ事を、会社もやってしまっているじゃないですか。

本当は私も、わざわざ会社に睨まれてまで、こんな同じ事ばかりウダウダ言いたくはないのです。でも、誰かが言わないと、また同じ事が繰り返されてしまうじゃないですか。進歩も改善も絶対にあり得ないじゃないですか。だからしつこく書くのです。外国人を雇う以上は、それに見合うだけの教育を、外国人労働者にも我々日本人労働者にもきちんと施せよ。それを出来るだけの体制をちゃんと作れよ。会社の責任で。言いたいのはそれだけです。

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プレカリアートの脱外食宣言

2019年01月24日 03時52分44秒 | 当ブログと私の生い立ち

ブログのコメント欄で、「今住んでいるホテルの共同浴場の臭いが気になる」という話から、「やっぱりキッチンやトイレ・風呂も付いた物件に引っ越すべきだ。外食だけでなく自炊もすべきだ。別に炊飯器でなくてもドンキで格安の電気鍋を買えば、炊飯だけでなく他の調理も出来る。電気ケトルでもうどんなら茹でられる…」という話になり、遂に買いました。近くのドンキで税抜き1980円の電気グリル鍋を!

それを機に、今まで買っていた朝食用の買い置きのパン以外に、電子レンジでも鍋でも炊けるお米・うどん、レトルトの味噌汁・カレー・サバ缶、お米をバックのまま食べるのも気が引けるので食事用の食器を幾つか、近所のドンキ・イズミヤ・ダイソーで買って来ました。お米は5食分、味噌汁は3食分、パンは3袋で4日分。まずは、うどんを鍋で茹でて昼食にしました。失敗した時の為に、お握りも2つ買い込みました。

ネットで色々調べたら、電気ケトルに直接お米と水を放り込んでお米を炊いた動画もアップされていました。( ̄◇ ̄;)
動画の主は「美味しい、美味しい」と言って食べていましたが、ケトルにこびり付いたご飯粒を洗い流す手間を考えると、これだけは流石に実行する気にはなれませんでしたw。

 

まずは昼食編。グリル鍋のプレートにサーモスタットの付いたコンセントを差し込み、温度調節ダイヤルを回すと、料理に応じた加熱が出来る仕組みになっています。プレートに流し込む水の分量はケトルに付いた目盛りを目安にします。

そのグリル鍋にうどんを入れて茹でるのですが、うどん袋に書いてある250mlでは麺が水に浸からないので、倍の500mlほど鍋に入れました。最初うどんがなかなか解れなくて困りました。

そして、お湯が沸騰したら、火薬スープも鍋に入れてかき混ぜ、うどんをお椀に入れました。ところが、次に鍋の火薬スープをお椀に入れようとしても、熱くて入れる事が出来ません。ハンカチで鍋の両端を抑えながら、両手でようやくお椀に鍋の中身をよそう事が出来ました。うどんの味は美味しかったものの、鍋に500mlも水を入れたものだから、ダシを飲み干すのに苦労しました。

食べたら次は洗い物です。たかがうどんダシでも、水で洗っただけでは鍋の滑りは落ちません。鍋の取扱説明書には、サーモスタット差込口が水で濡れたら大ごとなので、水では洗い流さず中性洗剤を浸した布で拭き取るように、とありました。しかし、近くのコンビニには弱アルカリ性洗剤しか売っていません。仕方なく電車に乗ってスーパーに中性洗剤を買いに行きました。

次に夕食編。私の住んでいる物件は水道も共同です。パウダールームの水道なので、自宅の様に汚水を垂れ流す訳には行きません。食器洗いや食べカス、食べ残しの手間を最小限に抑えなければなりません。そこでレトルト商品中心に自炊生活を進める事にしました。

サトウのご飯にレトルトのカレー・丼を組み合わせる事にしました。これなら鍋は汚さず、食器洗いだけで済みますからね。レトルト・カレーの中では銀座カレーが一番美味しいと聞いていましたので、少々値は張りますが、銀座カレーのレギュラーとチキンの2種類を揃えました。その上で、カレーばかりでは飽きるので、親子丼・中華丼・牛丼の3種のレトルト丼も買いました。

しかし、レトルトのカレーや丼は商品が薄っぺらいので、平型のグリル鍋でも簡単に湯せん出来ますが、分厚いサトウのご飯を湯せんしようとしたら、鍋一杯に水を浸さなければなりません。そんな事したら沸騰時に鍋が溢れかえってしまいます。

