なあ雲よ・・・アート俳句 六百二十五~六百二十七句

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とんでもない見出し、「調査員推薦のない育鵬社」



 

「同協議会会長を務める石垣市の玉津博克教育長が採択権限のない教員ら教科書調査員の意向で選定される従来の不適切な採択方法の改善を打ち出したところ、『保守系教科書を採択させるためではないか』との臆測が広がり、市民団体や教職員組合などが不採択を求める集会や会見を繰り返した」という記事が産経新聞に掲載されていた。
 
 沖縄の新聞には、「調査推薦のない育鵬社」とでっかい見出しの記事が掲載されている。そして、「調査推薦のない育鵬社」の教科書が選ばれたことは、調査員の「形骸化」であると主張している。
 
 調査員推薦とは、調査員に選ばれた数人の教員による推薦された教科書のことである。協議会は教育長、教育委員、保護者代表、学識経験者で構成されている。一方調査員は数名の現場教員で構成されている。今までは、調査員に選ばれた数人の教員が教科書に順位付けをやり、一番に順位付けされた教科書が協議会に推薦され、協議会は協議をするまでもなく、調査員が推薦した教科書を選択してきた。
 沖縄では数人の現場教員が教科書を選択してきたのである。

 新聞はごらんの通り「、調査員の推薦ない育鵬社」と大きな見出しの記事を掲載している。新聞は調査員が推薦していない育鵬社を選んだことを非難している。調査員が推薦しない育鵬社の教科書を選択することはいけないことなのか。
 沖教祖の委員長は、調査員が育鵬社の教科書を推薦することは絶対にないと断言している。どうして調査員は育鵬社の教科書を推薦することは絶対にないのだろか。
 調査員は現場の教員である。教育の専門家といっても、彼は沖縄の一介の教員であり、教科書を推薦するときには沖教祖の圧力によって自分の経験や専門知識を自由に発揮することはできない。調査員の教員が育鵬社の教科書を推薦すれば、彼は学校で他の教師からいじめられるだろう。沖教祖の一員である調査員が沖教祖が反対している育鵬社の教科書を推薦することはあり得ない。
 調査員の推薦する教科書を選択するということは沖教祖が望む教科書だけを選択されるということだ。

 新聞の、「調査推薦のない育鵬社」という見出しは、教科書は現場の教員によって選択されるべきと主張しているのに等しい。自衛隊に例えると現場の兵士の意見が優先されるべきと主張するのと同じである。新聞社、沖教祖、知識人などの教科書選択の現場主義は、軍隊に置き換えると軍国主義になるのだ。

 協議会は委員8人による無記名投票で教科書を選択したが、調査員の順位付けによる教科書選択よりは民主的である。

 玉津会長が従来の調査員の順位付けを廃止して、協議会の無記名投票で教科書を選択することにしたのは、自由社、育鵬社の教科書を選択する目的があったのは明らかだ。しかし、だから駄目であるというのは間違いだ。選挙で選ばれた市長が協議会の会長を任命するのは民主的な手続きであり、協議会で教科書を選択するのは民主主義のルールにのっとっている。次の選挙で革新系の市長が当選すれば自由社、育鵬社以外の教科書が選択されるだろう。

 調査員の順位付けによる教科書選定は、実質的に沖教祖に選択権があるということになる。沖教祖は市民に選ばれた組織ではないし、政治的に中立の組織でもない。沖教祖が教科書を選択するというのは非民主的である。

 現場教員で組織された調査員に教科書の選択権はない。調査員による順位付けは越権行為だ。やってはいけないことだ。調査員は全ての教科書の特徴を調査して協議会に報告するだけでいい。協議会は調査員の報告を参考にして教科書を選択すればなんの問題もない。

 調査委員の推薦から外れた教科書を選択したことを、教育関係者から「調査委員の形骸化」だと批判がされているが、調査委員は全ての教科書の特徴を調査するのが本来の役目であり、特定の教科書を推薦するだけで、推薦しない他の教科書については調査報告さえもしないというのは調査委員のあるべき姿ではない。

