Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

改正される新型インフル対策特措法は、最後の手段だ

2020-03-10 14:10:32 | 国際・政治

中国大陸発、新型コロナ・ウィルス肺炎の広がりに絡んで社会問題化している 一部勢力によるマスクなどの不当価格転売行為に、ようやく規制がかけられる事になった。国民生活安定緊急措置法の政令改正が閣議決定され、明日 3/11公布→ 3/15施行の運びとなる由。前述の品目に関し 取得価額超の転売行為を禁じ、違反者には 1年以下の懲役か 100万円以下の罰金、罪の度合によってはその両方が課される場合もある。

改正された法令施行前の数日間は猶予期間として、転売意図のある者が保有の品を放出させる為の日数を設けるが、既にネット通販サイトには高めの価格ながらマスクの掲出も見られる様だし、高額て売り抜けた要領良い様に見られた悪質者は僅かに留まった様だ。勿論これは、見逃されて良い所業ではない。そも 命に関わる資材の転売差益を手にしようとの意図そのものが、法の権威によって挫かれるのが 国家社会の健全な姿だからだ。

本題です。前述の国民生活安定緊急措置法と並んで見直され、改正の方向となっているのが 数年前に成立施行された新型インフルエンザ対策特別措置法だろう。 今世紀初めに国際的に相次いだ、当事の新型肺炎 SARS(サーズ)や新型インフルエンザ流行に対応する法制として整備されたもの。民主党政権下だった 2012=平成24年の事で、当事成立施行に尽力の旧民主党関係各位には、一言の評価と労いを表したい。その上で、某ネット記事を引用して 改正のあらましを見ておきたい。

「緊急事態、新型コロナ・ウィルスも対象に=特措法改正案を閣議決定 3/13成立へ」

政府は 3/10午前の閣議で、新型インフルエンザ対策特別措置法改正案を決定した。国内で感染が広がる新型コロナ・ウィルスを対象に追加し、甚大な被害が予想される場合の「緊急事態宣言」を可能とする。同日中に国会提出。対野党調整を経て 3/13に成立する見通しだ。

担当閣僚に指名された 西村康稔経済再生担当相は閣議後記者会見で、緊急事態について「万が一に備えるもので、そういう事態にならないことを望んでいる。『伝家の宝刀』であり続けて欲しい」と語った。

旧民主党政権時の 2012=平成24年に成立した現行法は、新型インフルエンザと過去に大流行した「再興型インフルエンザ」未知の「新感染症」を対象としている。改正案は 施行後 2年以内に限定した特例措置として、これに新型コロナ・ウィルスを加える。

同ウィルスが急速に全国拡大し、国民生活や経済に甚大な影響を及ぼす恐れがあると判断した場合、内閣総理大臣が期間と区域を限定した上で緊急事態を宣言。都道府県知事による外出自粛要請、学校や映画館、イヴェント会場など大人数が集まる施設の使用制限、土地・建物の強制収用が可能になる。期間は施行後 2年までで、1年延長できる。(引用ここまで)

これまでの 新型コロナ・ウィルス肺炎伝播の動向を見て参ると、今や本当の意味で「緊急事態前夜」の様相を呈している・・と均整の取れた思考の各位なら理解される事だろう。万一の事件事故や災害、一定規模以上の火災などに備え 常に警察、消防、救急、それに陸、海、空の三自衛隊による備えが必須の様に、疫病面でも緊急事態に直ぐ応じられる法制整備が必要であるのは論を待たない。

ただ、今までにないレベルの法整備となるので、立法の中心たる国会との関わりについて 事前承認を要するのか、事後報告で良しとするのか、の辺りを短い日数で与野党において詰めて行く事となるだろう。この辺りはさしもの「初めに(対与党)攻撃ありき」の野党側も、左派の一部を除き 種々と提言が上がっている様だ。理想は国会事前承認だろうが、症例などの実態とも突き合わせ、事後報告可も視野に入れ 速やかに成立へ向けての結論に至って頂きたい。一つ間違えば 我国でも感染爆発や医療危機のリスクが顕在化するだろう。余り時間の余裕はないと思う。

同時に、これは昨日の与党議員による国会質疑でも触れられた事だが、現憲法原則保障の「私権の制限」を一定は伴うのは否めない。あくまで一時的な最低限レベルの規制に止めるべきとの見方は 与党側も重々承知のはずであり、この法改正はあくまでも「国民的レベルで追い詰められた場合の、最後の手段である」との認識を 与野党で共有して頂きたい。

野党中には、特に左派勢力が前述特措法の、総理による緊急事態宣言発動条項に政局的理由からの反対の姿勢や、そも特措法の運用自体に反対する勢力もあるやに聞くが、そうした連中は、前回指摘の社会民主党よろしく「日本及び日本人」の真の利益を踏まえる事のない「埒が明かない」見方を意図的にしているのだから、我々の側としても真に受けずスルーするしかないのだろう。時間のない中でも必要な審議はあろうが、一刻を争うレベルである事も踏まえ 早い法改正を以て、この国難的状況と向き合える様にして欲しい。今回画像は、当地東郊の春日井より紙製品を搬出する JR中央線貨物便の様子を。以下に、関連記事をリンク致します。(福岡、小坪しんや・行橋市議様) https://samurai20.jp/


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2 コメント

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Unknown (のん子)
2020-03-10 15:34:58
何か、反日野党がやり過ぎとか言いそうな気もしますが、何をやっても批判するのですから放っておきましょう。
今までの要請とかも強制に出来そうですね。

国難時にはそんな法律が必要です。

紙製品も大事ですね。お仕事してる貨車、頑張って下さい(^^)/
返信する
左派野党はやっぱりバカなのか (HAKASE(jnkt32))
2020-03-10 21:11:45
のん子さん、今回もご見解を有難うございます。

本当に仰る通りで、国難級の災禍に瀕した時は、総理の
緊急事態宣言と、一定の私権規制位できる様でなければ
ダメでしょう。

それを頭から否定する左派野党は、やはり視点が狂って
るバカレベルと言わざるを得ません。言わせてスルーする
のが一番でしょう。

当地の紙製品、春日井市の O製紙工場が 昨秋火事
を起こしたり大変な状況でしたが、今は何とか復旧して
います。積み出しの貨物便を見かけると、何かホットと
するのも事実です。まずは お礼まで。
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