非民主主義思想の沖縄の教員たち



 

「歪曲」ない教科書を
元教員を中心に構成する「おきなわ教育支援ネットワーク」と「沖縄・女性9条の会」の2団体は自由社・育鵬社の教科書採用しないよう求める声明を出した。

 「県民の意思」尊重要望 県教育庁
 「8名の委員の良心と見識に期待したい」とコメント。

 05年、10年協議会資料公開
 2005年、10年の選定では、調査委員が1位に選んだ教科書しか協議会に報告しておらず、調査結果が協議会の決定を高速していた証拠を提示した。

  市教委前で座り込みへ
 「子供と教科書を考える市民集会」の実行委員会は23日に石垣市教育委員会前で座り込みを実施する。



 沖縄の教育界は現場の教員が正しい判断をしていて、現場の教員による教科書の選択が当然であると考えている。「採択権限のない現場の教員らが1社に絞り込んだ答申を基に教科書を採択していたこと」が非民主的な選択であると国会で問題にされ、本土の新聞にも掲載されたが、沖縄の新聞は無視している。

 教科書図書八重山採択地区協議会の玉津会長が現場の教員の調査員の「順位付け廃止」に反対している沖教祖や団体は、「歪曲」ない教科書を選べと主張しているように、現場の教員の意見は正しく、現場の教員が順位付けした教科書を選択することが正しいとしている。

 自由社・育鵬社の教科書は「戦争を美化する」教科書であると決め付け、「軍国主義教育への回帰の始まり」であると述べている。子供たちに「戦争は必要悪」と思わせるような内容だとも述べている。自由社・育鵬社の教科書はGHQの押し付けをことさら強調していると述べ、憲法九条は決して押し付けではないと反発もしている。

 教科書図書八重山採択地区協議会の玉津会長が現場の教員の調査員の「順位付け廃止」に反対している理由は、「順位付け廃止」に反対ではなく、「順位付け廃止」によって自由社・育鵬社の教科書が選択されることに反対しているのだ。自由社・育鵬社の教科書が選択されるのに反対する理由は自由社・育鵬社の教科書が沖縄の教員の思想とは違うからである。
 教員の思想が教科書選定を左右する権限はない。しかし、沖縄ではそれが当然とされてきた。教科書出版社は教科書が採用されるために、教科書選定の権限のある組織の希望も取り入れる。
沖縄では教員が教科書を選択してきた。だから、教科書出版社は沖縄の教員に気に入られるような内容を取り入れている。

 日本の法律としては教員に教科書を選択する権限はない。しかし、沖縄では教員が調査員として教科書に順位付けをすることによって、実質的には教科書を選択している。「順位付け廃止」に反対している沖教祖委員長は調査員による「順位付け」が廃止されなければ、自由社・育鵬社の教科書が選択されることは絶対にないと宣言している。

 自由社・育鵬社の教科書がいいとは思わない。他の教科書よりは少し劣る点はある。他の教科書をコピーするような教科書会社に教科書をつくる資格はないと思う。文部科学省は他の教科書をコピーしたと判明したときに教科書を失格させるべきだった。
 私見は置いといて、自由社・育鵬社の教科書について検討してみると自由社・育鵬社の教科書は反対派が述べているような軍国主義回帰の教科書ではない。憲法を改定して自衛隊を軍隊にするという主張は民主主義手続きによって国民の過半数の賛成があって始めて実現することであり民主主義にのっとっているし一理ある。憲法は国民の意思で変えていくものであり、憲法を変えない思想は民主主義思想とはいえない。

 自由社・育鵬社の教科書に反対している人たちは戦争反対・軍隊反対の平和主義者であるかも知れないが民主主義思想家ではない。むしろ自由社・育鵬社のほうが彼らに比べれば少しは民主主義の思想がある。
 
 正直、教科書問題はたいした問題ではない。右端と左端の思想を新聞が大々的に掲載しているだけだ。

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