  調査委員の推薦から外れた教科書を選択したことを、教育関係者は「調査員の形骸化」だと批判しているが、調査委員の順位付けによる推薦で教科書を選択するのは逆に協議会を形骸化しているし、民主主義を形骸化している。

 「調査推薦のない育鵬社」は民主主義を知らない見出しである。
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カダフィ氏拘束に全力…免罪や報奨金



カダフィ氏邸宅を制圧し、カダフィ政権時代の記念碑の上に立つ反体制派の兵士=AP 【ベンガジ(リビア東部)=田尾茂樹】カダフィ独裁政権が事実上崩壊したリビアの首都トリポリでは、同市の大部分を制圧した反体制派勢力が24日、行方が分からない最高指導者ムアマル・カダフィ氏と一族の拘束を目指す掃討作戦を本格化させた。

 反体制派の政治組織「国民評議会」のアブドルジャリル議長は同日、「カダフィ氏を殺害または拘束すれば、これまでの罪を問わない」と述べ、カダフィ氏側近らに離反を呼びかけた。反体制派に近い実業家がカダフィ氏拘束に報奨金200万リビア・ディナール(約1億2800万円)を出すことも明らかにした。

 カダフィ氏の邸宅があり、反体制派が23日、制圧したバーブ・アジジヤ区域の付近では24日、カダフィ派が反撃を開始し、両派の銃撃戦や迫撃砲の応酬に発展した。反体制派は、カダフィ氏が首都南部の別の地区に潜伏している可能性があると見ており、ロイター通信によると、この地区でも戦闘が始まった。

(2011年8月25日01時32分 読売新聞)

 まだ、カダフィ氏は捕まっていない。早く捕まってほしい。リビアは一日も早い民主主義国家をつくらなければならない。
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暴風に・・・アート俳句 六百三十九~六百四十一句

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八重山採択地区協 中学公民で「育鵬社」選定

 【八重山】教科用図書八重山採択地区協議会(会長・玉津博克石垣市教育長)は23日、石垣市教育委員会で2012年度以降の4年間、中学校で使用する教科書の選定作業を行い、社会科公民で育鵬社の教科書を選定した。選定は非公開、無記名投票で行われた。歴史教科書は帝国書院が選ばれた。
 市教育委員会前では自由社、育鵬社の不採択を求める抗議活動が行われ、9・29県民大会の意見を尊重するよう呼びかけた。【琉球新報電子版】


 八重山石垣市教育委員会は公民は育鵬社の教科書を選定した。するとさまざまな方面から批判の意見が上がった。さまざまといっても育鵬社の教科書に反対する組織は教員出身の組織が中心とした組織であり、根はひとつであるといってもいい。




 憲法は国民の過半数の賛成によって改憲できる。9条の改憲に国民の過半数が賛成するのなら、それをよしとするのが民主主義の精神だ。
 民主主義の憲法は神がつくるものでもなく一部の支配者がつくるものでもなく、国民の意思でつくるものだ。民主主義を尊重する憲法学者であるなら、国民の過半数が賛成する改憲は常識であるはずなのに、高良流大教授は第九条に関しては国民投票をすることさえ反対している。
 高良流大教授は民主主義を無視している憲法学者であるようだ。
 
 高良流大教授は「地域の人が教科書そのものを見て、一緒に決めるところもある。教科書選定の在り方がこれでいいのかを問う必要もある」と述べているが、八重山では調査員に選ばれた数人の教員が教科書に順位づけをして、一番目の教科書が選ばれていた。数人の教員が選ぶことと、今回のように協議会で協議をして投票で決めるのとどちらがいいのだろうか。
 今回の八重山教科書選択は、現場の教員の数人が選ぶのと市長に任命された協議会で選ぶのとではどちらが民主的であるかが問われている。
 高良流大教授は育鵬社の教科書が選ばれることに危惧を持ち、育鵬社の教科書が選ばれるシステムは悪いという先入観がある。高良流大教授は「地域の人が教科書そのものを見て、一緒に決めるところもある。教科書選定の在り方がこれでいいのかを問う必要もある」と、地域の人が教科書そのものを見て、一緒に決めれば、育鵬社の教科書が選ばれることはないと思っているようだが、市民に選ばれた市長によってつくられた協議会が育鵬社の教科書を選ぶのだから、高良流大教授のいうやり方でも育鵬社の教科書が選ばれる可能性はある。

