玉城デニー氏は落選する 原因は共産党にある



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玉城デニー氏は落選する。原因は共産党にある。
 評論家の古賀茂明氏は「沖縄県知事選 新潟と名護の敗北を教訓に左翼色払拭と経済界支持がカギ」で、新潟知事選で共産党・社民党などの左翼野党が支持した候補が自民党候補に敗れたことの原因を分析して、玉城デニー氏が知事選に勝利するには革新色を伏せて保守色を出し、保守の支持を得るべきであると書いてある。
 
 古賀氏によると新潟知事選では左翼系の立候補者が楽勝すると見られていたがふたを開ければ、自民党候補が圧勝したという。自民党候補が圧勝した原因を古賀氏は次のように述べている。

「元々、米山前市長は、自民党や日本維新の会からの立候補歴があり、保守層の支持もかなり集めていた。しかし、後継候補の池田千賀子氏には、そのような保守系とのつながりがなく、しかも、選挙戦は、市民連合の「左翼的な雰囲気」の漂うものとなった。実は、この選挙で、リベラル候補はリベラル層に働きかける必要はなかった。彼らは自民に流れることは絶対にないからだ。したがって、選挙戦は如何に保守層を取り込むかに焦点を当てるべきだったが、それができなかった。その結果、米山氏の保守支持層のかなりの部分を取りこぼし、それが自民候補に流れて完敗となったのである」

 池田候補の敗戦原因は保守票を取りこぼしたからであった。新潟知事選の敗北を反省して、玉城デニー氏は保守確保の選挙運動をやるべきであると古賀氏は指摘している。

「玉城氏が取るべき戦略として重要になるのが、中間層から保守層に食い込むイメージ戦略だ。リベラル派のことははっきり言って忘れても良い。彼らはどちらにしても玉城氏に投票するしかないからである。冷淡な言い方に聞こえるかもしれないが、それくらい『冷静』にならなければ、選挙には勝てない」

 古賀氏の指摘通りである。新潟県のことは知らないが、沖縄県では左翼は保守層の票を確保しないと知事選に勝てない。そのことは4年前の県知事選で明らかになった。翁長知事は自民党の幹事長もやった保守の中の保守であった。保守の翁長氏と共産党・社民党・社大党が共闘し、しかも保守の翁長氏が知事に立候補することで占拠に勝利した。
保守VS保守・革新
が沖縄で革新が勝利するパターンであり、
 保守VS革新
では、革新が勝利することはできない。それが4年前に明らかになった沖縄の知事選の現実である。
 左翼が知事選に勝利するには保守と共闘しなおかつ保守が立候補しなければならない。
 デニー氏は翁長知事のように生粋の保守というわけにはいかない。生粋の保守ではない玉城デニー氏が翁長知事のように保守層を確保することは困難である。そのことについても古賀氏は次のように述べている。

「今回の沖縄県知事選でも同様の懸念がある。翁長前知事は元々自民党県連の幹事長を務めるなど、沖縄の保守本流だった。その保守の重鎮が、リベラル派とタッグを組んでまとめ上げたのが「オール沖縄」である。つまり、その支持層にはかなりの保守層がいる。右から左まで幅広い支持層に支えられているのだ」

翁長知事は保守本流だったのでかなりの保守層が支持したが、玉城デニー氏の場合は翁長知事とは違うと古賀氏は指摘する。
「玉城氏は自由党に所属していて、本人は、『保守』を自任している。DJ出身ということで、『左翼』というイメージは薄い。翁長氏が後継指名したとされるが、その理由は、保守層にも食い込めるのではないかという期待があったからかもしれない。
しかし、最近の『自由党』の主張は、共産党にもかなり近く、庶民の間では、必ずしも『保守』というイメージが強い訳ではない。玉城氏のブログやSNSのサイトを見ても、安倍批判やリベラル的な主張は目立つが、『保守』をイメージさせる内容はほとんど見当たらない。翁長氏が、何も言わなくても、『保守』であることがわかったのに比べれば、保守層に食い込むという意味での力は弱いと言わざるを得ない」

