八重山採択地区協 中学公民で「育鵬社」選定

 【八重山】教科用図書八重山採択地区協議会(会長・玉津博克石垣市教育長)は23日、石垣市教育委員会で2012年度以降の4年間、中学校で使用する教科書の選定作業を行い、社会科公民で育鵬社の教科書を選定した。選定は非公開、無記名投票で行われた。歴史教科書は帝国書院が選ばれた。
 市教育委員会前では自由社、育鵬社の不採択を求める抗議活動が行われ、9・29県民大会の意見を尊重するよう呼びかけた。【琉球新報電子版】


 八重山石垣市教育委員会は公民は育鵬社の教科書を選定した。するとさまざまな方面から批判の意見が上がった。さまざまといっても育鵬社の教科書に反対する組織は教員出身の組織が中心とした組織であり、根はひとつであるといってもいい。




 憲法は国民の過半数の賛成によって改憲できる。9条の改憲に国民の過半数が賛成するのなら、それをよしとするのが民主主義の精神だ。
 民主主義の憲法は神がつくるものでもなく一部の支配者がつくるものでもなく、国民の意思でつくるものだ。民主主義を尊重する憲法学者であるなら、国民の過半数が賛成する改憲は常識であるはずなのに、高良流大教授は第九条に関しては国民投票をすることさえ反対している。
 高良流大教授は民主主義を無視している憲法学者であるようだ。
 
 高良流大教授は「地域の人が教科書そのものを見て、一緒に決めるところもある。教科書選定の在り方がこれでいいのかを問う必要もある」と述べているが、八重山では調査員に選ばれた数人の教員が教科書に順位づけをして、一番目の教科書が選ばれていた。数人の教員が選ぶことと、今回のように協議会で協議をして投票で決めるのとどちらがいいのだろうか。
 今回の八重山教科書選択は、現場の教員の数人が選ぶのと市長に任命された協議会で選ぶのとではどちらが民主的であるかが問われている。
 高良流大教授は育鵬社の教科書が選ばれることに危惧を持ち、育鵬社の教科書が選ばれるシステムは悪いという先入観がある。高良流大教授は「地域の人が教科書そのものを見て、一緒に決めるところもある。教科書選定の在り方がこれでいいのかを問う必要もある」と、地域の人が教科書そのものを見て、一緒に決めれば、育鵬社の教科書が選ばれることはないと思っているようだが、市民に選ばれた市長によってつくられた協議会が育鵬社の教科書を選ぶのだから、高良流大教授のいうやり方でも育鵬社の教科書が選ばれる可能性はある。

 沖縄の教員が選ぶ時だけは育鵬社の教科書が選ばれることはない。高良流大教授は市民が選べば育鵬社の教科書が選ばれることはないと錯覚していて、育鵬社の教科書が選ばれることがない数人の教員が選ぶことが正しいとおもいこんでいるようだ。

 高良流大教授の「行き着くところは戦争や武力衝突だ」の発言には笑える。日本は民主主義国家であり、自衛隊の総司令官は首相であり、自衛隊はシビリアンコントロールされている。根本的には、国民の意思に従って自衛隊は行動するのであり、自衛隊が勝手に戦争をすることはできない。憲法学者ならそのことを知っているはずだ。高良流大教授は憲法学者というより革新政治家みたいだ。





「子供と教科書全国ネット21事務局長の俵義文氏は、教科書ではなく教科書選定の裏にある政治的な狙いとの闘いをやっている。

 俵義文氏は育鵬社の教科書は日本を戦争ができる国にすることが目的だと述べている。たかが教科書の選択で日本が戦争できる国になるならないの問題にするのである。教科書を課題評価している。

 沖縄にアメリカ軍基地があるから戦争に巻き込まれると昔から主張しているが、アジアで戦後66年戦争や内戦がなかったのが沖縄であり日本である。軍事基地があるから戦争に巻き込まれる、軍隊があるから戦争をするというのは妄想であり、民主主義国家の軍隊は国民が納得する戦争しかしないし、俵義文氏が危惧するような戦争はしない。

 日本が中国と戦争するだろうか。日本が北朝鮮と戦争するだろうか。中国や北朝鮮が日本に戦争を仕掛けない限り日本は戦争はしない。たとえ、憲法を改定して自衛隊を軍隊にしようとである。

 俵義文氏が完全に無視しているのが民主主義である。俵義文氏は、東京都杉並区で教委に教育内容の圧力をかけることもあったと述べているが、圧力をかけたのは区民に選ばれた区長の指示によるものであり、それを圧力と考えるのは、区民に選ばれた区長よりも区民に選ばれていない教委のほうが正しい主張をしていると俵義文氏が決め付けているからだ。
 「今後は市民が子供に間違ったことを教えないでほしいと働きかけ、教師を支えることが大切だ」と俵義文氏は述べているが、これでは市民に選ばれた区長が間違っていて、市民に選ばれていない教師が正しいということになり、非民主的な考えを俵義文氏は主張していることになる。

 どうして教員は正しくて区長は正しくないのだ。






 現場の意見を反映させるのは大切だ。しかし、現場の意見だけで教科書が選定されるのは非民主的である。
 数人の現場教師が調査員として教科書に順位をつけるというのはおかしい。調査員なら全ての教科書を調べ、全ての教科書の特徴、利点、欠点などを報告するべきであって、教科書に一番二番と順番付けをするということは調査員がやることではない。調査員が順番づけをすれば一番目の教科書を選ばなければならないから、協議会はお飾りとなる。

 数人の現場教員が順位をつけるということは、数人の教員が教科書を選択するということになる。八重山では調査員が一番に順位付けした教科書だけの調査結果しか協議会に報告していなかったという。だから、協議会は現場教員が選んだ教科書を選んだだけであり、協議会が教科書を選ぶ権限はなかった。 新聞はその事実を明らかにしていない。

 新聞は現場の意見を排除していると主張しているが、今までの八重山の教科書の選定は数人の教員によって決められていたのである。それこそが民主主義無視、協議会無視、市民無視の選択である。
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リビア反体制派、カダフィ邸を制圧

 【ベンガジ(リビア東部)=田尾茂樹】リビアの首都トリポリの制圧を進める反体制派は23日、最高指導者ムアマル・カダフィ氏の邸宅などがある首都南部のバーブ・アジジヤ区域の陥落を目指して攻撃を開始、部隊の一部が区域への入り口を突破した。
 AFP通信は反体制派の一部がカダフィ氏の邸宅や司令部を制圧したと伝えた。英BBC放送は、カダフィ氏の邸宅内に反体制派兵士が入る場面を報じた。カダフィ氏の所在は不明。首都制圧を巡る攻防は重大局面を迎えた。
 同テレビは、同区域付近で攻撃による黒煙が立ち上る映像を放映している。AP通信は、反体制派勢力の数百人が同区域に突入したと報道。カダフィ氏の部隊との戦闘は、同区域の西側で始まった模様だ。両派の間でロケット砲や迫撃砲の応酬が行われたほか、トリポリ市内には銃撃戦の音や爆発音が響きわたった。
 同区域は、カダフィ氏の警護部隊の兵舎や通信施設などが集まる体制の最後のとりでで、その陥落はカダフィ政権にとって極めて大きな打撃となる。
(2011年8月24日01時33分 読売新聞)


反体制派はカダフィ氏の邸宅や司令部を制圧したようだ。早くカダフィ氏を捕らえて、内戦を終わらしてほしいものだ。
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幸せの・・・アート俳句 六百三十六~六百三十八句

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