しかも、湯せんが終わるまで15分もかかります。そんなに待っていたらカレーの方が冷めてしまいます。そこで、湯せんはカレーだけにしておいて、サトウのご飯については、ホテル1階までエレベーターで降りて、そこの電子レンジでチンする事にしました。

ご飯を1階の電子レンジで2分間温め、カレーは部屋のグリル鍋で5分間湯せんして、ようやくチキンカレーにありつく事が出来ました。たとえレトルト商品でも、自分で作ったカレーは、外食のそれより更に美味しく感じました。

サトウのご飯だけでは物足りなかったので、サバ缶も開けて食べる事にしました。大きな鯖が4切れも入っているサバ缶を食べたら、流石に満腹になりました。当初は鍋の残り湯でお茶も沸かそうと思っていましたが、沸騰した鍋はなかなか冷めません。鍋はもう冷えるまで待つ事にして、お茶は電気ケトルで沸かして飲む事にしました。

食べた後は食器洗いです。そのまま安易に食べカスを共同水道に流している所を、入れ墨した宿泊者に見つかりでもしたら、何されるか分かりません。((((;゚Д゚)))))))
勿論、私の方も入れ墨男には、共同浴場でアンモニア臭なぞ出すなと言いたい所ですが、こちらは証拠が無いのでどうしようもありません。o(`ω´ )o

そこで、中性洗剤で食器汚れを先に拭き取り、汚物はそのまま部屋のクズカゴに入れ、綺麗になった食器を共同水道で何食わぬ顔で水洗いして片付ける事にしました。ダスターを使えば洗剤が無くても綺麗に食器洗いが出来るそうなので、次回からはそちらも試してみたいと思います。

以上、自炊と言っても、湯せん可能なレトルト商品が主体なので、節約の効果は限られます。部屋には冷蔵庫も流しもなく、共同水道を独り占めしてダシ汁や調理カスを流そうものなら、後で周囲から何言われるか分かりませんから。でも、それでも今までの外食オンリーと比べたら、食費は半分以下に抑えられるはずです。本日はグリル鍋や中性洗剤、食器の初期投資に加え、5日分の食材を買い置きしましたので、6千円以上もの出費になってしまいました。でも、一食当たりにすれば、外食オンリーだった頃の半分以下の食費に抑えられます。

それ以上に食事のレパートリーが広がったのが何よりも嬉しいです。今まででしたら、安く食費を抑えようと思えば、どうしても食べれる物は限られます。丼物・揚げ物中心になり、野菜や鮮魚類を食べる機会は減ります。いつも同じような食事ばかりでは、美味しい物も美味しくなくなります。しかし、これからは、たとえレトルト商品ばかりでも、自分でメニューを考えていく事が出来ます。サトウのご飯一つ取っても、丼にしようか、カレーにしようか、オカズはスーパーで買おうか等、組み合わせを考える楽しみが生まれます。

キャンプで食べるご飯は、多少出来栄えが悪くても美味しいと感じる事が多いと言われます。それはキャンプファイヤー自身が苦労して作ったご飯だからです。今回のレトルト・カレーもそれと同じではないでしょうか。同じレトルト・カレーでも、悪条件の中でも何とか自炊しようと、苦労してメニューを考えて自分で作ったご飯は美味しく感じます。それに引き換え、「金がないからレトルトしか食べれないのだ」と、いつも思いながら外食している限り、不満や焦燥感しか残りません。

勿論、「だから外食依存者はだらしないのだ」と決めつけるのは間違っています。あいりん地区の中で弁当屋が目につくのは、ドヤにはキッチンもない等、住宅事情が劣悪だからです。しかし、「だから毎日外食でも仕方ない」と思ってしまったら、もうそこでお終いです。たとえ、そのような環境に置かれたとしても、その悪条件を跳ね返して、自立した生活を送り、毎日の献立を考える楽しみぐらい持てないようでは、住環境の改善を求める気力も湧かないでしょう。外食依存から抜け出せるかどうかは、その後の生活の質にもかかわる問題だという事が、自炊を試みる中で初めて分かりました。

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辺野古移設の是非を問う2月24日の沖縄県民投票を是非成功させよう!