 沖縄の教員が選ぶ時だけは育鵬社の教科書が選ばれることはない。高良流大教授は市民が選べば育鵬社の教科書が選ばれることはないと錯覚していて、育鵬社の教科書が選ばれることがない数人の教員が選ぶことが正しいとおもいこんでいるようだ。

 高良流大教授の「行き着くところは戦争や武力衝突だ」の発言には笑える。日本は民主主義国家であり、自衛隊の総司令官は首相であり、自衛隊はシビリアンコントロールされている。根本的には、国民の意思に従って自衛隊は行動するのであり、自衛隊が勝手に戦争をすることはできない。憲法学者ならそのことを知っているはずだ。高良流大教授は憲法学者というより革新政治家みたいだ。





「子供と教科書全国ネット21事務局長の俵義文氏は、教科書ではなく教科書選定の裏にある政治的な狙いとの闘いをやっている。

 俵義文氏は育鵬社の教科書は日本を戦争ができる国にすることが目的だと述べている。たかが教科書の選択で日本が戦争できる国になるならないの問題にするのである。教科書を課題評価している。

 沖縄にアメリカ軍基地があるから戦争に巻き込まれると昔から主張しているが、アジアで戦後66年戦争や内戦がなかったのが沖縄であり日本である。軍事基地があるから戦争に巻き込まれる、軍隊があるから戦争をするというのは妄想であり、民主主義国家の軍隊は国民が納得する戦争しかしないし、俵義文氏が危惧するような戦争はしない。

 日本が中国と戦争するだろうか。日本が北朝鮮と戦争するだろうか。中国や北朝鮮が日本に戦争を仕掛けない限り日本は戦争はしない。たとえ、憲法を改定して自衛隊を軍隊にしようとである。

 俵義文氏が完全に無視しているのが民主主義である。俵義文氏は、東京都杉並区で教委に教育内容の圧力をかけることもあったと述べているが、圧力をかけたのは区民に選ばれた区長の指示によるものであり、それを圧力と考えるのは、区民に選ばれた区長よりも区民に選ばれていない教委のほうが正しい主張をしていると俵義文氏が決め付けているからだ。
 「今後は市民が子供に間違ったことを教えないでほしいと働きかけ、教師を支えることが大切だ」と俵義文氏は述べているが、これでは市民に選ばれた区長が間違っていて、市民に選ばれていない教師が正しいということになり、非民主的な考えを俵義文氏は主張していることになる。

 どうして教員は正しくて区長は正しくないのだ。






 現場の意見を反映させるのは大切だ。しかし、現場の意見だけで教科書が選定されるのは非民主的である。
 数人の現場教師が調査員として教科書に順位をつけるというのはおかしい。調査員なら全ての教科書を調べ、全ての教科書の特徴、利点、欠点などを報告するべきであって、教科書に一番二番と順番付けをするということは調査員がやることではない。調査員が順番づけをすれば一番目の教科書を選ばなければならないから、協議会はお飾りとなる。

 数人の現場教員が順位をつけるということは、数人の教員が教科書を選択するということになる。八重山では調査員が一番に順位付けした教科書だけの調査結果しか協議会に報告していなかったという。だから、協議会は現場教員が選んだ教科書を選んだだけであり、協議会が教科書を選ぶ権限はなかった。 新聞はその事実を明らかにしていない。

 新聞は現場の意見を排除していると主張しているが、今までの八重山の教科書の選定は数人の教員によって決められていたのである。それこそが民主主義無視、協議会無視、市民無視の選択である。
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リビア反体制派、カダフィ邸を制圧

