安全問題研究会~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

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こんなにおかしい!ニッポンの鉄道政策
私たちは根室線をなくしてはならないと考えます
国は今こそ貨物列車迂回対策を!

年末日記~皆さん、よいお年を!

2007-12-31 21:44:40 | 日記
2007年もあとわずかとなりました。

内外ともにいろいろなことがあった年でしたが、皆さんはどんな年だったでしょうか。

それでは、少し早いですが皆さん、よいお年をお迎えください。

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年末日記~実家へ移動

2007-12-30 21:43:47 | 日記
実家に移動しました。
このまま5日朝まで滞在します。

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年末日記~帰省

2007-12-28 20:11:35 | 日記
いま福島空港から飛行機で大阪に着きました。妻の家族のもとに滞在した後、30日に実家に移動。実家には5日朝まで滞在し、再び飛行機で戻ります。ちなみに帰りは福岡~羽田間を飛行機に乗り、東京から新幹線で新白河という経路です。

元日にはSL列車で初詣での予定もあります。

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福島・岳温泉

2007-12-26 21:41:13 | 日記
今日は、妻と2人で福島市内に行かなければならない用件があったため、年休をもらって車で出かけた。
用事を早々に済ませ、車でなければなかなか行くことができない二本松市近郊の岳(だけ)温泉に入浴した。
昼の2~3時の時間だったため、私たち以外の客はおらず、貸し切り状態だった。普通、温泉は内湯が熱く、外湯がぬるいところが多いが、ここは逆に外湯のほうが熱く感じた。だが、この寒い季節は外湯は熱めのほうがちょうどいいように思う。

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三木鉄道探訪

2007-12-22 21:39:04 | 鉄道・公共交通/趣味の話題
関西へ行かなければならない用事があったので、この機会を利用して来春廃止予定の三木鉄道に乗ってきた。

三木鉄道は全線6.6km。1985年に国鉄三木線を転換した第三セクター鉄道だ。2002年に芝山鉄道が開業するまで、日本の第三セクター鉄道の中では最も営業距離が短かった。現在でも、国鉄・JR特定地方交通線転換第三セクター鉄道では最も短いミニ鉄道として、全線を14分で走破できる。

雨模様の土曜日、加古川入りしたときには15時を回っていた。加古川線に前回乗ったのは、手元の記録によれば1999年8月である。その当時は非電化だったが2004年12月に電化開業し、様変わりした加古川線。103系電車で走り、厄神に着いたときもうあたりは薄暗かった。

厄神からいよいよお目当ての三木鉄道に乗る。厄神15:55発の133列車の乗客はたったの4人。国包駅で1人降り、3人になった。石野駅で1人乗り、また4人に戻ったが、ついにその人数を上回ることがなかった。

今、国鉄・JR特定地方交通線を転換した第三セクター鉄道は、転換交付金が切れて10年以上を経過し、ここのところ櫛の歯が抜けるように1つ、また1つと廃止に追い込まれている。つい最近、廃止されたのは北海道ちほく高原鉄道と神岡鉄道(岐阜県)だが、神岡鉄道に私が乗りに行った日、私の他には乗客が誰もいなかった。

国鉄線だった時代、加古川への直通運転もあったのに、転換時に加古川線乗り入れを廃止するなど、使いやすい鉄道に逆行する政策が採られる中、このミニ鉄道が転換以来22年もよく持ったなぁという気はする。だが、神岡鉄道に見られるように、最近の第三セクター鉄道は乗客が極限にまで落ち込んだ結果、「衰弱死」型の廃止が増えていると思う。
このあたりは、地方の衰退と軌を一にしていることは間違いない。

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【鉄ちゃんのつぶや記 第34号】国家と本気で闘うとはどういうことか?

