安全問題研究会~鉄道を中心とした公共交通を通じて社会を考える~

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核のない未来を願って 松井英介遺稿・追悼集(緑風出版)

●安全問題研究会が、JRグループ再国有化をめざし日本鉄道公団法案を決定!

●安全問題研究会政策ビラ・パンフレット
こんなにおかしい!ニッポンの鉄道政策
私たちは根室線をなくしてはならないと考えます
国は今こそ貨物列車迂回対策を!

キハ28・58修学旅行色復活運転

2008-01-31 22:44:33 | 鉄道・公共交通/趣味の話題
こんなイベントがあるそうな。
うぅ、行きたい…

聞くところによると、例によって指定券(一般発売分)は1秒完売らしい。
そりゃそうでしょ。だって指定席の半分以上は例によってツアーで押さえてしまってるんだもの。

このJR東日本の「儲け優先の囲い込み主義」路線が改まらない限り、私は乗りには行きません。あくまで撮影のみです。

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大阪では政治すらお笑いなのか?

2008-01-27 22:43:34 | その他社会・時事
大阪府知事に橋下氏当選

このニュースに対してはノーコメントにしようと思ったが、先の大阪市長選でのアナウンサー出身者の当選と合わせて、ひとつだけわかったことがある。

大阪の選挙では、面白けりゃ誰でもいい、ということだ。
恥知らずの自公与党ですら、中央が尻込みした橋下氏を当選させてしまう大阪の有権者は、結局「セクハラノック」でも全然懲りていない、ということらしい。

失業率と生活保護受給率がともに全国最高水準。全国最悪の負債残高。
元気いっぱいの名古屋に比べて勢いの差は歴然としているし、驚くことに、新幹線の乗降客は今や新大阪より名古屋の方が多いくらいだという。

確かに、名古屋駅で新幹線の指定席が取れずに苦労したことは何度もあるが、新大阪で取れなかった記憶はほとんどないので、名古屋より新大阪の方が新幹線乗降客が少ないというのは私の皮膚感覚でもそうだと思う。

今の大阪の現状は、正直、笑っていられるレベルをとうに超えていると思うのだが、この期に及んでタレント知事を選んで、有権者はいったい政治に何を期待しているのだろうか。
「何も期待していないから、せめて面白いことでも言って笑わせてくれや」が大阪の民意ということなら、もう勝手にしたらいい。

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世界遺産 チェスキークルムロフ城

2008-01-26 22:42:01 | 日記
今日、20時からNHK総合テレビで、世界遺産となったチェコのチェスキークルムロフ城が放送された。

ここは、もう一昨年になるが、妻と新婚旅行で訪れたところだ。秋だったせいか、ピンと張り詰めた冷たい空気の中にたたずむお城が息をのむほどの美しさだったことを今でも覚えている。

写真はその時撮影したチェスキークルムロフ城である。

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道路財源で職員宿舎建設

2008-01-25 22:35:25 | その他社会・時事
さて、ここのところ芸能ネタなどの軟派なネタが続いたので、そろそろこのあたりで引き締めよう。

道路財源で職員宿舎=「法に基づき提供」-冬柴国交相
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 冬柴鉄三国土交通相は25日の閣議後記者会見で、揮発油税など道路特定財源の一部が道路整備に従事する同省職員用の宿舎建設費に充てられていたことを明らかにした。その上で、「国家公務員宿舎法に基づいて宿舎を提供している」と述べ、問題はないとの認識を示した。同省によると、2007年度で道路特定財源から約25億円が宿舎建設費に充てられていたという。
 同相はまた、道路特定財源から卓球のラケットといった職員のレクリエーション用具購入などに年間で約10万円が充てられていたことも明らかにし、「レクリエーションは国家公務員法に規定がある。同法に基づいていて過大なものではない」と理解を求めた。
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このニュース、実は元を質せばあの「年金ピンハネ」と同じ構造である。といっても、これだけでは(??)な方がほとんどだろう。

現在、国の予算制度は一般会計と特別会計からなる(この他、特殊法人や独立行政法人の予算などの「政府関係機関予算」というものもあるが、これはとりあえず除外して考える)。特別会計には、