 【ベンガジ(リビア東部)=田尾茂樹】リビアの首都トリポリの制圧を進める反体制派は23日、最高指導者ムアマル・カダフィ氏の邸宅などがある首都南部のバーブ・アジジヤ区域の陥落を目指して攻撃を開始、部隊の一部が区域への入り口を突破した。
 AFP通信は反体制派の一部がカダフィ氏の邸宅や司令部を制圧したと伝えた。英BBC放送は、カダフィ氏の邸宅内に反体制派兵士が入る場面を報じた。カダフィ氏の所在は不明。首都制圧を巡る攻防は重大局面を迎えた。
 同テレビは、同区域付近で攻撃による黒煙が立ち上る映像を放映している。AP通信は、反体制派勢力の数百人が同区域に突入したと報道。カダフィ氏の部隊との戦闘は、同区域の西側で始まった模様だ。両派の間でロケット砲や迫撃砲の応酬が行われたほか、トリポリ市内には銃撃戦の音や爆発音が響きわたった。
 同区域は、カダフィ氏の警護部隊の兵舎や通信施設などが集まる体制の最後のとりでで、その陥落はカダフィ政権にとって極めて大きな打撃となる。
(2011年8月24日01時33分 読売新聞)


反体制派はカダフィ氏の邸宅や司令部を制圧したようだ。早くカダフィ氏を捕らえて、内戦を終わらしてほしいものだ。
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幸せの・・・アート俳句 六百三十六~六百三十八句

六百三十六句





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非民主主義思想の沖縄の教員たち



 

「歪曲」ない教科書を
元教員を中心に構成する「おきなわ教育支援ネットワーク」と「沖縄・女性9条の会」の2団体は自由社・育鵬社の教科書採用しないよう求める声明を出した。

 「県民の意思」尊重要望 県教育庁
 「8名の委員の良心と見識に期待したい」とコメント。

 05年、10年協議会資料公開
 2005年、10年の選定では、調査委員が1位に選んだ教科書しか協議会に報告しておらず、調査結果が協議会の決定を高速していた証拠を提示した。

  市教委前で座り込みへ
 「子供と教科書を考える市民集会」の実行委員会は23日に石垣市教育委員会前で座り込みを実施する。



 沖縄の教育界は現場の教員が正しい判断をしていて、現場の教員による教科書の選択が当然であると考えている。「採択権限のない現場の教員らが1社に絞り込んだ答申を基に教科書を採択していたこと」が非民主的な選択であると国会で問題にされ、本土の新聞にも掲載されたが、沖縄の新聞は無視している。

 教科書図書八重山採択地区協議会の玉津会長が現場の教員の調査員の「順位付け廃止」に反対している沖教祖や団体は、「歪曲」ない教科書を選べと主張しているように、現場の教員の意見は正しく、現場の教員が順位付けした教科書を選択することが正しいとしている。

 自由社・育鵬社の教科書は「戦争を美化する」教科書であると決め付け、「軍国主義教育への回帰の始まり」であると述べている。子供たちに「戦争は必要悪」と思わせるような内容だとも述べている。自由社・育鵬社の教科書はGHQの押し付けをことさら強調していると述べ、憲法九条は決して押し付けではないと反発もしている。

 教科書図書八重山採択地区協議会の玉津会長が現場の教員の調査員の「順位付け廃止」に反対している理由は、「順位付け廃止」に反対ではなく、「順位付け廃止」によって自由社・育鵬社の教科書が選択されることに反対しているのだ。自由社・育鵬社の教科書が選択されるのに反対する理由は自由社・育鵬社の教科書が沖縄の教員の思想とは違うからである。
 教員の思想が教科書選定を左右する権限はない。しかし、沖縄ではそれが当然とされてきた。教科書出版社は教科書が採用されるために、教科書選定の権限のある組織の希望も取り入れる。
沖縄では教員が教科書を選択してきた。だから、教科書出版社は沖縄の教員に気に入られるような内容を取り入れている。

 日本の法律としては教員に教科書を選択する権限はない。しかし、沖縄では教員が調査員として教科書に順位付けをすることによって、実質的には教科書を選択している。「順位付け廃止」に反対している沖教祖委員長は調査員による「順位付け」が廃止されなければ、自由社・育鵬社の教科書が選択されることは絶対にないと宣言している。