2007-12-21 23:28:41 | その他社会・時事
 2007年もあと残りわずかになった。今年を象徴する漢字に「偽」が選ばれ、年金も食品も「美しい国」もみーんなデタラメだとわかって大騒ぎになった1年だったが、この年の瀬に来てメディアを賑わせているのが薬害肝炎問題である。薬害エイズ事件からやっとこさ10年経ったかどうかだというのに、また薬害。それも前回と同じ血液製剤である。厚生労働省と製薬業界には、10年おきに薬害を繰り返す慣行でもあるのだろうか。日本政府が歴史に学ばないのは今に始まったことではないが、それにしても過去の経験からここまで学習しない組織も珍しい。

 今回、薬害肝炎問題で国を提訴した原告たちはフィブリノゲン投与で肝炎に感染したとされる。フィブリノゲンというのは人間の血液に含まれる成分のひとつで、赤血球など他の成分がほとんど球形をしているのに対し、このフィブリノゲンだけは糸状をしている。実はなかなかの優れもので、血管の中を流れているときは凝固しないが、ひとたびケガをして出血すると糸状のフィブリノゲンが絡みあって凝固し、やがて傷口を完全に塞いで出血を止める。かすり傷程度なら放っておいても自然に血が止まる人体のメカニズムにはこんな秘密がある。

 フィブリノゲンが少ない人は、このメカニズムがうまく働かないから、フィブリノゲンを人工的に投与してやる必要があるのだが、その投与によって肝炎が引き起こされたようなのである。

 肝臓というのは、私たちが思っている以上に重要な臓器である。「かんじんかなめ」を漢字で書くとき、昔は「肝腎」かなめと書くことが多かったが、現在では「肝心」かなめと書くようになった。それだけ心疾患が現代人にとって重要な位置を占めるようになったことの表れだが、「じん」が腎から心へ変わっても肝だけはずっと変わらない。それにもかかわらず、肝臓が「沈黙の臓器」と呼ばれるように自覚症状がないためか、あるいは悪くなってもその部分だけ切除すれば蘇生してくれると軽く考えられているのか、今ひとつ肝臓への関心は薄いように見える。だが、肝炎は放置すれば肝硬変に移行し、やがては死に至る。やはり今も昔も「かんじんかなめ」なのである。

 大阪高裁の和解勧告は、原告患者にだけなけなしの和解金を払い、それ以外の患者に対しては救済の道を閉ざすものだった。同じ薬害に苦しむ患者の「命の値段」に差をつけ、患者の中に差別と分断を持ち込む許し難い内容である。「同じ薬を投与され、同じ病気に苦しむ患者は同じように救済されるのが当然である」として、原告団は決然と和解勧告を拒否した。原告団はまた「原告だけを救済しようと考えているわけではない」と述べ、これまた当然にも患者全体の救済を目指した裁判闘争であることを強調した。何名かの原告が和解勧告への怒りと悲しみを表明したが、なかでも27歳の福田衣里子さんの言葉に、私は引きつけられた。「…人の命に平然と差をつける、それが政府であるということが恐ろしい。私たちを見くびらないでほしい」。

 「私たちを見くびらないでほしい」…この言葉を聞いて、私は久しぶりに魂を揺さぶられた。こんな気持ちになったのはいつ以来だろう。おそらくは、藤保美年子さんの「私たちの人生を勝手に決めないでください」以来だと思う。いつしか私はテレビ画面に釘付けになっていた。その時の彼女の表情には、残った命の全てを闘いに懸けることを決意した者だけが持ち得る、ある種の凄味すら感じさせた。巨大な敵と闘うには、凄味を感じさせる運動でなければならないのだということを、改めて思い知らされた。

 翻って国鉄闘争である。分割民営化から20年目の今年は確かに大きな節目であり、長く続く苦しい闘いを節目の年に解決したいという関係者の思いは私もよく理解できる。だが、薬害肝炎でのこの政府の対応を見てほしい。フィブリノゲン投与と肝炎との因果関係を示す証拠が見つかっている薬害肝炎問題ですら、政府は和解金を1円でも値切り、患者に分断を仕掛けて切り崩そうとする卑劣な対応に終始している。ましてや、自分たちのやったことが悪いとも思っていない1047名問題で、政府がみずから進んで原告団に施しをするなどあり得ないのである。

 今回、薬害肝炎原告団に対するこの卑劣な対応を見て、私は確信を持った。国鉄闘争に関して政府が考えている解決水準は今なお「ゼロプラスアルファ」であることは間違いないと思う。国鉄闘争は21年目に越年するが、新たな年、2008年は全動労訴訟、鉄道運輸機構訴訟の判決が出る。3月頃には、年金問題で政府の約束違反を追及する世論が強まって参議院での法案審議が立ちゆかなくなり、政府・自公与党は解散に追い込まれ、そしておそらく半世紀続いた自民党政権が崩壊する歴史的な年になるだろう。