玉城デニー氏は翁長知事とは違い「保守」のイメージがない。だから、デニー氏が保守層に食い込むことは力は弱いと指摘している。しかし、保守層に食い込まない限りデニー氏の当選は無理である。
 デニー氏が翁長知事の遺志を引き継ぐことを掲げても保守層の支持を確保するのは困難であり、デニー氏が敗北する可能性が高いと古賀氏は指摘した。古賀氏はデニー氏の当選を望んでいる。このままではデニー氏は敗北する。敗北しないためにはどうすればいいかを古賀氏は提案している。

「この選挙に負けたら、翁長前知事が最後まで訴え続けた『沖縄のアイデンティティー』が否定される。その危機感があるのであれば、リベラル系は、自己主張を抑え、経済界の重鎮たちに、土下座をしてでもオール沖縄に戻ってくるように『お願い』すべきではないかと思う。選挙公約や戦い方で相違が出るのであれば、リベラル側が譲歩して経済界に歩み寄って欲しい。翁長前知事の『これはイデオロギーの戦いではない』という意味をもう一度噛み締めて、右から左まで幅広い支持を得て、本当の意味で『沖縄のアイデンティティー』を確立するための戦いに結集するのだ。その度量がリベラル側にあるのかが、今問われている」

リベラル側(私から見れば左翼)は自己主張を押さえて、経済界の重鎮に土下座をしてでも経済界に歩みよらなければデニー氏が勝つことは困難であると述べている。
 古賀氏の指摘はその通りである。デニー氏はなんとしても保守に食い込み、多くの保守票を確保しなければ知事選に勝利しない。保守に食い込むために古賀氏は、リベラル系は、自己主張を抑えて経済界の重鎮たちに、土下座することを提案している。リベラル派の主張を隠せというのである。主張を隠して保守に土下座するということはリベラル派に嘘をつけというのと同じである。
 選挙は政党の政策、主張を市民に訴えるべきであって嘘をつくものであってはいけない。ところが古賀氏は選挙に勝つためにリベラル派に嘘をつくことを進めている。玉城デニー氏にも嘘の芝居をやれと注文しているのである。
 左翼が常勝してきた新潟知事選で敗北したことにショックを受けた古賀氏は、左翼が勝つには保守を取り組まなければならないという選挙必勝法の方程式を作り上げた。沖縄県の知事選では新潟知事選の二の舞を避けるためにその必勝法を古賀氏は提案した。それは保守を取り組むために左翼やデニー氏に保守を歓迎するような芝居をやることである。

 選挙は嘘をついてでもいいから勝てばいいと主張しているのが古賀氏である。彼がそのように主張するのは、安倍政権が「まやかし」「恫喝」「バラマキ」の鉄板戦術で新潟県知事選を勝ったという分析をしたからである。

「安倍政権の戦略は『まやかし』と『恫喝』と『バラマキ』だ。まともな政策論争で勝とうという気はさらさらない。この戦略は、6月の新潟県知事選挙での大勝を実現した二階俊博幹事長・菅義偉官房長官の黄金コンビによるものだ」

 古賀氏は安倍瀬手権が新潟知事選で大勝した選挙戦略を沖縄に適用して新潟知事選の再来を沖縄でも狙っていると考えている。安倍政権の選挙戦略に対抗するためにはリベラル派(左翼)はも嘘をつき芝居をしなければならないと古賀氏は言うのである。
 日本の中央都市東京に住み、中央から地方を眺めている古賀氏である。地方の本当の現実を知ることはできないのが古賀氏である。中央政府の『まやかし』と『恫喝』と『バラマキ』だけで地方の県知事選で圧勝することはできるはずがない。そんなことで政府側の立候補者を県民が圧勝させると考えている古賀氏は地方の県民は『まやかし』と『恫喝』と『バラマキ』に取り込まれてしまう低能で愚かな人間たちだと思っている。古賀氏は県民をバカにしている。
 県民をバカにしている古賀氏は左翼とデニー氏は保守の振りをして経済界を巻き込めば県民を騙すことは簡単だと考えているのである。そして、オール沖縄を離脱した経済界も土下座するくらいで戻ってくると思っているのである。
 古賀氏は平良かりゆしグループ代表や呉屋金秀会長などの経済界がオール沖縄を離脱した原因を知らない。だから土下座すれば戻ってくると思っているのである。
 オール沖縄は左翼やデニー氏が土下座したくらいでは戻らない。土下座が芝居であることを知っているし、オール沖縄に戻ってもメリットは一つもなくデメリットだけであることを知っているからだ。
 
