Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

「復元」はゆっくりやれば良い

2009-06-08 01:10:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!

サッカーの日本代表、対ウズベキスタン戦にて1-0で接戦を制し、来年南アフリカ共和国にて予定の、W杯出場権を獲得しました。まずは心より奉祝し、この結果を喜びたいと思います。

次に今夜は、当地元の名勝、名古屋城の話題に少し触れて参りたいと思います。
江戸時代初期の17世紀に開城し、明治に至るまで武家国家の重要拠点として機能していました。

近世は建物や施設の多くが重要文化財に指定され、1945=昭和20年の名古屋空襲に伴う火災により、主要建物を焼失する不幸に見舞われるものの、大天守閣は1959=昭和34年に鉄筋コンクリートにより再建され、現在に至ります。

これに続いて、同じく空襲で失われた本丸御殿の復元計画も進められ、一昨年には文化庁より復元許可をも取り付けますが、折からの経済低迷のあおりで、約\150億と言われる資金面が危なくなっている様です。

とりあえずは、来年度中に第一期工事を終え、向こう十数年で完全に復元する計画の様ですが、ここはまあ無理をしない事でしょう。

不況に伴う資金難は、言わば仕方のない事。そんな場合は、完成を延期して資金調達の目途が立つのを待てば良いのではないでしょうか。

河村新市長も、先日名古屋城を視察、本丸御殿復元計画の見直しに言及されたのはあるいはご存じかもですが、とに角各方面とも意思疎通を十分に行った上で、もう少し長めの計画に手直しをお願いしたい所です。
勿論、復元費用が不当に膨らんでしまっては意味がない。名古屋市民の我々も、そこの所を直視し、良く考えて参りたい所であると思いますね。*(コメント)*
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「真夏の厠(トイレ)」物語

2009-06-08 00:27:08 | 日記・エッセイ・コラム

コナサン、ミンバンワ!2009=平成21年も早6月に入った。今月が終われば今年も折り返し点。この時期の定番でもある、梅雨入りも今週中と見られ、来月半ばまで、雨がちの多湿な天候の日が多くなり、気分的にも優れないって訳で、その憂さ晴らしも兼ね、去年は連載を休んでいた低能読み物をやってみようかな、と思った次第。

登場キャラは、先一昨年拙欄にて暴れ回った「偽!桃太郎伝説」の一党。要注意キャラは勿論、猿、そして青鬼である。

偽!桃「コナサン、ミンバンワ!今年も蒸し暑い、鬱陶しい時期がもうすぐだ。その不快さを跳ね返すべく、今月と来月は、皆に厠に関する面白話でも披露もらおうかと思う。と、言う訳で、副頭領の赤鬼どん、司会進行やってくれんかいな?」

赤鬼「心得ました。まあ仕方がないですね。(苦笑) 厠は拙者も色々と思い出がありますが、それらに関しては更に強烈な履歴の持ち主も居る様ですので、そっちから・・・。」

犬「所で副頭領殿。トイレとかで一番ネタの多いのは、例の2匹と違いますか?笑」

赤鬼「ワン殿の言う通りで、その2匹とはエテ殿と青鬼どんって所ですかな。」

犬「その通りやけども、その2匹がさっきから消えて居る様な気が致しますが・・・。」

雉「・・・ですね各位殿。さっきより気をつけて居ると、厠の方より変な声がしますな。」

雉の指摘通り、厠の方よりは「これ良い!絶対抜けるで~!」「いや早。又お得意の何ですな~!」と言う品の悪い雄叫びが聞こえて来るのであった。

偽!桃「ああ、アホ臭い。奴等、多分気に入ったエロ写真で厠に閉じこもって盛り上がっとるのやろ。この間に、奴等がエロネタの次に好きな乗り物、名古屋鉄道パノラマカーの近況でも情報交換しとくか。」

雉「奴等、いつもパノラマカー先頭席で醜態晒してましたな。幾ら何でも、つるんでチ〇ポ露出とは何なんですか?一度などは中部国際空港の駅で、鉄道警察に拘引されてましたよ。『お前ら、降りろ!』てね。」

赤鬼「確かに引退は残念やが、奴等みたいに不作法な乗客が横行してるんでは仕方がない。だから、昨2008=平成20年暮れで、毎日の定期運転取り止めになったんでしょ?」