 自由社・育鵬社の教科書がいいとは思わない。他の教科書よりは少し劣る点はある。他の教科書をコピーするような教科書会社に教科書をつくる資格はないと思う。文部科学省は他の教科書をコピーしたと判明したときに教科書を失格させるべきだった。
 私見は置いといて、自由社・育鵬社の教科書について検討してみると自由社・育鵬社の教科書は反対派が述べているような軍国主義回帰の教科書ではない。憲法を改定して自衛隊を軍隊にするという主張は民主主義手続きによって国民の過半数の賛成があって始めて実現することであり民主主義にのっとっているし一理ある。憲法は国民の意思で変えていくものであり、憲法を変えない思想は民主主義思想とはいえない。

 自由社・育鵬社の教科書に反対している人たちは戦争反対・軍隊反対の平和主義者であるかも知れないが民主主義思想家ではない。むしろ自由社・育鵬社のほうが彼らに比べれば少しは民主主義の思想がある。
 
 正直、教科書問題はたいした問題ではない。右端と左端の思想を新聞が大々的に掲載しているだけだ。

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リビア反体制派、国営テレビ局を制圧

【トブルク(リビア東部)=田尾茂樹】リビア反体制派は22日午前(日本時間同日午後)、首都トリポリの大半を制圧、ロイター通信によると同日午後、国営テレビ局を占拠した。
 首都南部にある最高指導者ムアマル・カダフィ氏の邸宅周辺では、カダフィ派部隊と反体制派が交戦。多国籍軍による対リビア軍事作戦を指揮する北大西洋条約機構(NATO)当局者は22日、「カダフィ派全部隊が戦闘をやめるまで軍事作戦は続く」と語った。 40年以上独裁を敷いてきたカダフィ体制の崩壊は避けられない情勢だ。国際社会は、両派に停戦を呼びかけているが、首都では攻防が続いている。
 AP通信によると、反体制派部隊は22日、カダフィ氏の邸宅がある準軍事施設バーブ・アジジヤに攻撃を仕掛けたが、カダフィ派が戦車砲などで応戦、撃退した。
 反体制派が制圧した首都中心部の「緑の広場」を再びカダフィ派が奪い返したとの報道もある。中東の衛星テレビ局「アル・アラビーヤ」は、反体制派がカダフィ氏の三男サーディー氏を拘束したと伝えた。
 バーブ・アジジヤは、カダフィ宅のほか同氏警護隊の兵舎や通信施設などがある約6平方キロの施設。カダフィ氏と最近接触した在トリポリ外交筋は、同氏が邸宅内にとどまっているとの見方を示している。一方、衛星テレビ「アル・アラビーヤ」はカダフィ氏が首都東部の病院内にいると伝えた。
(2011年8月23日01時32分 読売新聞)


やっとカダフィー独裁の崩壊が近づいてきた。金と武力の力で支配する独裁者を打倒するには何十万人という市民の血が流れる。リビアではNATOの空爆応援や武器供与の応援などがあったからカダフィー独裁を打倒することができたが、独裁政治を倒すのは困難である。

 カダフィー政権を倒したからといって、民主主義国家がスムーズに成立するとは限らない。市民革命をなしとげたエジプトであるが、民主主義国家ができるまではこれから紆余曲折あるだろう。
 タイでは選挙で選ばれたタクシン氏であったが、軍や都市の富裕層の圧力で在任にされ、選挙で選ばれた政権ももクーデターによって倒された。

 軍も官僚もシビリアンコントロールされた本当の民主主義国家をつくりあげるのは意外と困難であり、世界でもまだ民主主義国家は少ない。

 戦後日本はアメリカの徹底管理によって民主主義国家がつくりあげられていった。民主主義国家日本は一度も内戦がなく経済もめざましく発展した。アメリカによってつくりあげられても民主主義国家であるのだからいいではないか。
 アメリカを外国と考えれば日本は外国によって民主主義国家になったといえるが、アメリカ人も日本人も同じ人間だと考えれば、日本の軍国主義を人間によって民主主義に変革したと考えることもできる。
アメリカに感謝する。


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