 デニー氏は保守派の支持を取り込まない限り当選することは困難であるという古賀氏の分析は正確である。そして、知事選に勝利するにはオール沖縄を離脱していった保守の経済界を土下座してでも戻さなければならないというのも正しい判断である。古賀氏が間違っているのは離脱した経済界は土下座しても戻らないということである。

 オール沖縄の左翼は翁長知事の腹心で安倍政権との関係を維持することに努力していた安慶田副知事を辞職せざるを得ない状況に追い込み辞職させた。安慶田氏の代わりに副知事にしたのは沖縄国際大元学長の左翼経済学者である富川盛武であった。それだけでは終わらない。翁長知事の長年の友であった浦崎唯昭副知事も辞めさせられ、代わりにゴリゴリの左翼である事務方トップの謝花喜一郎知事公室長が副知事に就任した。
 副知事を左翼で固めることによって翁長知事は安倍政権との関係が断ち切られ、沖縄の経済界とも断ち切られたのである。
 左翼の正体を思い知らされた経済界だったからオール沖縄を離脱したのである。玉城デニー氏が幹事長を務める自由党は共産党、社民党の左翼政党と共闘している。オール沖縄を離脱した経済界から見ればデニー氏も左翼である。そして、ここが肝心なことであるが左翼は保守が左翼のいいなりになるなら共闘するが、保守が保守の主張をするなら切り捨てる。そのことをオール沖縄に参加した保守経済人は直接体験したのである。経済人が左翼の芝居に騙されることはない。

 古賀氏はオール沖縄の現実を知らない。知らないから土下座すれば戻る可能性があるようなことを言うのである。
 もうひとつ古賀氏が知っていないことがある。リベラル派の中で絶対に土下座しない政党が存在していることである。土下座しない政党とはイデオロギーの塊である共産党である。
 共産党は徹底して安倍政権と敵対しているし、安倍政権の提出した法案に賛成すればその政党は安倍政権の保管政党であると決めつける。維新の会だけでなく「働き方改革関連法案」に賛成しただけで国民民主党も安倍政権の保管政党と決めつけている。
 そんな共産党であるから翁長知事が安倍政権と密接になることを安慶田副知事を辞職に追いやって断ち切らせた。社民党や社大党だけなら安慶田副知事を排除することはなかっただろうし。オール沖縄から平良氏や呉屋氏の保守経済界が離脱することもなかっただろう。
 保守色を一切出せなくなった翁長知事はひたすら辺野古基地建設阻止に邁進していった。いくしかなかった。

 玉城デニー氏が保守の経済界を戻し4年前の知事選のようなオール沖縄を再建しない限り知事選に苦戦するという古賀氏の指摘は正しい。しかし、共産党が存在する限り共産党が分裂させたオール沖縄が再建されることはない。
 玉城デニー氏が28日に国会で支持を訴えた政党は立憲民主党や共産党、社民党などの野党5党・会派である。野党5党・会派は反安倍政権の左翼政党である。玉城デニー氏が国会でやっていることは古賀氏が指摘した新潟知事選大敗と同じパターンなのだ。



  沖縄県でも新潟県のように左翼野党政党が大挙押しかけて「辺野古埋め立て承認撤回」「辺野古基地建設阻止」を連呼するだろう。
玉城デニー氏が知事選に出馬し、選挙運動を展開すれば新潟県と同じパターンになる。そうなれば新潟知事選のように大敗するかは分からないが敗北するのは間違いない。
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