安全問題研究会~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

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こんなにおかしい!ニッポンの鉄道政策
私たちは根室線をなくしてはならないと考えます
国は今こそ貨物列車迂回対策を!

農業を環境保全型に変えよう

1996-04-22 22:21:25 | その他社会・時事
(この記事は、当ブログ管理人が毎日新聞「みんなの広場」向けに執筆し、掲載された投稿をそのまま掲載したものです。)

 地球環境が言われるようになって久しい。声高に主張されてはいるが対策に妙案がなく,はかばかしい進展がみられないのも相変わらずである。

農業は,一般的なイメージとして,地球環境にプラスの影響を与えているものと理解されているようだが,実態はかなり違っている。端的に言えば環境に相当の負荷をかけているのだ。

 例えば,施設園芸の分野においては,石油づけの実態がある。ビニールハウスや硝子施設で花き栽培をするために年中冷暖房を入れることにより,大量の化石燃料を消費し,大気中に二酸化炭素を排出する。畜産分野においても,家畜等の糞・尿が土壌に与える汚染が専門家の間では,早くから問題とされてきた。また,戦後強力に推進された国有林の杉の植林によりスギ花粉症が生まれる一方,3兆円を越える国有林野事業特別会計の赤字のため一部国有林が荒廃するなど,森林環境の保全政策も必ずしもうまくいっていない。

来たるべき21世紀のキーワードは環境である。農業を真に環境保全型に変えていくために,農業の従来のあり方を見直してゆく必要があると思う。

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