(1)いわゆる「国営企業会計」(国有林野事業特別会計)
(2)巨額の資金が必要な公共事業を別枠で実施するための会計

の大きく分けて2つあり、このうち、現在「霞ヶ関埋蔵金」「年金ピンハネ」「道路特定財源・暫定税率問題」等で問題になっているのは後者である。この公共事業特別会計は、現在20ほどあると思うが、このうち、扱う予算額が巨額なため特に世間の関心を引きやすいのが道路整備特別会計、空港整備特別会計、港湾整備特別会計などの公共工事関係特会である。

一般会計では、歳入は財務省が所管(主管)し、歳出は各省庁が所管するが、特別会計はその事業を担当する省庁(道路整備なら国土交通省)が歳入・歳出とも所管する〔注1〕。このことが、予算制度の面で各公共事業が「聖域」化し、独立王国化するひとつの要因になっている。

さらに問題なのは、特別会計制度の下での予算の配分のされ方が、国民感情と全くかけ離れていることである。公共事業費とは直接その事業の執行に充てられる経費(工事費等)だけを指し、人件費、事務管理費などの一般経費は一般会計で手当てするべきだというのが国民感情であると思うが、驚くことに現在、国の特別会計制度はそうなっておらず、職員の人件費から会議費、出張旅費、果てはレクリエーションのための遊具購入費なども特別会計扱いとなっている。つまり、直接、公共事業を執行するための経費だけでなく、その公共事業を行う役所自体の維持までがすべて特別会計でまかなわれるようになっているのである。

ここから先の記述はやや専門的になるが、例えば職員の給与であれば「(所管)国土交通省所管 (組織)○○国道整備事務所 (会計)道路整備特別会計 (項)○○整備費 (目)職員基本給」…というふうに整理される(○○の部分はイメージ)。そして、「(会計)道路整備特別会計」の項目に該当する予算であれば、たとえ職員の人件費であっても特別会計から支出される…というからくりになっているのだ。

国民の納めた年金の掛金が、年金支払いに充当されないで保養施設の建設に使われたり、「道路建設や補修のための大切な経費は、みなさまのガソリン税からまかなわれています」などと国民向けに説明しながら、そのガソリン税が国土交通省職員の遊具購入費に使われていたりする問題の根源はここにある。特別会計予算が単に公共事業執行のための直接経費のみならず、およそ公共事業執行に伴って発生する諸々の間接費、果ては公共事業を担当する役所自体の維持費までをすべて含むという構造が、国民感情からあまりにもかけ離れているのだ。

それに、特別会計から給与をもらっていた事業所の官僚が、一般会計で予算が付いている本省に転勤したら、そのとたんに「一般会計」から給与をもらう立場になる、というのはどう考えても国民からは理解できないだろう。

予算を執行する国にしてみれば、このような制度にしておいた方が便利には違いない。1つの事業所には1つの予算体系という運用ができるからである。しかし、国民の立場から見て、このような運用のやり方は「予算の目的外使用」に見えてしまうし、受け入れがたいものだと思う。

「官僚の隠し財布」「霞ヶ関埋蔵金」「母屋でおかゆ、離れですき焼き」〔注2〕と評されるような、こうした特別会計制度は見直しする以外にない。少なくとも、一般管理経費を特別会計から切り離し、一般会計とするだけでも国民への予算の見え方は、かなり改善されるし、ピンハネなどと称される無駄遣いの解消にもつながっていくことだろう。

〔注1〕やや専門的になるが、予算制度上、「主管」「所管」という用語は厳密に使い分けがされている。「所管」とは、その予算の執行に関する事務を行うことはもとより、予算執行に関する事後の責任まですべてをその省庁が負うという場合に使われる用語である。これに対し、「主管」とはその予算の執行に関する事務はその省庁が行うが、予算執行に関する事後の責任は他の省庁が負うという場合に使われる。

〔注2〕「母屋でおかゆ、離れですき焼き」とは、誰が言い出したのか知らないが的確な表現だと思う。一般会計(母屋)ではお金がないないと言いながら節約しておかゆをすすっているのに、特別会計(離れ)では使い切れないほどの予算を抱え、すき焼きを食べて贅沢をしている、と言う意味である。予算過剰と予算不足が同居する現在の国の予算制度の矛盾をよく突いた言い回しである。