 そして原告団の真価が問われるときがやってくる。その時のために、原告団は1歩2歩、いや10歩でも20歩でも前に出て、若い福田さんがブラウン管を通じて見せたような凄味を敵に見せ付けなければならない。少なくとも、和解による解決を手にするのは、それからでも遅くないのではないだろうか。

 最後は多少、苦言めいた発言になってしまったが、国鉄闘争の行方を心配する支援者からの辛口のお歳暮だと思ってほしい。来年もまた「鉄ちゃんのつぶや記」は国鉄闘争、安全問題を中心に、できるだけいろいろなテーマを取り上げていきたいと思っている。

 では、少し早いけれど、皆さん、よいお年を。

(2007/12/21・特急たから)

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年末進行

2007-12-21 21:36:11 | 日記
仕事が年末進行気味。
いろいろなことを年内中に仕上げるよういろいろな圧力が…

年内いっぱい忙しいと思います。

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新幹線長崎ルート、並行在来線存続で決着

2007-12-17 21:35:19 | 鉄道・公共交通/交通政策
新幹線長崎ルート着工へ=並行在来線、JR運行で合意(時事)

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 佐賀、長崎両県とJR九州の3者が、九州新幹線長崎ルートの並行在来線の運行を引き続き同社が担う方向で基本合意したことが17日、明らかになった。これまで並行在来線のJRからの経営分離に地元自治体が反対し、同ルートは着工できなかったが、これで反対理由がなくなり、着工に向け動きだすことになる。同日午後、正式発表する。

 並行在来線のJR運行は例外的な措置であり、合意が正式に交わされ次第、国交省は財務、総務両省や与党などと新幹線着工に向けた協議に入る。

 古川康佐賀県知事ら3者の代表が同日午前、国土交通省を訪れ、大口清一鉄道局長に合意について報告。合意内容は、新幹線開業後に並行在来線となる長崎本線の一部区間について(1)線路など鉄道設備を両県が保有し、同社は運行を担う「上下分離方式」とする(2)赤字が出た場合、両県が県内区間の距離に応じて負担する-などとみられる。
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新幹線が開通するたびに、第三セクター化で切り捨てられてきた並行在来線。
その根拠は、1996年に合意された「整備新幹線の取扱いについて」(政府与党合意)という1枚の紙切れだが、法律にさえ何の根拠もないまま、10年以上もまかり通ってきた並行在来線切り捨てを、ついに、疲弊する地方の怒りが突き崩した形である。

新幹線長崎ルートの建設申請が出された2002年以来、最も強硬に反対してきたのが、長崎本線の通行ルートでありながら、九州新幹線長崎ルートから外れる佐賀県鹿島市。
2004年の政府・与党申し合わせで、並行在来線の第三セクター化(=切り捨て)が地元自治体の同意事項とされたのを機会に、鹿島市が中心となって組織する「JR長崎本線存続期成会」が、並行在来線切り捨て案に「不同意」を表明したことにより、事実上工事はストップしていた。

そして、とうとうこの日、JR九州側が折れる形で並行在来線の存続が決まった。新幹線が開通するたびに切り捨てられてきた地方の怒りが切り捨て策を変えさせたのだ。

とはいえ、2005年9月のJR九州と地元自治体との協議で、JR九州が「分離後に線路などの設備は無償譲渡する。他地区では、整備新幹線による並行在来線はすべて有償譲渡。われわれとしては思い切った提案だ。並行在来線をJR九州が経営し続けた場合は年間18億円、運行だけを担当する場合でも同3億6000万円の赤字が出る」として、経営分離への理解を求めたのに対し、「新幹線で年間45億円の利益が出るというなら、なぜその利益で並行在来線も支援しないのか」(百武豊・太良町長)と追及していたことを考えると、赤字補填を約束させられたことは地元にとって後退と言える。

ただ、JR線としての存続が決まったことにより、第三セクター移行後の運賃大幅値上げという、地元にとって最悪の形を回避できたことは大きな成果であると評価すべきものだろう。
線路保有以外の全てがJR九州の手に残されることにより、現行運賃維持ができるのみならず、JR線としての一律運賃・遠距離逓減制(遠距離になればなるほど1キロメートルあたり賃率が安くなる)のメリットを今まで通り受けられるのも大きい。

