王様の耳はロバの耳

横浜在住の偏屈爺が世の出来事、時折の事件、日々の話、読書や映画等に感想をもらし心の憂さを晴らす場所です

志賀原発で防災訓練 課題浮彫 !! 

2014-11-03 08:15:42 | 原発関連
高波で船での避難中止に 志賀の防災訓練、課題浮き彫り(北國新聞) - goo ニュース

昨日2日刻陸電力志賀原発で政府による防災訓練が行われました。
浜爺は「原発再稼働反対です」がTVニュースで志賀原発と聞いて「はて滋賀県に原発が有ったかな?」と思いましたし「北陸電力でただ一つの原発」と
くれば北陸は原発銀座でなかったかな??と思いました。
実は志賀以外で北陸に有るのは関西電力関連の施設の様です。

さて字が原発の防災訓練と呼びますが「事故が起きた時の避難訓練」でしょうが白昼とても人口の少ない地域に関わらず「特養老人ホーム」での避難や地域の高齢者の域外避難に問題点が出たようです。
漁船を使っての非難では強風の為、訓練中止となりバスで非難となったそうです。緊急時にバスの確保が出来るか出来ても脱出できるか悩ましいですね。
この志賀原発他1県で1か所1電力会社の原発は北海道の泊、愛媛の伊方や静岡の浜岡他あると思いますが「原子力村」としてはどこもあらゆる手段を取って再稼働にまい進している様に見えます。
事故が起きる前に廃炉を宣言する電力会社は有りません!!

地元民もここまで来ると「政府が安全と言った」と言って事故が起きてから文句をつけるやり方は微妙ですね。
止めるも地獄、再稼働も地獄 爺婆はともかく地域の子供さんにどちらが良いか考えないといけません。


写真:志賀原発(ネットから)

北国新聞:
2日の政府の原子力総合防災訓練では、志賀原発から5キロ圏内に住む高齢者ら「要援護者」の避難で、さまざまな課題が浮き彫りとなった。寝たきりの人や介護施設入所者を、短時間で同時に30キロ圏外へ移送できるのか、参加者からは「実際に事故あが起きたら難しい」との声が相次いだ。原発から5~30キロ圏を対象にした初の屋内退避でも、参加者は「見えない災害」に不安を募らせた。
 志賀原発から1・8キロの位置にある志賀町赤住の特別養護老人ホーム「はまなす園」。午前10時15分、屋内退避の指示で、入所者約100人が放射線防護機能を持つ新館棟に移動した。午後0時20分には緊急車両2台が到着。施設の1台と手分けして要援護者役の職員4人と介護役の職員2人を、白山市の避難先に搬送した。
 訓練で目立った混乱はなかった。ただ、施設は日中、40人の職員が勤務しているのに対し、夜間は6人。入所者の平均年齢は90歳で、ほとんどが自力で歩けない。酢谷豊一理事施設長(57)は「夜間に事故で道路が寸断された場合、職員が施設にたどり着けないかもしれない。職員が集まらなければ、避難の時間は長くなる」と懸念を示した。
 志賀町総合武道館は要援護者の屋内退避場所となり、窓際に鉛製の放射線防護カーテンが設置された。原発5キロ圏内の同町上野(うわの)地区から要援護者役の住民5人を含む10人は同館に一時退避した。
 「(放射線は)目に見えず、屋内退避は正直言って怖い気持ちもある。80、90代の人たちは体力的に避難が難しいかもしれない」。上野区長の前田政雄さん(64)は心配そうに語った。
 志賀町によると、原発5キロ圏内の要援護者数は270人、町全体では1478人。町は5キロ圏内で避難時に町民の95%が自家用車で避難し、5%の約200人がバスなどで避難すると想定している。しかし、一度に必要な台数のバスを確保するのは難しく、町では「町の車両だけでは足りない」(環境安全課)と頭を悩ませている。屋内退避に配置する職員も、事前に決めていないという。
 荒天により、漁船を使った避難訓練が中止となり、代わりにバスで避難することになった志賀町福浦地区の住民は不安を口にする。中村外二さん(65)は「もし荒天時に本当の事故が起きたら、避難先までたどり着けるのか」と疑問を呈した。冬の能登半島沖は荒れて船が出せない日が多いだけに、代替手段の確保が求められそうだ。
 30キロ圏内の七尾市では、市が屋内退避を指示したほか、ラジオななおも緊急放送を流した。池崎町内会副会長の宮崎吉春さん(65)は放送を聞いて家に戻り、窓を閉めて待機した。「屋内退避しても放射線は完全に防げないため怖い思いがある。遠方退避するときはもう家に戻ってこれないかもしれない」と話した。
(引用終わり)
コメント
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