2019年01月21日 15時43分30秒 | 辺野古・普天間・米軍再編

 

change.org署名「20万筆を超えた米ホワイトハウスの請願署名に続こう!『沖縄県民投票』にすべての沖縄県民が等しく参加できるように、沖縄県内の全市町村で実施されることを求めます。」https://twitter.com/afghan_iraq_nk1/status/1086121452313632768

元山仁士郎(もとやま・じんしろう)という方がいます。沖縄県宜野湾(ぎのわん)市出身の27歳の青年です。東京に出てきて一橋大学の大学院に通っていましたが、休学して地元・宜野湾の市役所前で4日間に渡り座り込みのハンガーストライキを行った方です。ハンガーストライキ(略してハンストとも言う)というのは、抗議の絶食ストライキの事です。水分・塩分以外の食料摂取を全て拒否して抗議の意思を示す行動です。彼が何故そこまでしてまで抗議しなければならなかったのか?それを簡単に説明します。

宜野湾市の中心部には普天間(ふてんま)米軍基地があります。基地が市の中心部に居座り、住宅がそのまわりを取り囲んでいます。大阪市に置き換えて説明すると、ちょうど阿波座から堺筋本町まで米軍基地に占拠され、梅田から難波に移動するにも、ぐるっと遠回りしなければ行けないような状況です。市民は、戦闘機が離発着するたびに騒音に悩まされ、常に墜落の危険と隣り合わせの生活を強いられて来ました。

そういう危険な基地なので、同じ沖縄本島の東海岸にある辺野古(へのこ)に移設しようという話が持ち上がり、政府は辺野古沖の海を埋め立て、そこに基地を移そうとしています。しかし、この普天間に限らず、沖縄の米軍基地はその全てが、そこにいた住民を銃剣とブルドーザーで無理やり追い出して造成されたものです。「本来なら無条件に返還されて然るべきなのに、何故、わざわざ日本が金を出して、絶滅危惧種のジュゴンやサンゴ礁を破壊してまで、アメリカの為に代わりの基地を作ってやらなければならないのか?これでは基地の県内たらい回しに過ぎないではないか!」という事で、反対運動がずっと続いて来ました。

沖縄では、最近の国政選挙でも知事選挙でも、移設反対、基地の無条件返還を掲げた候補がずっと圧勝してきました。もはや普天間基地の無条件返還が民意である事は明らかです。そうであるにも関わらず、政府はこれ見よがしに辺野古沖の埋め立て工事を強行して、県民が諦めるのを待っているのです。そこで、改めて沖縄県民の意志を示そうと、この2月24日に、辺野古移設の是非を問う県民投票を行う事が、沖縄県議会で決まりました。

ところが、県内自治体の中で、石垣・宮古島・沖縄・うるま・宜野湾の5市だけが、市議会の議決を理由に、県民投票を実施しないと言い出したのです。この5市でも、市民の約6~7割が県民投票実施を求めているにも関わらず。言うまでもないことですが、県民投票では投票の秘密は守られます。移設賛成派も反対派も自由に自分の意志で投票できます。ところが、この5市の市長は、「賛成・反対の二択だけでは踏み絵にしかならない。このままでは県民同士の対立が後々まで尾を引く事になる。普天間基地もずっと宜野湾市に居座ったままになる。かくなる上は、県民投票を移設容認・反対・移設止む無しの三択方式に変えるしかない。その要望が受け入れられない限り、県民投票は実施できない」と言い出したのです。

一見もっともらしい主張ですが、そこには二重、三重のペテンが隠されています。まず、「移設容認」も「移設止む無し」も「移設賛成」に変わりはありません。移設に「賛成」か「反対」かだけを問う住民投票なのに、何故、「賛成」に繋がる選択肢だけ2つも用意して、「賛成」票の水増しを図るようなやり方に変えようとするのでしょうか?本当は移設反対なのに、「やむを得ず移設に賛成」に持って行くような姑息なやり方で、公正な投票が行われるとはとても思えません。

実は、かつて私が住んでいた大阪府高石市でも、隣の堺市との合併の賛否を問う住民投票で、このような「水増し」三択方式が採用されようとした事があります。合併に賛成・反対の二択しかないのに、わざわざ「合併止む無し」という選択肢を付け加えて、合併賛成票の水増しを図ろうとしたのです。しかし、この事で逆に「こんなデタラメな事をする市長では支持できない」という声が見る間に広がり、直後の2003年の市長選挙では、当初安泰と思われた合併推進派の現職市長が、まさかのダブルスコアで落選する結果となりましたv。

さまざまな争点をめぐって争われる国政選挙や地方選挙とは違い、単一の争点をめぐって争われる住民投票では、選択肢は「賛成」「反対」の二択しかあり得ません。それ以外に、どうしても「賛成止む無し」という選択肢も付け加えたいと言うのであれば、同様に「反対止む無し」の選択肢も付け加えなければ公平とは言えません。しかし、元々争点は一つしかないのに、何故そんな集計に手間のかかるような事をしなければならないのか?それなら、最初から「賛成」「反対」の二択で決を採った方がマシです。

