Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

混迷のドサクサ紛れ 看過できぬ中露の行動

2020-12-22 22:40:47 | 国際・政治

中国大陸由来の新型コロナ・ウィルス感染症の変異種が、欧州などで勢いを増している様だ。英国を含む数カ国と豪州でも検出され、感染力が在来種より 7割方増したのと、若い世代でも感染すると重症化し易い傾向があるとされる。幸か不幸か 我国ではまだ未検出とされるが、一度入り込めば 現状の第三波感染を上回る深刻な事態を招きかねない。速やかな対策を強く望みたい所だ。

国内に目を転じれば、東京地方検察庁特捜部による安倍前総理への「桜を見る会」関連の資金不明朗についての任意事情聴取が行われれたとかで、現状立ち入った言及は控えるが 左派勢力期待の刑事問責は困難な見通しとか。早ければ年内にも前総理の国会招致が行われそうな気配だが、検察聴取と異なる所多いとされる国会答弁などを含め、前言通り 誠実で率直な説明を心がければ、一定の得心には辿り着けるのではないだろうか。まぁ 菅(すが)現政権にとり、今日発覚した海上自衛隊上部各位の前述感染症感染問題などと共に ある程度のマイナスにはなるかもだが。

本題です。我国の内外、特に同盟国米合衆国の大統領選を巡る混迷や 決して順境ではない大韓民国との難しい関係を見透かした様に、中国大陸とロシアの両国が、我国周辺で不穏な軍事行動に及んでいる様だ。決して看過できないレベルだと強く思う。以下 某ネット記事を引用して、みて参りたい。

「中・ロが日本海と東シナ海で共同監視飛行、爆撃機 6機『作戦能力向上』」

ロシア国防省によると、同国と中国(大陸)の爆撃機計 6機が 12/22、日本海と東シナ海の上空で共同警戒監視活動を実施した。同海域での中ロの共同警戒監視飛行は 昨年 7月以来 2回目。中ロの軍事的連携を誇示し、日米韓を揺さぶる狙いがありそうだ。

ロシアの TU95爆撃機 2機、中国(大陸)の H6爆撃機 4機が参加。ロシア国防省は、中ロ両国が「長距離機による 2回目の共同パトロールを実施した」と表明。「(両軍による)共同作戦の遂行能力を向上させ、世界の戦略的安定性を強化する」ことが目的だと説明した。国際法を順守し、領空侵犯はしていないとも主張した。

中ロは最近「対米共闘」で結束し、合同軍事演習を実施するなど軍事協力を強化してきた。ロシア国防省は、今回の活動を通じて「両国の包括的なパートナーシップ関係の深化」や「両軍の協力強化」を目指しているとも指摘。一方で事前の計画に基づいており「第三国に向けられたものではない」と強調した。(引用ここまで)

もうお分かりの様に、両国のこの主張は勿論 決して真に受けられる代物ではない。表向き 領空侵犯はせずといえど、共同監視飛行それ自体が 限りなく我国への侵攻意図を表にしたものだろう。中国大陸は、最近一連の沖縄・尖閣諸島とその周辺海域での暴挙を見れば分る事だし、ロシアはロシアで先の大戦末期、旧ソ連軍による北方領土奪取のあり様から理解し得る事だろう。つまり「名ばかりの警戒監視」で、一定の軍事的衝突や摩擦は承知の上の挑発。少なくとも「隙あらば諜報を」という事だろう。

中露両国共、日米両国を初め 各国での諜報及び政治工作は有名な話だろう。米合衆国にては、防諜法制を敷いているにも関わらず 前述のスパイ活動が後を絶たず、為にトランプ政権も これが一因で対中締め付けのやむなきに至ったとされるもの。我国にても こうした活動はかなりのレベルと言われ、スパイ防止法の必要が主張される背景となっているのはよく知られる所だろう。

菅(すが)現政権も そうした実態を知らぬ訳はなく、前述感染症流行や安部前総理の件、それに新年度予算策定など大変な折は分かるが、是非こうした我国への脅威となる不良な出方には 厳しい姿勢で対峙を願いたいものである。今回画像も先年ので恐縮。新潟市中心部を行く、上越新幹線列車の様子を。JR新潟駅は現在 大規模な高架化事業が進み、後数年で完成が見込まれるとか。以下に、関連記事をリンク致します。(私的憂国の書様) 中共の「海警法」成立間近 ~ 内向きな議論より、国家の脅威に目を向けよ | 私的憂国の書 (fc2.com)


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2 コメント

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Unknown (夕紀)
2020-12-23 19:50:29
ハカセさん、
私は韓国という半島の一地域(条約というものが存在しない)を好きではありませんが、日本に於ける沖縄や北海道と同じような意味合いがあります。韓国はいつもの日和見主義、いずれは過去の歴史に沿って中国に取り込まれるのでしょう。
そうした時、対馬、五島、福岡が国境地帯に。
沖縄歴代知事も韓国と似たような立ち位置、その為鹿児島が国境になります。
北海道は公表されてませんが、沖縄の全ての基地よりも大きな基地が存在していると聞きます。
数年前、北海道で、無事に助かりましたが小さな男の子が行方不明になった事件。彼が泊まったとされるのが、自衛隊の隠れ家的な建物だったとも言われます。ですから余り詳しく報道されませんでした。
北部九州では板付と佐世保、北九州市がその前線基地となるでしょう。
心配は鹿児島に基地と呼べるのが鹿屋しか無いこと、然も空軍?ブルーインパルスだけです。

また今回のコロナウィルス、生物兵器の研究中の漏洩としか思えないところが脅威です。
サイバー攻撃に始まり、経済戦争。もうすでに第三次世界大戦が始まっていると見るべきでは無いのでしょうか?

そんな時に、みみっちいことで時間を浪費させようとする野党に腹が立って仕方ない。ハカセさんが常に仰るように、国会の場では大局に立った議論を交わして欲しい。
返信する
「国境」の緊張、他にも (HAKASE(jnkt32))
2020-12-23 23:17:58
夕紀さん、今回もご見解を有難うございます。

沖縄・尖閣海域の軍事的緊張は、ご指摘の様に他の
地域でも複数あるものと拙者も心得ます。ご懸念の
鹿児島県下の防御手薄な所は、是非 馬毛島の基地
整備でクリアして頂きたいものです。

見えない第三次世界大戦の可能性については、恐れ
ながら言及を控えます。思想信条・言論表現の自由
に則り 貴主張はコメント公開で応えさせて頂きま
すが、拙者は与しかねる所がありまして。

大局に立った国会のあり方を目指すべきは同意です。
まずは お礼まで。
返信する

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