承認撤回をすれば玉城デニー氏が翁長知事の遺志を継げないという奇妙な事実

承認撤回をすれば玉城デニー氏が翁長知事の遺志を継げないという奇妙な事実
自由党幹事長の玉城デニー衆院議員は29日、那覇市内で記者会見し、翁長氏の後継候補として立候補することを正式に表明した。
デニー氏は、
「翁長氏の遺志をしっかりと引き継ぎ、辺野古新基地建設阻止を貫徹する」と決意を述べた。
 翁長故知事の遺志というのは実は辺野古飛行場建設阻止の一点であり、それ以外の遺志はない。それに県知事には飛行場建設を阻止する権限はない。県知事の権限は埋め立て工事が公有水面埋立法に違法している時に埋め立て承認撤回する権限があるだけである。
デニー氏は記者会見で、翁長知事が生前表明した辺野古沿岸部の埋め立て承認の撤回を「全面的に支持する」と強調したが、実は故翁長知事の遺志というのは承認撤回だけなのだ。それ以外には故翁長知事の遺志はない。
 故翁長故知事に残されていたのは承認撤回の権限だけである。謝花・富川副知事の現政権は知事選前に承認撤回をやるという。ということは現副知事が故翁長知事の遺志を引き継ぐだことになる。承認撤回をしたら故翁長知事の遺志は実現してしまうのだ。現県政が知事選前に承認撤回をしたら、デニー氏は当選しても故翁長知事の遺志を引き継ぐことはできなくなってしまう。
 デニー氏に故翁長知事の遺志を継がせたいならば承認撤回をしてはいけない。
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