それでは「県民同士の対立が後々まで尾を引く事になる」と言いますが、その対立を生み出したのは一体誰でしょうか?住民を追い出して強引に作られた基地なのに、無条件返還を拒否して、基地移設の名のもとに、新たな基地を作ろうと埋め立て工事を強行している政府ではないですか。「普天間基地もずっと宜野湾市に居座ったままになる」という言い訳に至っては、もう噴飯もの以外の何物でもありません。これまで散々、普天間基地撤去や日米地位協定改定に反対してきた連中が、今さら「基地の居座り」を心配するようなポーズを取ったところで、何の説得力もありません。

県民投票実施に反対した5市の市議会議員たちにしても、最初からそれを公約に掲げて議員に当選した訳ではありません。全く別の公約を掲げて当選し、その後で浮上してきた県民投票の議論の中で、自分が表立って移設反対と言えないから、投票そのものを握りつぶそうとしているだけなのです。県民投票実施に反対している5市だけで県人口の約3割を占めます。その5市でも、移設賛成派も含め市民の過半数以上が投票実施に賛成しています。そうであるにも関わらず、何故、3割もの県民の投票権が奪われなければならないのでしょうか?

だから、かつては政治に無関心だった元山さんが、「こんな事で投票の自由、政治参加の権利が奪われるのは納得できない!」と、わざわざ東京の大学院を休学してまで、地元の沖縄県宜野湾市に帰ってきて、地元で「県民投票推進の会」を立ち上げ、市役所前で抗議のハンストを始めたのです。元山さんのハンストは、ドクターストップがかかって4日目に中止せざるを得なくなりました。ハンストは一つ間違えば自分の命にも関わる危険があります。こんな事、売名目的で出来る事ではありません。

そこまでしてまで抗議しなければならないのは何故なのか?建前上は民主国家とされるこの国で、議員の都合で投票の自由も奪われ、それを取り戻すためにハンストまでしなければならないようになったのは何故なのか?「基地に奪われた土地を返せ!これ以上自然を破壊するな!」という沖縄県民の願いを、何故、安倍政権を筆頭に、「保守派」や「愛国者」を自称する輩が「アメリカのポチ」宜しく、政府と一緒になって攻撃するのか?そんな重要なニュースなのに、何故、本土のメディアはほとんど取り上げず、どうでもよい芸能ニュースや三面記事ばかり流して、お茶を濁そうとするのか?

そのどれか一つでも納得できない方は、是非、上記の署名にご協力をお願いします。ハンストそのものは一時中断の止む無きに至りましたが、県民投票実施、辺野古移設に名を借りた新基地建設に反対の取り組みは、まだまだこれからも続きます。県民投票実施まで辺野古の工事をストップしてほしいと米国政府に直接請求する署名も、全世界から20万筆以上も集まりました。タレントのローラや「りゅうちぇる」、映画「ボヘミアン・ラプソディ」のモデルになったロックバンド・クイーンのギタリスト、ブライアン・メイなどの各氏も、この署名に協力して下さいました。その声を是非広めて下さい。

※今朝書いた記事を次の点で若干手直ししました。①署名をより時宜にかなったものに差し替えました。②県民投票の形式(二択か三択か)について、地元の例も引いて論考を補強しました。

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ホテル共同浴場の異臭騒動

2019年01月13日 17時41分24秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ

私は現在、大阪・西成の賃貸ホテルに住んでいますが、年明け早々、浴室の異臭に悩まされる羽目になりました。今回はその異臭騒動の顛末について書きます。

私の住んでいるホテルには、RF(最上階)に男性用の展望大浴場(上記ホテルHP写真)が、1Fに女性用の共同浴場があります。そのRFの展望大浴場を1月6日夜に利用した際に、今まで経験したこともない強烈な異臭に見舞われました。

その日の夜、浴室入り口のドアを開けて浴室内に入った途端、強烈なアンモニア臭が鼻を突きました。何事かと思い、あたりを見回すと、ちょうど入り口付近のカランで、全身総入れ墨の男が身体を洗っているではありませんか。私は一瞬、こいつが浴室内で身体を洗うのにまぎれて小便を垂れ流したのだと思いました。でも、幾ら総入れ墨の男でも、他の人も利用する共同浴場で、そんな非常識な真似をするだろうか?しかし、先客はその入れ墨男を含めて2人だけしかいません。でも、相手が相手だけに、面と向かって聞くわけにも行きません。

