Blog~続・トイレの雑記帳

鉄道画像メインの「ゆる鉄写真ブログ」のつもりでしたが、
政治社会の事共について記したくなり、現在に至ります。

国会・衆院憲法審活性化は、正常化への一歩だ

2021-12-17 23:50:10 | 国際・政治

もうすぐ昨日の出来事となろうが、大阪市中心部にて生じた 20人超の犠牲を伴ったビル火災事故に、一言の弔意とお見舞いを申したい。出火原因は放火の線も考えられる由で、大阪府警には原因究明と容疑者特定に徹底して努めて頂きたい。事件性の有無を含めた経緯の解明と 容疑者があった場合の必要な厳しい処分こそ、亡くなられた各位への供養と負傷の方々へのお見舞いともなると信じる者だ。

本題です。新型感染症禍に伴う子ども向け給付金のあり方や、国土交通省他による不適切な統計対応などで 問題や課題も多い国会だが、その中にあって「ようやく」議論活性化の気配が見られる衆院憲法審査会。長らく改憲議論に消極的だった立憲民主党に、議論に応じる動きがみられたとの事だがどうなのか。以下 昨日の時事通信ネット記事を引用して、少しみて参りたい。

「与党・維・国、立民に集中砲火=衆院憲法審、選挙前と様変わり」

衆院憲法審査会は 12/16、岸田政権発足後初の自由討議を行った。先の衆院選で与党が勝利し、憲法改正に前向きな 日本維新の会と国民民主党が議席を伸ばす一方、立憲民主党と共産党が後退し、国会の勢力図は大きく変化。同日の討議は、改憲勢力が慎重なスタンスを崩さない立民党に集中砲火を浴びせる場となった。

審査会では まず各党が立場を表明。自民党が 改憲 4項目の一つである緊急事態条項創設の必要性を訴えた。これに公明党と国民民主党が同調。後者は議論加速へ分科会設置も提起した。日本維新の会も 独自の改憲案である統治機構改革の議論を深めつつ、さらに岸田文雄首相(自民党総裁) が改憲日程を具体的に示すことを求めた。

これに対し、立憲民主党は「憲法改正ありきであってはならない」と表明。さらに自民党 4項目が 安倍晋三元首相時代につくられた経緯を踏まえ「安倍 4項目ありきの議論に反対」と訴えた。共産党は「審査会は動かすべきではない」と主張した。

自民党は緊急事態条項に絡み「議員任期の特例は喫緊の課題だ。見解を求めたい」と立民党に要求。公明党は「速やかに議論を行うべきだ」と促し、維新の会も分科会設置を提案し返答を迫るなど、立民党に対する質問が相次いだ。

審査会は、参院予算委員会と並行する異例の日程で行われた。開催は 自民党と維新の会が強く主張。立民党は 枝野幸男前代表が進めてきた路線からの転換を図っていることもあり、今回は「例外的」に受け入れた。ただ 今後はより圧力が強まることも予想され、立民党中堅は「外堀を埋めてきている」と警戒感を示した。

憲法審の与党筆頭理事を務める 自民党の新藤義孝氏は、維新の会と国民民主党を「協力会派」と記者団に明言。来年 1月召集の通常国会に関し「審査会開催に影響力を出せる。(立民、共産に)議論を進めようと訴えていく」と語り、改憲論議の進展に自信を示した。(引用ここまで)

衆院憲法審査会のあり様につき、従来の立憲民主党・枝野前執行部は「憲法改正の議論さえ認めない」日共、社民の主張に傾き、改憲へ向けた議論に背を向け続けた趣があった。その姿勢の方が尋常ではないし、不健全だったのである。

安倍元政権期に提起された 改憲に関する自民 4項目については末尾の関連記事に譲る所もあるが、概ね我国の独立と健全な民主制の保持には欠かせない事共であり、もしも「より安全性の担保を」と言うなら それは憲法審査に前向きな党派で更に議論を重ねれば良い。改憲につき「その為の議論さえ認めない」日共、社民の不良姿勢は論外と申して良い。泉・立憲民主新執行部は、心あるならこうした左派野党の不良姿勢に中途半端に与せず「例外的出席」を外して正面から議論に加わる様 姿勢転換に努めるべきだろう。

とまれ 昨今の衆院憲法審活性化は、まだ「正常化への一歩」に留まるのも事実。ここから更に改憲へ向けての大きな一歩を踏み出せるのか、我々国民にとっても 祖国の将来と次世代の幸福がかかるだけに、真摯な向き合いと取り組み思考を求められる「正念場」ではないかとも思う。その為の議論を力強く前進させる為の、進行役としての岸田政権の力量も 勿論問われる事となろう。今回画像も以前ので恐縮。JR名古屋駅の直下から発進し、大阪・なんばを目指す 近畿日本鉄道の名阪新特急「ひのとり」の様子を。以下に 改憲についての「自民 4項目」記事をリンク致します。 4つの「変えたい」こと自民党の提案 (jimin.jp)

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