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大黒摩季ライブin福島

2008-01-22 22:34:37 | 芸能・スポーツ
当選し、チケットが届きました。ライブは3月29日(土)。
年度末なので仕事がチョット心配ですが、抽選漏れした人たちのためにも、行けるように全力を尽くしてみます。

しかし、大黒摩季から「距離を置く」と宣言したとたんに当選なんて、人生ってのは意外にこんなものなのか…

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世界一寒い居住地、オイミヤコン

2008-01-21 22:33:38 | 気象・地震
20日の日本テレビ系「世界の果てまでイッテQ!」という番組で、ロシア・サハ共和国にあるオイミヤコンという村が取り上げられた。

このオイミヤコンという村、1~2月になるとマイナス50度以下は当たり前、過去にはマイナス71度という想像もできない寒さを記録したという。南極よりは暖かいが、人が居住する場所としては世界一寒いそうだ。

木の枝が凍って釘のように固くなる。濡れタオルを振り回すと一瞬で凍る。氷に穴を空け、釣り上げた魚も10秒で凍る。バラの花は手で握ると粉々になる。
こんなところで生活する人はどんな人なのだろうと思ってしまうが、かつてここに金鉱があり、金を求めて多くの人が住み着いたのだという。

冬、日本に寒波をもたらすシベリア寒気団の生まれる場所が、ここオイミヤコン。シベリアのイメージからもっと西に位置するものと思っていたが、意外にも北海道のほぼ真北にある。冬の間、オイミヤコンは常にこの状態だから、ここで生まれた寒気団が冬型気圧配置になって日本上空にまで降りてきたときに、日本でも寒波となるのだ。

氷河時代の氷河が地球上で唯一溶け残った場所で、地下200mまで土が凍り、その土は夏でも溶けることのない永久凍土である。ただでさえ永久凍土のところに盆地で寒気がたまりやすい上、夜間ほとんど雲がないため放射冷却現象も重なってこのような激烈な寒さになるという。

しかし、このオイミヤコンに向かう道路がきれいに舗装されていることには驚かされた。番組によれば、スターリン時代のソ連で、囚人がここに送り込まれ、マイナス50~60度という酷寒の中で道路舗装の強制労働に従事させられた。当然、その結果は悲惨で、舗装作業1kmごとに1人が死んだという。今でも多数の人骨が埋まっているため、「骨の道」と呼ばれているそうだ。

そういえば、日本人も敗戦後、シベリアに抑留された人たちがいて、多数が犠牲になったが、そのほとんどは抑留された後最初の冬に死んだといわれる。シベリアにはその寒さ故に悲惨な歴史もたくさんある。外国まで行ってお馬鹿なバラエティ番組のロケをするのも結構だが、せめて亡くなった人を冒涜するようなことだけはしないでほしいと思っている。

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アニメ・オタクネタ2題

2008-01-18 22:31:58 | 芸能・スポーツ
連載開始29周年を記念して「キンケシ」復活(オリコン)

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1979年に『週刊少年ジャンプ』で連載がスタートし、現在も人気を集めている『キン肉マン』(ゆでたまご原作)。同作品の連載開始から今年で29(にく)周年を迎えることを記念し、「29周年記念キンケシ復刻版 夢の超人タッグ編」が3月上旬にバンダイより発売される。

 「キンケシ」とは、『キン肉マン』のキャラクターフィギュアで、83年から87年まで販売。当時の累計販売数は約1億8000万個で、200体以上が商品化された。
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うんうん。覚えてる覚えてる。
「キン消し」(キン肉マン消しゴム)は当時、男子児童の青春のすべてだったと言っても過言ではない。私の通っていた小学校では、キン消しをいくつ持っているかで男子児童のクラス内序列が決まっていた。それほどの影響力があったのだ。
確かガシャポンで売られていた記憶がある。同じものばかりがいくつも出てくると、友達と交換し合ってほしいものを手に入れたりもしていた。ああ懐かしい。


「モー娘。」は終わった 視聴率なんと0.8%(J-CASTニュース)

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アイドルユニット「モーニング娘。」の唯一のレギュラー番組「ハロモ二@」(テレビ東京系)の視聴率がついに1%を切ったことが明らかになった。以前は、安倍なつみさん、後藤真希さんなど、「超人気アイドル」をそろえて闊歩していたのも今は昔。日曜・昼間の番組でさえ、驚愕の「0%台」という状態だ。「モー娘。」人気はもう終わったのか?