やがて先客の2人も出て行き、浴室内は私だけになりました。ちょうどその時に、ホテル従業員の方が脱衣場のゴミ回収にやって来たので、その方に浴室内に入っていただき、臭いを確認してもらいました。しかし、その方はいともあっさりと「これは消毒の臭いです」と答えるのみでした。

今までこんな臭いなぞ嗅いだ事もなかった私は、その答えに納得が行かず、入浴後1Fのフロントに行って、フロント係の人に異臭の事を報告し、原因を調べてもらう事にしました。

私の住んでいるホテルは西成のあいりん地区にあります。今でこそ近代的に改装され、外国人観光客や運動部合宿の学生も利用するようになりましたが、元はドヤ街の簡易宿泊所だったホテルです。長期滞在者の中には入れ墨した人もいます。今年の夏には廊下に人間の大便片と思しき異物が落ちていた事もありました。

そんなホテルに何故私が住んでいるかと言うと、敷金も保証金も不要で、入居を申し込んだその日から泊まれるからです。その上、水光熱費込みで月4万円余りと家賃が安く、駅からも近いので、家出同然に実家を飛び出し、朝早くから仕事の私にとっては、非常に都合が良かったからです。

でも、部屋は三畳一間で、室内にはトイレ・バスはおろかキッチンもありません。トイレもバスも共同です。おまけに、この様な異臭騒動に見舞われたので、翌日は展望大浴場には入らず、近所の銭湯に入りました。しかし、折角ホテルに共同浴場があるのに、毎日銭湯に通う様な不経済な真似は出来ません。3日目からは再び展望大浴場に入る事にしました。

そして1月10日の夜。またあの鼻にツンと来るアンモニア臭がするではありませんか。この日は先客は誰もいません。先日の総入れ墨の男もおらず、風呂に入っているのは私1人だけでした。それでも、先日ほど臭いはきつくはありませんでしたが、浴槽に入っていても、微かに臭いがします。翌11日も、10日ほどではありませんでしたが、同じ臭いがしました。

私は再びホテルのフロントに出向いて、異臭の原因について問いただしました。しかし、フロントの担当者は、前任者から何も聞いておらず、「分からないので調査します」の一点張りでした。

ホテルの消極的な対応にしびれを切らした私は、独力で色々と調べ始めました。すると次の記事に行き当たりました。

「プールのにおい」はおしっこと塩素が反応した化学物質の臭い、健康に悪影響を与える可能性あり
https://gigazine.net/news/20180618-clean-pool-actually-bad-health/

上記は「プールの臭い」についての記事ですが、私が経験したアンモニア臭も、異臭発生の仕組みは同じだと思われます。プールや銭湯、共同浴場の様に、大勢の人が入浴する所では、利用客から出た汗や尿の汚れが消毒液の塩素と反応して、三塩化窒素(トリクロロアミン)や塩化シアンなどの化合物が発生します。これが揮発性のガスとなってプールや浴室内に漂い、異臭の原因となるのです。

「プールの臭い」と聞くと、子どもの頃の夏休みに通ったプールを思い出し、懐かしい思い出に浸る人もおられますが、実は「カルキ臭」なんて生半可なものではなかったのです。消毒液の塩素と人間の汗や尿が化合して生まれたガスで、大量に吸い込めば人体に有害な物質だったのです。但し、それはあくまでも大量に吸い込めばという話であって、夏休みにプールで泳いだだけでは問題ないそうですが。

それにしても、ホテル展望浴場の異臭は一体何が原因だったのでしょうか?私の推理は以下の通りです。

RF展望大浴場には異臭発生源の可能性のある場所が5ケ所あります。①浴室の排水溝②浴室天井の換気口③浴槽の吐水口(お湯の噴出口)④浴槽の排水口⑤浴槽真上にある三角錐のガラス天井(蒸気が上に滞留して異臭発生した可能性がある)、この5ケ所について順に検討してみました。(下記見取図参照)

そのうち、③④については、浴槽のお湯がひっきりなしに流れるので、異臭発生の可能性は低いと思います。⑤についても、真上のガラス天井までは消毒しないと思われるので、この可能性についても薄いと思います。②の天井換気口についても、空気だけでは異臭を発生させるほどのガスは出ないと思います。