九州新幹線長崎ルートはスーパー特急方式(在来線と同じ1067mm軌間を使用)での建設であり、博多~武雄温泉間は現行在来線を利用する形となるため、長崎本線がJR線として残れば、一部列車を在来線経由とするなど、地元に配慮した運行体制を取ることもできるからだ。

このように考えると、JR線として在来線が残ることのメリットは大きいものがあり、一方、紙切れ1枚で並行在来線を切り捨ててきた過去の鉄道政策がいかに罪深いものであるかを改めて認識させてくれる。

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東北本線(上野~仙台)開業120周年

2007-12-15 21:33:07 | 鉄道・公共交通/趣味の話題
今日は、東北本線(上野~仙台)開業120周年の記念日である。この記念日に合わせて、特急「ひばり」リバイバル運転が行われたので撮影に出向いた。
幸い好天に恵まれ、ベストに近い写真を撮ることができた。

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合格祈願で縁起のよい駅名をストラップに

2007-12-14 21:29:51 | 鉄道・公共交通/趣味の話題
<合格祈願>「勝田」「本銚子」…縁起の良い駅名を携帯ストラップに(毎日新聞)

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バンダイナムコグループのメガハウスは来年1月、受験シーズンに合わせ、茨城交通湊線の「勝田」(勝った)、千葉県の銚子電鉄「本銚子」(本調子)、和歌山県の紀州鉄道「学門駅」の入場券など、縁起の良い駅名の携帯ストラップ「駅名合格祈願ストラップ」を発売する。

 ストラップは切符型10種類と、ホームに設置されている「駅名標」型8種類。切符の端に印刷されている通し番号を「50592008」(合格2008年)などラッキーナンバーにしたり、駅名標を「五角形」(合格形)にしたりと、徹底して縁起をかついだ。1個262円。箱入りで、どの駅名が出るかは開けるまで分からない。

 茨城県ひたちなか市では、同社と茨城交通が連携し、湊線の勝田~阿字ケ浦間で商品と同じ五角形の駅名標を付けた電車が走っている。車体の前には駅名の「かった(勝田)」、後ろに「合」と「格」の2種類の文字を掲げる。湊線は単線で、上り電車と下り電車が交換のため並列する那珂湊駅では「合」と「格」が並んだ光景が見られるという。同駅で電車がすれ違うのは1日20数回だが、「格」が二つ並ぶケースもある。那珂湊駅の高橋健一駅長は「なるべく『合格』と並ぶように走らせたい」と話す。来年2月末まで運行予定。

 ひたちなか市はこれまでにも、縁起が良い勝田の「縁起切符」を町おこしの一環として販売していたが、携帯ストラップ発売に合わせて駅名標も利用するアイデアが出て実現したという。

 湊線は乗客減で存続が危ぶまれていたが、08年4月から、ひたちなか市が茨城交通と共同設立する第三セクターの新会社による運行を始める。
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本銚子駅の駅名は「もとちょうし」と読む。「本調子」(ほんちょうし)に引っかけるのはちょっと強引ではないかなぁ。

縁起担ぎ入場券と言えば、かつては四国・徳島本線学駅のものが有名だった。特に、硬券入場券はここの画像のように右側に入場券を表す「入」の記号と合わせて駅名が縦書きで入るから、学駅の入場券は「入・学」と記載されることになり、それが「入学」につながる縁起切符として国鉄末期に大変な評判になった。学駅の硬券入場券が飛ぶように売れ、気をよくした商魂たくましい国鉄は「5枚買っていただければ5入学(=ご入学)につながります」と宣伝して1人に5枚売りつけたのだった。

私自身は、国鉄の宣伝とは一線を画し、受験生やその家族に筑豊本線の「新入」駅の切符を「新入生になれるように」と贈ったら、意外にも評判は上々だった。
ただ、縁起を担いでは見たものの、贈った人の中には「おかげさまで予備校の新入生になれました」と返信してきた人もいた。縁起を担いでも担がなくても、最終的には自分自身の努力の結果であることは言うまでもない。

と言うわけで、受験生の皆さん。
縁起を担ぐのは構わないが、最終的に合格を決めるのは自分の努力である。受験シーズン到来まであと1ヶ月、最後のラストスパートの時期に入ったが、体調に気をつけ、ベストの力を出し切って本番に臨んでほしい。縁起を担ぐことばかりに一生懸命になりすぎて、くれぐれも「予備校への入学に大変効果がありました」なんてことにならないように。

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