偽!桃「赤鬼どんの話で間違いないやろ。それとまあ、経年やね。現存の高年式でももう40年近い事やし。後、健康被害の元になる石綿=アスベスト資材の問題もある様だ。」

犬「そうですかお館。噂では、徳川家の岡崎城下の舞木と言う工場にて、1隊が廃車準備に入った様ですな。」

赤鬼「左様!豊田の猿投に滞留していたこの隊が、5/24に工場収容された由。可能な部品撤去の後、どうも来週6/14辺りに最終廃車の回送を行う様ですな。」

雉「その他に、西尾張の江南、布袋って所にもう1隊滞留してるでしょ。」

犬「それそれ!その隊が、今廃車準備中の隊と来週入れ替わって舞木工場へ向かうらしい話です。」

偽!桃「その布袋の滞留組が、来週以降廃車準備。それの最終送り出しは多分、来月前半だろうな。」

赤鬼「お館。去年の実績とも突き合わせると、多分7/12辺りではないかと・・・。」

犬「はっきり決まった訳やないけど、去年も、当時は残っていた6両編成が6/15と7/13に舞木工場より搬出されています。そのローテーション通りやとすると、この両日辺りが怪しいって事で。」

偽!桃「なるほど、良う分った。去年と同じ日取りなら、関係各位も慣れてる事やし。後、最後まで残る、白帯の1隊の引退期日は、まだ触れん方が良いか・・・。」

赤鬼「最終走行が8/30ってのは、公式発表にて分っています。だから最終日の疎開先によって引退廃車の日取りは変わって来るでしょう。恐らくは秋口だろうが、それまでは余り言わん方が良い様な気がしますね。」

雉「拙者も、同様に感じますよ。余り前から騒がない方が良いんです。」

と言う所で、事を終えた猿と青鬼が厠から出て来た。ろくに手も洗わないのは勿論だ。一同の表情が、一気に険しくなった様な・・・。(以下次号)

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やはり、凶悪事件公訴時効は見直されるべき

2009-06-06 01:40:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!

一昨日、1990=平成2年に生じた幼女殺人事件、所謂「足利事件」の容疑者として逮捕され、一時は無期懲役が確定した元男性受刑者の証拠とされた、DNA鑑定が正確さを欠く事により冤罪である事が確実となり、この方は判決より約17年ぶりで釈放されました。再審開始前の異例の措置ではありますが、元々、真犯人ではなかっただけに、もっと早い決定がなされて然るべきでした。まずは身の潔白が証明された事を奉祝致し、弁護団各位共々、これまでの辛苦を心より労いたく思います。

事件当時、約20年前の初期のDNA鑑定は、現在とは比較にならない程精度が低く、約1/800の割合で型が一致とない事態もあったとか。現在は約1/4兆と言われますから、正に天地の差であった訳ですね。
その様な陥穽を顧みる事なくアバウトな捜査や審理を進めた警察、検察は勿論裁判所の事件に向き合う姿勢は糾されて良いと思います。
元受刑者の方が仰った様に、17年の歳月はもう取り戻す事はできません。この方は自白強要他警察よりの不当な圧力に屈しながら無期懲役囚のレッテルを貼られたまま、ご両親とも最期の別れを余儀なくされた由。又、真犯人を追跡しようにも2005=平成17年に公訴時効が成立してしまっており、この面よりも、元受刑者の名誉を回復する機会は事実上失われてしまったと言う事です。この事は元受刑者の方自身もご指摘になっており、現行の時効の不条理を強く憤っていらっしゃいました。

この釈放劇を拝見しても感じたのですが、凶悪事件の公訴時効が、犯罪被害者のみならず、加害者とされた方が冤罪であった時にも、心身に多大なダメージを及ぼす事がはっきりした事。つまり、時効を存置、と言うより放置していては、警察による捜査技術や気概と言った精神レベルを含め、事件を解決する決意に水を差し、罪責を曖昧にしてしまうだけの様に思われるのです。
一部の見解では、時効廃止は加害者側の証拠などの長期確保が難しく、冤罪を招くとして反対する向きもあるやに聞いておりますが、この一件で実態は逆である事がはっきりしました。結局は、警察当局の甘えとか、怠慢を庇うだけの言い訳ではないでしょうか。
時効制度は19世紀末の明治中期に、当時のフランス国の法制に倣って導入されたのが始まりとされ、凶悪事件については当初10年とされ、1908=明治41年に15年に延長されて以降何と一世紀近くも見直されず、申し訳程度に見直され、25年とされたのがつい4年前の2005=平成17年の事。これにはもう唖然としてしまい、言葉もありませんでした。
この事が警察の凶悪事件に向き合う姿勢や捜査技術の向上を妨げて来た事は想像に難くなく、又、被害者近親各位の憤りを無視した犯罪者天国を助長して来た側面は「あると思います」。

昨日は西日本にて、あろう事かひったくり行為を働いた現職警察官が、男子高校生2名により取り押さえられる不名誉な出来事も発生。若者達は「世も末ではないか」と声を揃えていたとの事。本当に恥ずかしいの一言であります。
人生の良き手本を示すべきはずの大人がこの有様では、子供達や若者達は、それは未来に希望を抱けるはずはありません。
不条理が証明された以上、凶悪事件公訴時効は、撤廃へ向け、大きな一歩を踏み出すべく、決意すべき時に来ていると強く思います。*(日本)*