そうすると、残ったのは①浴室の排水溝です。この様な排水溝の下には、「排水トラップ」と言って、下水の逆流や害虫の侵入を防ぐ為に、排水を直ぐに流さず一時的に貯めておく下水槽みたいなものがあります。そこが目詰まりしていたのではないかと思います。だから、総入れ墨男がいない翌日以降も、数日に渡って異臭が滞留していたのです。

幸い、昨日から異臭はしなくなりましたが、いつまた何時、異臭が発生するかも知れません。そう思うと、折角見つけた格安のホテル物件ですが、もう引っ越そうかなと思い始めています。でも、引っ越すにしても、今の家賃と立地条件に勝る物件は、そうそうあるものではありません。もし引っ越しても、引越先でも同じ様な目に遭う様でしたら何にもなりません。色々悩ましい所です。

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釜ヶ崎越冬ライブの翌日

2019年01月07日 08時59分38秒 | 身辺雑記・ちょいまじ鉄ネタ

 

前回記事に付けた下記のセルフ・コメント投稿を記事に格上げしました。コメント投稿の方もそのまま残しておきます。但し、記事への格上げの際に、説明追記や画像添付、時制修正(例:当日→×日)等の編集を施しました。↓

釜ヶ崎越冬ライブ翌日(1月3日)午後から急に左足の痺れが酷くなり、びっこを引かなければ歩けない状態になってしまった。そこで3日は会社を早退し、翌4日に休みを取って病院に行って来た。すると左足親指の軟骨がすり減っている事が分かった。老化現象による症状なので、もう湿布で対応するしかないそうだ。(左上がその時のレントゲン写真。〇印の軟骨がすり減り、×印に痺れを発症)

その日は痺れの原因も分からず、薬局で買った冷湿布も全然効かず途方に暮れていた。ところが入浴した途端に症状は快方に向かい、今はもう普段通り歩けるようになった。今まで漠然と「急性の痛みや痺れには冷湿布」と思い込んでいたが、こんな場合は寧ろ身体を温め血の巡りを良くしなければならないと実感。

そして、正月なので救急病院に電話しても専門医不在で対応できないと言われた。幸い薬局は開いていたので湿布だけは購入出来た。もし薬局も休みの元旦だったらどうなっていたか?健康保険の有難さが身に染みて分かったと同時に、保険にも入れない野宿者と同列に比較する短絡思考にも改めて気付かされた。

しかし医療においても、非正規労働者と野宿者の間には一定の類似性があるのではないか?例えば、休日に救急病院に電話しても内科以外は専門医不在で、休日診療所→府の救急医療センター→2箇所の救急指定病院と、たらい回しにされた挙句、そこでも「正月明けの4日にならないと診察出来ない」と言われた。

実際、私が実家を飛び出し釜ヶ崎に住み始めてからも、病院探しには苦労した。ホテルの目の前にあるあいりんセンターの病院は、行き倒れ患者専門で評判もイマイチ。逆に近くの市大付属病院は、紹介状持参の金持ちしか相手せず。他の病院も、午前中のみ診察だったり、診療科目が少なかったり。

私が4日に休みを取って行った山本第三病院も、南津守という、最寄駅の地下鉄四つ橋線北加賀屋から15分も歩かなければならない不便な所にあり、天下茶屋・岸里駅方面への15分ヘッドの送迎バスでそれをカバーしていた。では、バスが運休する休日に病気になってしまったら一体どうすれば良いのか?(右上写真がその送迎バス時刻表)

市外から転入して来て近所付き合いもない。職場のバイトもそんな奴ばかりの中では地域医療の情報共有もままならず。釜ヶ崎の労働者は情に厚いと言うが、仲良くなっても所詮は競馬仲間。職場の愚痴で盛り上がる事はあっても医療事情には疎い。そう考えると、ブログ記事の指摘も当たらずとも遠からずでは。

勿論、それだけで「医療に恵まれない点でも野宿者と非正規労働者は同じだ」と言う気はない。両者の間には厳然たる格差がある。天王寺のビル群と釜ヶ崎を分かつ崖の様に。しかし、その天王寺の市大付属病院から治療を忌避されている点では同じだ。だったら互いに反目するのではなく連帯すべきではないか

 

市大付属病院前の坂からあべのハルカス方向(左)と釜ヶ崎方向(右)を写す。この付近一帯が阿倍野区と西成区の境界で、上町台地の断層崖が道路を横切っている。崖上の天王寺・阿倍野のビル群や文教地区と、崖下の釜ヶ崎・飛田のスラム街の景観の違いが一目で分かる。(2017年9月撮影)

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