王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

安倍首相 インド アーメダバード訪問 !

2017-09-14 07:42:38 | 外交
日印シャトル、狙うのは中国牽制 経済テコに防衛協力も

ついこの間も書きましたが最近の1国の首脳はタフでないと務まりません。
先週ウラジオストックにいたと思った安倍首相は昨日13日夫妻でインドのアーメダバードに発ち同日午後(日本時間夜)に到着しました。
その日はガンジーの生家を訪れ糸車なんかを目にしたようです。
目玉は今日14日予定されているアーメダバードームンバイ間500キロを新幹線方式で結ぶ高速鉄道の起工式に出席でさらに他の5路線にも新幹線方式を取るように働きかけるまさに首脳外交の要です。また日印のシャトル外交は今回で4度目、しかも成果を上げているのは日韓の実り無い外交と比べ目を見張るものがあります。

日本の金と技術を呼び込みたいインドと巨大市場に進出しあわせ中国のインド洋進出に歯止めを掛けたい日本と思惑が一致したようです。
高速鉄道は完成に2023年まで掛りそうですがうまく進捗して欲しいものです。当然だけど部分開通はもっと早いでしょうがね。余りの便利に「インド人もびっくり!」してほしいものです。


写真:ガンジーの生家を訪れた安倍夫妻

朝日新聞:
安倍晋三首相は13日午後(日本時間夜)、政府専用機でインド西部のアーメダバードに到着した。首脳が定期的に相互訪問する「シャトル外交」の一環。海洋進出を強める中国を意識する両国の首脳は、経済的な結びつきをテコに関係を深めたい考えだ。

 「インドのインフラ整備については、官民を挙げて協力したい。ウィンウィンの形で、インドの発展に貢献していきたい」。安倍首相は13日午前、日本出発前に羽田空港で記者団にこう話した。14日に日本の新幹線方式を採用したアーメダバード―ムンバイ間(約500キロ)の高速鉄道の起工式に出席し、日印首脳会談に臨む。残る6路線にも新幹線方式を採用するよう働きかける見通しだ。

 インドとのシャトル外交は小泉政権の2005年に始まり、安倍首相とモディ氏の相互訪問は今回で4回目。日本の首相官邸幹部は「『安倍&モディ』体制で両国関係は戦略的に深化した」と胸を張る。

 日本の資本を取り込みインフラ整備を進めたいインド側と、巨大市場に進出したい日本側の思惑は一致。安倍政権にとってインドとのシャトル外交は、慰安婦問題などで11年以降途絶えている日韓シャトル外交と対照的に、うまくいっているケースだ。

 中国を意識する両国は、経済をテコに安全保障面で結びつきを強める。中国は重要な海上交通路(シーレーン)であるインド洋のほか、東シナ海や南シナ海でも海洋進出を強めているからだ。日本は米国、インドとの3カ国による海上共同訓練を毎年行っている。日本は「ライバルのライバルは強力な味方だ」(官邸幹部)とみて、インドとの防衛協力の拡大を図る。
(引用終わり)
コメント
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