■「メンバーの一人も名前を知らない」

 「モーニング娘。」の人気低下が話題になったのは何も最近の話ではない。「週刊新潮」(07年5月17日号)は、「テレビ視聴率『1%台』結成10年で『さらばモーニング娘。』」と題して、レギュラー番組の視聴率低下やコンサートのチケットがネットオークションで「叩き売り」されたことなどを報じていた。

 「モーニング娘。」は、メンバーのなかでもとりわけ人気のあった後藤真希さんが02年9月に「卒業」して以来、安倍なつみさん、加護亜依さんなど、人気メンバーが相次いで「卒業」。

 07年6月には、当時「モー娘。」のリーダーだった藤本美貴さんとお笑いタレントの庄司智春さんとの「熱愛」が発覚。藤本さんはモー娘リーダーを辞し、「モー娘。」からも脱退した。

 その後、「モー娘。」は、高橋愛さん、新垣里沙さん、亀井絵里さん、道重さゆみさん、田中れいなさん、久住小春さんで構成されたが、光井愛佳さんのほか、ジュンジュンさん、リンリンさんといった中国人留学生があらたに加入するなど、メンバーの構成も複雑化。以前は、「全員の名前が言えた」という人も、今では「一人も名前を知らない」ということが多い。

■「1を切るのは低い数字だ」

 「モーニング娘。」が唯一持っているレギュラー番組は、テレビ東京系で日曜昼の12時20分から放送されている30分番組「ハロモニ@」。07年4月から始まった同番組だが、実は前身の1時間番組「ハロー!モーニング。」の視聴率が2~3%と振るわなかったことから、現在の30分に短縮されたとも言われている。
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中国人留学生? 何それ?
ここまで来ると、もはや「モー娘。」じゃないな。

そもそも「モー娘。」は、オーディションで落ちた子が「CDが○万枚売れたらデビューさせてやる」(詳しい数字は忘れた)と持ちかけられ、実際にCDがその枚数売れてデビューしたことに起源を発する。以前、オタク系掲示板で私のオタ仲間のひとりが論評していたけれど、初期の「モー娘。」はそういう意味で負け組のシンデレラストーリーを体現する場所だった。しかしある時期から、「モー娘。」に入ること=勝ち組、とみなされるようになっていき、グループ自体の性格が変わっていった。

もうひとつ、このグループの特色はとにかくメンバーの入れ替わりによる新陳代謝が激しかったことだ。これが、結成初期に「似ているグループ」として擬せられることの多かった「おニャン子クラブ」とも異なる点である(そもそもおニャン子の場合は会員番号制を採っていたからメンバーの一体感が売り物で、メンバーがバラ売りされるようになると一体感が失われ、自然瓦解していった)。

新陳代謝は、しばらくの間は活性化を促すものとしてプラスに作用したが、それがマイナスに作用するようになったのは、やはり中澤裕子が抜けたあたりからだろう。中澤の卒業あたりと時を同じくして、結成初期のメンバーが1人もいなくなった。

人間が新陳代謝を必要とするのは、その人がその人として輝き続けるためである。ところが、結成当時のメンバーが1人もいなくなったモー娘。は、人間に例えるならば別人に変異したのである。私は、このときが最も解散にふさわしい時期だったと思っている。その機を逸した現在のモー娘。が、同姓同名の「別人」であることは明らかであり、この視聴率の低迷も必然的結果であるように私には思える。

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揮発油税の暫定税率廃止、3分の2が支持

2008-01-16 22:30:37 | その他社会・時事
揮発油税の暫定税率廃止、3分の2が支持(産経新聞)

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合同世論調査では、次期通常国会で与野党攻防の最大の争点になるとみられる「揮発油税の暫定税率」問題への意見も聞いた。それによると、「廃止」を求める声が約3分の2に上り、税率維持を担保するため歳入関連法案の3月末までの成立を目指す政府・与党にとっては厳しい結果が示された。民主党は廃止に向けて法案成立阻止で徹底抗戦の構えを示しており、この法案などの不成立による「4月パニック」も予想される。