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米国発「覇者の驕り」

2009-06-03 00:17:00 | インポート
コナサン、ミンバンワ!2009=平成21年6月も、拙日記を宜しくお願い致します。今月が終われば、今年も早折り返し点。齢のせいもあるでしょうが、1年の経過が、以前より速く感じられる様になったのも事実です。

さて、人が目的地まで速く便利に到達できる様にすべく発明開発された一つが自動車であるのはご存じかと思います。自動車の故郷は欧州。19世紀終わりの誕生だった様です。
元々は、馬車の車両に新たに発明された内燃動力と駆動系を付与したのが始まりで、そこから乗用車やスポーツカー、ワゴン車や大小のトラック、バスなどに分化して行ったのだろうと想像されます。
この自動車の世界的な大量生産を実現したのが、米合衆国。1908=明治41年創業のGMことジェネラル・モーターズ社を筆頭にフォード、クライスラーの大手各社の所謂「ビッグ3」の勢力にて、世界の自動車の多くを生産して参ったのはご存じの通り。
特にGM社は昭和初期の1930年代よりつい先年まで、80年近く生産量世界一を誇ったのも良く知られる所。
それだけに、今年に入り、合衆国自動車大手がフォード社を除き、相次いで経営破綻に追い込まれたのは、今も信じられない思いがしている所です。

所謂「アメ車」と呼ばれる合衆国産の自動車は、これもご存じの様に、どちらかと言えば「重厚長大」な印象がありますよね。道路の向こうから、やたら大きくてハンドルが左側のシルエットが現れると「ああ、アメ車だ」とすぐ分る次第。走行音にもそれが表れています。総排気量5Lを軽く超える様なOHV式V型8気筒エンジンの排気音は独特の重々しいもので、私個人は必ずしも嫌いではなかった。ただ、燃料消費はどうしようもなく不良だった様で、2~3km/Lなどと言うケースもあった模様。
勿論本国では高級車。最上位の「キャディラック」などは「成功者の証」と謳われ、本来は政財界の要人や、プロ・スポーツや映画、音楽など、芸能の世界の大物だけが保有を許された物だった様です。
もう一つの合衆国の顔である、四輪駆動車にしても、特殊大型車「ハマー」を筆頭とする重量級が多数派だった様ですね。何よりも、合衆国軍ご用達の軍用車の技術が生かされている事の信頼も大きなものがあった事でしょう。

件のGM社は、この様な合衆国民の長らくの大型高級志向の波に乗って、高い業績を維持して来た様ですが、今世紀に入ると状況が一変した様です。
直接のきっかけは、2001=平成13年9月にNYを襲ったイスラム軍事組織による同時テロ勃発による経済悪化だった様ですが、それより前より、燃料の石油供給不安が生じ、その為もあって車の小型化、環境適合化が進んだのだが、合衆国の主要メーカーは、明らかにその波に乗り遅れた。
やがて終焉する流れを意識する事なく、従来の大型高級路線と拡大路線に固執した為に、需要低迷と在庫増を生じて資金繰りが悪化、更にライバルのフォード社が手を出さなかったクレジット販売を過剰に行った事が、昨年の金融危機とも重なって、不良な売掛債権を増殖させ、退職者をも含めた社員向けの高額な福利厚生費の問題も絡んで、ついに今回の破綻へと繋がった模様であります。

負債総額は邦貨換算で\2兆を超えるとされ、同じく破綻するも、再建の道筋をつけたクライスラー社に続けるか、注目される所。GM社は事実上一時国有化の後、約3か月以内に再建への方向を定める計画の様ですが、規模が大きいだけに、円滑の事が進むかは未知数かもと言う所でしょう。この問題の時点で政権を担った、オバマ合衆国大統領の手腕と力量も、改めて問われる事となるでしょう。又、20万人を超えると言われる従業員、そして多くの関連企業にて相当数の関係者の離職が予想されるだけに、そちらの対策も急がれるべきではと思います。

それにしても今回のGM社の事態、思えば「覇者の驕り」の面が強くあるとの印象を受けます。
営々と築き上げた富と力、名声の上に胡坐(あぐら)をかき、前世紀の終わり、我国初めアジアの自動車メーカーが進出した折には正面よりの競争をせず、合衆国政府に自社に都合の良い規制を働きかけたり、業績に陰りが出て尚、アジアや欧州のメーカーより改善を学ぶ姿勢が欠如していたりした事が、今回の悲劇を招いた面は大きいと強く思います。
再建には多大な資金と政治を含めたマンパワー、それに一定の月日を要すると思いますが、願わくば新しい姿となった巨人GMに、再び表舞台に戻って来て欲しい気持ちはありますね。*(車)**(アメリカ)*
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