 税率維持の政府案が成立せず、暫定税率が廃止された場合、ガソリンが1リットル当たり25・1円安くなる一方、約1兆4700億円の減収となり、国の道路整備計画は見直しを迫られる。

 町村信孝官房長官は15日の記者会見で「この問題はまだ、みなさんが十分に事実を理解をしている段階ではない。国、自治体にどれだけの影響が出るのか」と、法案成立の必要性を強調。自民党の伊吹文明幹事長も「税は下がった方がいいに決まっている。しかし、歳入欠陥が生じて影響が出ることを国会審議の中で明らかにする」と述べた。

 与党内では「4月パニック」を回避するため、関連法案を1月中に衆院通過させ、参院での「みなし否決」による衆院での3分の2以上による再議決を図るべきだとの声があるが、一方で町村、伊吹両氏は民主党との対話路線を模索している。

 しかし、民主党は世論の追い風に自信を深めつつある。鳩山由紀夫幹事長は「この問題に関しては一歩もひかない」と強調。山岡賢次国対委員長も「国民は利権の道路をつくるよりも、国民生活を守る、ガソリンを安くすることを望んでいる」と意気軒高だ。

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「皆さんが事実を理解していない」とは失礼な。
私は事実を知っているからこそ暫定税率の廃止に賛成だ。

今、いわゆる道路特定財源は年間6兆円といわれる。
国の一般会計の歳入がだいたい70~75兆円。そのうち20~25兆円は赤字国債発行でまかなっているから、租税収入と税外収入を合わせた本来の収入は50兆円しかないのが現状だ。
それなのに、道路特定財源は6兆円もある。国の収入の1割以上が道路特定財源というこの現状をおかしいと思わないか?

「弱者の味方」を標榜する国民新党などは、地方切り捨て反対という大義名分で暫定税率維持を主張しているらしいが、弱者の味方はいいとして、事実認識が間違っている。私は昨年11月に羽越線事故調査と称して山形県・庄内地方に出かけ、現地の交通事情を調査したが(参照エントリ調査報告書)、秋田~山形間には片道1車線の国道1本と単線の鉄道があるだけで高速道路もない。

道路特定財源が本当に地方のために使われているなら、なぜここ庄内には高速道路もないのか? その一方で都会では、3月の年度末になるといつも同じ道路の同じ場所が掘り返され、無用の渋滞が起きているが、それはなぜなのか?

明らかに道路特定財源は既得権益化し、間違った使い方がされている。そして、特別会計は公共事業を担当する省庁が所管しており、財務省がメスを振るいたくてもそれができない「聖域」となっている。道路特定財源維持派も廃止派も、この事実はきちんと押さえておいた方がいい。
私は、疲弊する地方の現実を考えてもなお、道路特定財源につながる暫定税率制度は一度「ご破算」にし、国民の新しいニーズをふまえながら新しい制度設計をすべき時期に来ていると考える。

4月パニック? それが特定業界のための利権と化した予算制度の見直しにつながるなら良いではないか。
ただし、先に見た庄内地方のように、真に道路を必要としている地域もある。それら地域については、特別会計ではなく一般会計として新たな財源を手当てしていけば良い。暫定税率廃止=ガソリン値下げと地方の道路整備は二律背反ではなく、両立できるのである。

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義母の法要

2008-01-15 22:29:37 | 日記
そして、今日はいよいよ義母の法要の日。この日は年休を取っている。義弟夫婦の家を出発、近鉄奈良線で鶴橋から生駒まで行き、阪奈霊園へ向かう。メンバーは義父、義弟夫婦、私たち夫婦、そして甥っ子の計6名。

午前11時から始まった法要は30分ほどで終わる。生駒駅前で昼食の後、全員で再び奈良線に乗る。自宅へ帰る4人と別れた私たち夫婦だけは、近鉄で難波まで行き、地下鉄御堂筋線で新大阪へ。そこから新幹線を乗り継ぎ帰宅。

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去りゆく者たちを追って

2008-01-14 22:28:14 | 鉄道・公共交通/趣味の話題
この日の旅行内容は、さようなら余部鉄橋コーナーにまとめましたので、お手数ですがこちらをご覧ください。

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